太平洋フェリーで北海道とお別れ|北海道・東日本パスで宗谷岬を目指す旅#17(2025年12月)
<前回の旅行記はこちら>
空港を経由して、港へ向かう|北海道・東日本パスで宗谷岬を目指す旅#16(2025年12月)|げじげじくん
乗船の3時間前、登録していたメールに通知が届きました。
フェリーの乗船用QRコードです。
子どもにLINEで送り、スクリーンショットを撮るように伝えます。
海外の修学旅行でやったことがあるらしく、操作は驚くほどスムーズでした。画面を確認して、こちらがほっとします。
苫小牧駅前からバスに乗り、出港2時間前にフェリーターミナルへ。
建物の中には、これから同じ船に乗る人たちが、静かに時間を過ごしていました。

苫小牧駅南口(改札口出て右側)の「1番乗り場」から
「24番系統」のバスで向かいます

他にも大洗や八戸行きもここから出航します
🚢船に乗るまでの時間
乗船開始は、17時30分。
売店をひと通り眺めたり、椅子に座ってぼんやりしたりして、時間をやり過ごします。

近くには土産物屋さんもあります
やがて案内が流れ、スマホの画面をかざして船内へ入りました。
自分たちの寝台の位置を確認すると、ようやく「乗った」という実感が湧いてきます。

手前のテーブル下のスペースに荷物を置くとホッとしました
まず向かったのは、コインランドリーでした。
洗濯機と乾燥機を回している間に、浴場へ。

コインランドリーや浴場は6Fにあります
船内各所に案内板があるので便利です
冷え切っていた身体に、湯気が広がります。
出港前から入れるのが、ありがたく感じられました。
🚢離れていく灯り
入浴している間に、船は動き出したようでした。
外に出ると、北海道の陸地が、少しずつ遠ざかっています。
夕食は、船内のバイキングではなく、苫小牧駅のコンビニで買ってきたもの。
船内の給湯器で、持ち込んだカップ麺にお湯を注ぎます。
以前から、一度やってみたかったことでした。

窓側のフリースペースに親子で座って食べました
食べ終わるころには、洗濯も乾燥も完了していました。
これで、帰宅後の洗濯は最小限で済みそうです。
早めに動いてよかった、と素直に思います。
🚢ようやく眠る夜
船内は、思っていた以上に暖かく、半袖短パンの人も見かけました。
貴重品をロッカーに預け、寝台へ戻ると、早めに眠気がやってきます。

親子の財布やきっぷ類を一晩預けました
暗証番号式で何度でも出し入れ可能です
21時過ぎ、自然と目を閉じました。
夜遅く着いて、早朝に動き出す日が続いていたので、身体が正直に反応したのだと思います。
子どもは、消灯後もずっと外を眺めていたそうで、眠ったのは日付が変わってから。
その話を、翌朝になって聞きました。
🚢朝のデッキで
目が覚めたのは、7時30分。
朝食のバイキングもありましたが、仙台でのお目当てを思い出し、今回は見送ります。
デッキに出ると、風が強く、陽射しがまぶしい。
それでいて、はっきりと暖かい。


眩しさと陽射しの暖かさは久々…
北海道にいた間、陽射しを感じることはほとんどありませんでした。
光に温度がある、という感覚を、久しぶりに思い出します。
ただ、風は予想以上で、足元が少しすくみました。
自分が海に落ちないか、スマホを落とさないか。そんな心配が、頭をよぎります。
子どもも、少し怖そうにしていました。
🚢近づく陸
牡鹿半島あたりから、陸地がはっきり見えるようになります。
仙台港が、近づいてきているのが分かりました。

もうすぐ仙台港に到着ですね

正直に言うと、もう少し、船に乗っていたかった。
楽しい時間は、気づくと過ぎているものです。
予定より少し早く、9時55分ごろに下船しました。
ずっと北海道にいたせいか、仙台の空気が、やけに暖かく感じられます。

🚢港から駅へ

10時20分発のバスを逃すと次は12時台…

既にバスは待機していました
仙台港からは、バスで最寄りの中野栄駅へ。
車内は、私たちと同じように、手荷物や土産物を抱えた人たちでいっぱいでした。
ここから、また列車の旅が続きます。
ただ、フェリーで区切られた一夜が、確かに、身体の奥に残っていました。
北海道は、もう遠い。
でも、その距離を、ゆっくりと実感できた時間でした。

また乗ってみたいなぁ
(つづく)
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