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元漫画家アシスタントの チェンマイ淡々通信 32 「タイのお葬式3」

 
《 写真上:葬儀2日目、僧侶が5人、読経にみえます。準備が整いました 》
 

 

             淡々通信 32
 

 
実は、3月に母が亡くなる数ヵ月前( 去年の後半 )から、二人いたお手伝いさんが、二人とも辞めてしまい大変な状況でした。 

母も、義母も、重度認知症、要介護度5。この1年以上、特に義母はせん妄が激しく、対応や介護が極めて難しくなっていたのです。

新しく来てくれるお手伝いさんも、長くても半月も務まりません。( 1ヵ月で3人も4人も人が変わります )

母も、義母(カミさんの実母)も、終末期に入ってからは、特に介護が大変だったのです。

24時間、認知症で寝たきり老人の横に寝て、排泄物や食事、シャワーの介助、床ずれや皮膚病、食欲不振と排便障害、認知症のせん妄など、普通に務まる仕事ではありません。

それをしてくれていた女中さんが、「明日からもっと稼ぎのイイとこ(観光客相手のお土産露店商など)」へ転職してしまう‥‥‥‥わけです。

1000㎡の庭と、400㎡の一戸建て、それを維持するだけでも人手が欲しいのに‥‥ 私のようにグズグズと動かない( 売れない小説書いてる )道楽亭主を持ったカミさんは悲劇です。

この4ヵ月ほどで10キロ以上痩せました。( 私も4キロほど痩せました )

 
さて‥‥

葬儀の日取りなど、最初は「お通夜、葬儀、告別式」の3日間を考えていたのですが、告別式の日取りが縁起が悪いとの事で、一日延長( 葬儀延長 )して、合計4日間行う事になりました。( 体重が減りそうです )

下の写真は、本格的になる葬儀の花飾りを準備しているところです。造花、生け花、いろいろありますが全部ご近所の奥さんたちが手伝ってくれるのです。 手前の帽子の人は、お菓子を運んでくれています。

下の写真は、上と同じく、遺影や祭壇、焼香台などに花を飾ってくれています。

下の写真が、午前中に届いた山車です。 ちなみに、これが何かすぐにわかる日本人の方は少ないかもしれませんが‥‥

この山車に、故人の棺をのせて、火葬場へ会葬者一同で引いて行くのです。タイの葬儀のクライマックスで使われる重要な山車です。故人を火葬する時に、同時に燃やします。

とても背の高い作りになっています。 こんなものを引いて行く場合、電線は大丈夫なのでしょうか。 写真の奥には沢山の電線が写っていますが‥‥

いったい、どうやってあの電線の下を通って行くのでしょうか‥‥‥? 
( それは、火葬場へ運ばれる時にわかります。来週か再来週に公開予定 )

 
下の写真は、前回ご紹介した「天国の家」。その中に日用雑貨品をそろえていきます。 葬儀専門の業者さんが朝からやってくれています。 かなり多くの日用品を入れています。

上の写真は、丁度今、「家」に名前を記入してくれているところです。
ちなみに、写真右に野良犬が写っていますが、葬儀中の4日間は門扉が開きっぱなしですので、野良犬、野良猫・・・・ウェルカム状態です。 

「天国の家」にも記されている、その名前がやっぱり「昭子コイケ」ではなく「明子コキケ」になっているのはご愛敬。

「家」の二階の中央には、お金もわずかですが飾られています。 カゴに分けて色々な物が置かれていますが、衣類、食器、炊事用具が多いですね。
 
 
下の写真は、お昼の準備、さらに夕食の分まで、本格的に忙しくなってきたご近所の奥さんたち。 全員が好意で駆けつけてくれました。

下の写真は、正面玄関のわきに用意した会葬者のテーブル席。
もう、多くの方が集まって来られました。 もちろん、私が知っている方は一人もいません。( どこかで見た事のあるような方はいらっしゃいます )

みなさん、仕事や家事や用事もあるだろうに、葬儀4日間の間に数回は訪ねてくれます。自分の都合の良い時に来てくれるわけです。

下の写真は、私の家の門の前。 バイクが並んでいますが、こんな感じでバイクがグルッと周りに駐車しています。 乗用車は専用に、お寺や、近所の工場の敷地などを駐車場にお借りしています。
写真の門扉の奥に、ちょこっと山車が見えます。けっこう高さがあります。

いよいよ、本格的に葬儀が始まります‥‥

ここまでが、序盤戦という感じです‥‥‥‥

 
 
 
 

              「 チェンマイ淡々通信 33 」 へつづく‥‥

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