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加生川柳 「備蓄米」


備蓄米   
        行列作る
               米騒動   

行列も
        庶民の味方
                備蓄米

古古古米
        ニワトリ用じゃ
                ありません

「貧乏人は麦を食え」
             麦の代わりに
                       備蓄米

下がったか   
        1キロ足りない       
                     銘柄米


備蓄米を求めて、スーパーには朝から長蛇の列。
それでもすぐに完売御礼。
まるでオイルショックの再来のようです。
これでは、貧乏人は麦と備蓄米で我慢しろと言わんばかり。

そんななか、3000円台の銘柄米を発見!
ようやく安くなったのか?
と思いきや、よく見ると5キロ入りではなく、4キロ入りの袋でした。
なんと姑息な!
いや、逞しい商魂と言うべきか。


どや顔で
       ドンドン出すぞ!
                        備蓄米

叩き売り
       バナナに倣え
                   備蓄米

備蓄米
        足りなかったら
                    トランプだ

正面に
        カリフォルニアの
                        米鎮座


本来、100万トンの備蓄米は不作や災害、パンデミックなど、いざという時に備えて蓄えていた大切なお米です。

政府は、東日本大震災でも放出した備蓄米は4万トンだったので、十分対応できると強弁していますが、残りわずか10万トンで本当に大丈夫なのでしょうか。

いつ起こってもおかしくないとも言われる南海地震など巨大地震が発生した際に、「想定外だった」という言い訳は、二度と聞きたくありません。

それでは、備蓄米が足りなければ、外国から輸入すればよいのでしょうか?
関税がいやならアメリカ産米を買えと脅す、トランプ大統領のニンマリとした顔が目に浮かぶようです。

早くもスーパーには、5キロ入り3000円台のカリフォルニア米が売場の正面に、うず高く積まれていました。
食料品で唯一、ほぼ100%の自給率を誇る米も、もはや風前の灯です。
危うし、国産米!

新米も
        安くしろでは
                あがったり!

一粒も
        残すな今は
                米がない

農政は
        ノー政ですか
                    備蓄米


子どもの頃、お米はお百姓さんが苦労して作った大切な食べ物だから、一粒も残してはいけないと、よく言われたものです。

昨今、物価が高騰する中で、苦労して作ったお米が高く売れなければ、米農家は生産を続けることができません。

その米農家は、長い間、減反政策で米を作るなと言われ続けてきました。
今度は米が足りないから、もっと作れと言われても、担い手不足と高齢化が進んだ今では、そう簡単にはいきません。

これでは、農政ではなく、ノー政だと言われても仕方がありません。

政府は備蓄米放出以前に、農家が安心してお米を作り続けることができるようにすることこそ、あるべき農政ではないでしょうか。

安いお米は、今回のような備蓄米の投げ売りではなく、持続可能な農業政策と強力な物価対策によってこそ実現するのだと、私は思います。
      
そもそも、今回の令和の米騒動は、政府が自ら招いた失政の結果であり、それを備蓄米の大量放出で派手に演出して見せる「マッチポンプ」 の茶番劇のようだと感じるのは、私だけでしょうか?


備蓄米
        マッチポンプの
                       茶番劇


農家が安心して作ったお米を、庶民が感謝していただくことができる、
そんな当たり前の農政が、なぜできないのでしょうか。

失礼しました。



【提言】『実りの平和外交』~令和の米騒動を教訓に、新たな安全保障へ


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