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身体の遅れに気づいた朝、道の駅で余白を取り戻す|大型連休の富山訪問記(2026年5月)

氷見へ向かう途中、目の前の信号が黄色から赤へ変わりました。

少し遅れて、ブレーキを踏みます。
止まれたものの、自分の反応が鈍っていたことに、その瞬間気づきました。

夜通し運転していた疲れと、雨晴海岸で無事に日の出を見られた安堵感。
その両方が、身体の中で一気に表に出てきたようでした。

<前回の記事はこちら▼>
夜と朝の境目で、海だけが先に光を受け取っていた(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ

この記事では、雨晴海岸を離れたあと、氷見で身体を休めながら過ごした時間について書きます。


🚙まずは、眠れる場所を探していた


しばらく走ると、道路の両側にアーケードが続く街並みに入りました。

忍者ハットリくんなど、藤子不二雄さんのキャラクターの看板がところどころに見えます。

「ああ、氷見に来たんだな」

そんなことを思いながら、道路標識を頼りに道の駅を目指しました。

駐車場へ着くと、もう身体のほうが限界に近かったのか、クルマを停めたあと、すぐ眠りに落ちます。

ただ、朝の陽射しがだんだん強くなり、車内は少しずつ暑くなっていきました。

ドアを開けると、今度は海からの冷たい風が入ってきます。

寝不足の身体には、その冷たさがむしろ鋭く感じられて、逆に落ち着きません。

結局、ドアを閉め直して、窓だけ少し開け、ブラインドを下げて眠ることにしました。

クルマの中にいるのに、暑さと寒さの両方に挟まれている感じでした。


🚙道の駅の場所を間違えていた


しばらくして、散歩へ出ていた妻が戻ってきました。

「道の駅、橋を渡った向こうみたいよ」

スマホでホームページを確認して、住所をカーナビへ入れ直すと、たしかに別の場所を目的地にしていました。

眠気の残った頭で、慌ててクルマを出します。

橋を渡り、最初の信号を曲がると、本来向かいたかった道の駅が見えてきました。

ただ、駐車場はほとんど埋まっています。

「停められるかな」

そんなことを考えているうちに、少し離れた場所に空きを見つけました。

クルマを停めたあと、小さく息を吐きます。

その頃には、目的地へ着くこと自体が、一つひとつ小さな仕事のようになっていました。


🚙温かいつゆが、ようやく身体に入ってきた

道の駅の周辺は、陽射しが出ていても風が冷たく、フリースを着ていても少し寒さが残っていました。

いくつか開いている飲食店の中から、「氷見うどん」の店へ入ります。

手打ちの麺はやわらかく、でも少しだけ弾力がありました。
温かいつゆを飲むと、身体の内側がゆっくり戻ってくる感じがします。

夜通し走っていた間、ずっと張っていた感覚が、少しだけ緩みました。

食べ終わると、子どもは足湯へ向かい、私たちは海沿いを少し歩きます。

風はまだ冷たいままでしたが、身体が温まったせいか、寒さをそこまで感じません。

立ち止まって海を見たり、また少し歩いたり。

目的地へ急いでいた夜とは違って、ようやく速度が落ちてきた感じがありました。

そしてまた、自然と眠気が戻ってきます。

クルマへ戻り、再び仮眠を取ることにしました。


🚙余白がなかった時間のあとで


夜通しの運転疲れは、思ったより長く残っていました。
仮眠を取っても、頭の奥にぼんやりした感覚が残り続けます。

年齢のせいなのか、それとも単純に休み方が足りないのか、自分でもよく分かりません。

このあと、また運転することを考えると、少し不安もありました。

洗面所へ行き、歯を磨いて、顔を洗います。
冷たい水が顔に触れた瞬間、頭の奥まで少しずつ感覚が戻ってくるようでした。

眠気を消すというより、自分の身体へ、もう一度スイッチを入れている感覚に近かったです。

道の駅を出る頃には、少しだけ頭も身体も整っていました。

このあと、もう一度、雨晴海岸へ戻ります。

(つづく)

<次の記事はこちら▼>
昼の海岸は、朝とは別の場所のようだった|大型連休の富山訪問記(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ



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