一時帰国、それはカロリーとの戦い 〜日本の味に敗北する日々〜
「今回は太らないように気をつけよう」
一時帰国のたびに、私は心にこう誓う。
誓った瞬間は真剣なのに、現実はまるで違う方向に進む。
羽田空港に降り立つやいなや、第一ラウンドが始まる

長時間フライトを経て羽田空港に到着。
体はクタクタ、でも心は妙にハイテンション。
なぜかって?それは「あの場所」があるからだ。
そう、コンビニである。
羽田空港第2ターミナルのファミマに向かう足取りは軽い。
「やっぱ日本のコンビニ、神だわ….」と心の中で叫びながら、朝6時台のイートインスペースでしみじみ食べる。
異常な幸福感が体に染み込んでくる。
もうこの時点で「体重やカロリーに気をつける」気などゼロ。
実家への帰路は、もはやグルメ旅

空港から実家までの乗り継ぎ途中、駅のプラットフォームにて、立ち食いそばの誘惑に屈する。
だしの香りが鼻をくすぐり、つゆの湯気に吸い寄せられるように券売機に小銭を投入。
あっという間に目の前には、ネギたっぷりのかき揚げそば。
さきほど空港で朝ごはんを食べたばかりなのに、するすると胃に収まっていくのはなぜだろう。
「……うまっ!!」
胃袋の容量は無限大モードに突入している。
そこから先は、日本食との感動の再会祭り
日本に着いた瞬間からカロリーとの戦いは始まっている。
親戚巡りはもはやフードバトルツアー。
「これも食べていきなよ」と言われたら断れないのが日本の情。
おばあちゃんの煮物、叔母さんの手作りケーキ、いとこの嫁の気合い入りカレー。
胃袋が悲鳴を上げても、心が「YES」と叫ぶから仕方ない。
そして、コンビニは日々のルーティン。
新作スイーツに弱いし、地域限定お菓子なんて見たら最後。
深夜のからあげクンとプレミアムロールケーキがもはや「日課」となる。
そして鏡の中に、誰かがいる

ふと鏡を見ると、そこには見慣れぬ輪郭の誰かが立っている。
まんまるの頬、もちもちの二の腕。
でもこれはきっとむくみ。
気圧のせい。たぶん…うん、たぶん。
これを年に数回の帰国で繰り返しているのだから、人間の学習能力ほど当てにならないものはない。
まだ一時帰国は始まったばかりなのに
スーツケースの中には、すでに柿の種、じゃがりこ、カップ麺、ご当地限定スナックが詰め込まれている。
それを見て、心の中でつぶやく。
「……次はもっと健康的な一時帰国にしよう」
ていうか、まだ、日本に帰ってきて3日め。
反省するのが早すぎるとは思うけど、まぁ、いつものことだ。
「我が人生に悔いなし」そんな生き様を丸くなった背中で語りたい。
【関連note】
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