【提言】 『実りの平和外交』 ~ "令和の米騒動"を教訓に、新たな安全保障へ
“令和の米騒動”は、果たして収束したのでしょうか。
たしかに、備蓄米の大量放出により、極端な品薄状態は解消されつつあるようです。
それでも、近くのスーパーの米売り場には「備蓄米の入荷は未定」という「お知らせ」が掲示され、棚には、依然として高い5kg=4000円台の銘柄米と、アメリカ産米が積み上げられていました。
私は、「加生川柳『備蓄米』」という記事の中で、「安いお米は、今回のような備蓄米の投げ売りではなく、持続可能な農業政策と強力な物価対策によってこそ実現する」と指摘しました。
今回の米騒動は、日本の食料安全保障がいかに脆弱であるかを如実に物語っています。
さらに、それは単なる一国の需給の問題ではなく、世界の食と農が深くつながっている現実を示していると、私は考えています。
いま世界は、深刻な食料・気候・戦争・格差という四重の危機に直面しています。
ガザでは、子どもや母親がわずかな支援の食料を求めて、廃墟となった街をさ迷うなか、そうした人々をイスラエルの兵士が狙い撃ちしています。
そんな悲惨な現実が、まさにこの四重の危機を象徴しているのではないでしょうか。
いまこそ世界は、武器ではなく、農業と食料を平和のための手段とするべき時期にきているのではないかと、私は思います。
そこで私は、新たな安全保障として『実りの平和外交』を提唱したいと思います。
それは、農業・食料・水・種子・生態系の共有を通じて、国家間の信頼と協力関係を築き、軍事に頼らず、持続可能な平和を実現する新しい外交方針です。
この構想は、日本がこれまで培ってきた農業技術・災害対応力・地域協力の実績を生かし、「農」で国際社会とつながる平和な未来を描くものです。
日本は環境調和型の水田農法を持ち、生物多様性農法(注1)や米の備蓄制度を整え、先端技術を活用したスマート農業(注2)をめざしている国です。
『実りの平和外交』は、こうした先進的な農業と、世界に誇るべき平和憲法を合わせ持つ日本だからこそできる“平和のための国際貢献”です。
その実現に向けて、具体的には以下の5項目を提案します。
1 アジア農業安全保障ネットワークの構築
日本・ASEAN・韓国・中国などの近隣諸国と、食料備蓄・支援のための相互協力協定を締結する。
2 水・灌漑・種子の共同開発・保全と技術協力
気候変動下で持続可能な農業に欠かせない、水資源や灌漑技術、災害に強い種子の共同開発と保全を推進し、相互に必要な技術協力を行う。
3 国連との連携強化
国連のFAO(国連食糧農業機関)やWFP(国連世界食糧計画)との連携を強化し、日本の備蓄米や農業資源を国際食料援助に活用する。
4 自治体、市民レベルによる、農業を通じた国際交流の促進
政府間での国際協力に加えて、自治体やNPOなど市民レベルによる、食と農に関する国際交流を促進する。
このため、例えば、各自治体が地域の特産品や農業技術を生かして、「実りの平和外交青年協力隊」を結成し、世界の姉妹都市や農村地域に派遣することにより、技術支援と市民交流を促進する。
5 農業=地球的公共財というビジョンの共有
農業は食料を確保するだけでなく、環境と調和する農業を促進することで、地球環境を保全し、気候変動に対処するための重要な手段となります。
また、農業は食文化を通して様々な国の文化を支える基盤であり、自然と文化の多様性を育む、地球的公共財でもあります。
こうした食と農を地球全体で守るというビジョンを各国と共有することは、軍事力に頼らない安全保障を実現し、食料・気候・戦争・格差という四重の危機を乗り越えるための道標となるものです。
結びに
この『実りの平和外交』は、これからの農業を地球と命をつなぐ持続可能な農業へと転換することで、日本が世界に貢献できる新たな平和外交を提唱するものです。
いま、世界に必要なのは、武力による威嚇ではなく、「食で支え合う平和」への道ではないでしょうか。
この構想に賛同してくださるすべての人々とともに、「農」を通じた連帯の輪が、日本から世界へ広がっていくことを願ってやみません。
ありがとうございました。
*この構想は、生成AIを活用しながら、私の考えをまとめたものです。
(注1)
(注2)
(参考)
ChatGPT英語訳はこちらです。
