「運動センスがいい人」の正体。たぶんこれです!たぶん。
押忍!空手家パパです!
今回の話もめちゃくちゃ主観的な話になります。もはやおじさんの独り言レベルです。
だって明確にこの内容で指導はしたことないんだもん。
※と、言うのもこの動作、初心の方とか子供達に教えると間違った方向に行く可能性高いと感じるので、あまり伝えないようにしてます。
(ノートの記事ではちょっと出してる)
分別がつく大人の方や新たな稽古やってみたいなーって方、もしよければ読んでみてください🙇♂️
では、いざ、本編。

実は私、「あの子はセンスがあるね」とか、「あの子はちょっと時間かかるなー」とかすぐにわかります。(指導してる人はみんなわかる)
姿勢が良い、脱力できているなど、要因は色々とあるのですが、「運動センス」という言葉に着目すると一つの大きな能力が関係してます。
それは、「言われた動作、見た動作を、自分の体で正確に再現できるか」ということです。
言い換えれば、「自分の身体感覚にどれだけ敏感か(解像度が高いか)」という能力の差が、センスの正体なんです。
■ センスの正体は「固有受容覚」の高さ
スポーツ理論では、自分の体の位置や動き、力加減などを感じるセンサーのことを「固有受容覚(こゆうじゅようかく)」と呼ぶそうです。私も初めて知った!
「腕を真横に上げてください」と言われた時、鏡を見なくてもピッタリ真横に上げられる人は、このセンサーの精度が高い状態です。
逆にズレてしまう人は、頭の中のイメージと実際の体の動きが一致していません。
この「脳の指令」と「実際の動き」のズレをなくしていくことが、センスを磨く(身体操作を高める)ということになります。
では、どうやってこのセンサーを鍛えればいいのか?
実はオススメの誰でも日常でできるマニアック稽古があるので紹介します!
■ 稽古①:自分の出している「音」を聞く
まずは、「自分の音を聞く」ことから始めます。
* 止まっている時:自分の呼吸音、咀嚼音(ごはんを食べる音)
* 動いている時:自分の足音、ドアを開け閉めする音、服が擦れる音
なぜ音なのか? それは、音がもっともわかりやすい動きの答え合わせだからです。
ドスドスと足音が鳴っている時は、関節が固まり、無駄な力が入って地面に衝突している証拠です。※実は空手の形やるとすごくわかります。形サイコー!
音を観察することで、自分の体が今どういう状態にあるのかを客観的に感知するセンサーが育ちます。
■ 稽古②:究極に「音を消して」動く
自分の音になんとなーく敏感になったら、次は「なるべく音を出さないように(丁寧に)動く」という段階に入ります。
ここで注意してほしいのが、コントの泥棒のように(志村けんイメージ)体にギュッと力を入れて、抜き足差し足で歩くのはNGだということ。筋肉が緊張しまくりです。
大事なのは「イメージの力」を使うこと。
お祭りでもらえる「水が入ったヨーヨー(水風船)」を自分の体に重ねてみてください。
体の中がチャプチャプと水で満たされていて、動くたびにその水が揺れて衝撃を吸収してくれる感覚です。水風船がフワッと地面に着地するように、体の中を柔らかく保ちながら動きます。
※これ私がやりやすいイメージです。想像は自由です!「紙」でも「スライム」でも、自分なりの『柔らかいイメージ』で大丈夫!
「どうすれば音が消えるか?」と、柔らかいイメージを探りながら体を動かす。
実はこの「音を消そうとする内側への意識」こと自体が、自分の関節や筋肉の微細なコントロールに直結します。
(※ぶっちゃけ、音が実際に消える必要はないです。音を消そうと意識することがキモです)
ちなみに柔らかくしすぎると姿勢崩れます。頭がまっすぐ上に引っ張られる感覚は維持した方がいいです。(下記記事参照)
■ 日常の「ちょっとした瞬間」に忍ばせる
「よし、じゃあ今日から24時間ずっと音を消して生活しよう!」……とは思わないでくださいね。
ヤバいやつです。ゴルゴです。家族に気味悪がられます(笑)。
「朝、階段を降りる時だけ」「このコップをテーブルに置く時だけ」など、1日1回のゲーム感覚で十分です。
この「音を消す」という意識を、ランニングやウォーキング、そして空手などの「形稽古」の瞬間に活かしていくと、体の使い方が劇的に変わって行きます!オススメです!
■ 「内側」と「外側」のバランスを忘れない
最後に一つだけ大切なお話をお伝えしておきます。
初心の方や子供達に教えてない理由でもあるんですが、、
今回の「音を聞く・消す」というのは、徹底的に自分の内側に意識を向ける稽古(内観)です。
武術や身体操作において、この内側への意識ばかりを突き詰めすぎると、
「筋トレなんて一切不要である」
「俺は今、内なるチャクラを練っているんだ……はああああ!」
といった、友達がいなくなる方向に向かいます。
スポーツや武術は、相手の動きや周りの環境という「外側」と関わるものです。「内側を整える稽古」と「外側を見る稽古」、この二つのバランスが揃って初めて、本当に使える身体操作になります。
その外側のお話は、また別の機会に。
運動センスは、生まれ持った才能の魔法ではありません。日々の「音とイメージの意識」で後天的に磨ける技術です。
自分の陣地(身体感覚)は、知識と構造を使って自分で整えよう。
共に戦いましょう。押忍!
記事の中で出てきた水風船のイメージ深掘りしたい方はこちら💁
別のアプローチからの内観はこちら💁
押忍!
