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昼の海岸は、朝とは別の場所のようだった|大型連休の富山訪問記(2026年5月)

氷見を出発して、再び雨晴海岸へ向かいます。

<前回の記事はこちら▼>
身体の遅れに気づいた朝、道の駅で余白を取り戻す|大型連休の富山訪問記(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ

走っている道は、朝に通ったものと同じはずでした。
それなのに、流れている景色の印象がまるで違いました。

朝はほとんどクルマがいなかった道に、今は何台もの車列が続いています。

夜明け前に静かだった海沿いは、昼に近づくにつれて、少しずつ観光地の顔になっていました。

この記事では、氷見で休息を取ったあと、再び雨晴海岸へ戻ろうとした時間について書きます。


🚙「停められないかもね」


雨晴海岸近くの交差点へ近づくと、クルマの流れが急に遅くなりました。

信号を一回で渡れません。

止まって、少し進んで、また止まる。
交差点を抜けるまで、4回くらい信号待ちをした気がします。

反対車線には、高岡方面から続く長い渋滞。

子どもが窓の外を見ながら、
「他県ナンバー多いね」と言います。

たしかに、見慣れない地域のナンバーばかりでした。
みんな、同じ場所へ向かっているようでした。

「停められないかもね」

子どもが小さくつぶやきます。

道の駅の駐車場入口では、係員の方が満車であることを伝えていました。

横断歩道には、海岸へ向かう人たちが次々と渡っていきます。
クルマは一台ずつ停まり、その流れを待っていました。

その横を、JR氷見線のディーゼルカーが通り過ぎていきます。

「どこかに停めて、列車で来るしかないな」

そう思って、一度、雨晴海岸を通り過ぎることにしました。
高岡方面からの渋滞は、その先までずっと続いていました。


🚙真っ暗だった道に、街があった


雨晴海岸を離れてしばらくすると、朝に通った道へ戻ります。
夜中は真っ暗で何も見えなかった場所に、住宅や店が並んでいました。

「ああ、こういう道だったんだな」

同じ道なのに、時間が変わるだけで別の場所みたいでした。

運転している横で、子どもがスマホを見ながらJR氷見線の時刻表を調べ始めます。

途中駅に駐車場があれば、そこから列車に乗ることも考えていました。
でも、次の列車が高岡駅を12時過ぎに出ることが分かり、その時間ならクルマで高岡駅まで行けそうでした。

私はカーナビの目的地を、高岡駅へ変更します。


🚊路面電車が通り過ぎる街


高岡駅へ近づくにつれて、道路の中央に線路が現れました。

そこを、時折、路面電車が静かに通り過ぎていきます。

「万葉線だね」

スマホで調べた子どもが、少し興奮したように言いました。

妻が窓の外を見ながら、
「なんだか九州みたいだね」とつぶやきます。

私も、少しだけ同じことを思っていました。

見たことがない景色なのに、
どこか別の旅の記憶と繋がる瞬間があります。


🚊今度は列車で向かう


高岡駅近くの駐車場へクルマを停め、JR氷見線に乗ります。

IC乗車券が使えることに少し驚きました。
ただ、子どもはICカードを持ってきていなかったので、一人分だけ券売機で切符を買います。

ホームへ上がると、氷見行きの普通列車はすでに混んでいました。
席は埋まっていて、同じように雨晴海岸へ向かう人も多そうです。

後ろの車両のドア付近に立つことにしました。

発車すると、高岡から続く街並みを抜けていきます。
途中駅で降りる人もいましたが、それ以上に乗ってくる人が多く、車内は少しずつ混雑していきました。

雨晴駅の一つ前、越中国分駅を出たあたりで、急に海が見えます。

その瞬間、目的地が近づいていることが分かりました。


🚉再び、海へ向かう


雨晴駅へ到着すると、乗っていた人のほとんどが降りました。

小さなホームは、一気に人で埋まります。
改札を出るまでにも少し時間がかかりました。

朝、静かだった駅とは別の場所みたいでした。

ここから、帰りの列車まで約1時間半。
もう一度、海のほうへ歩いて向かいます。

(つづく)

<次の記事はこちら▼>
クルマを置いてでも、もう一度見たかった海があった|大型連休の富山訪問記(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ


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