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数字は下がったが人生は豊かになったスモールジャイアントなキャリア【育休と転職】

はじめに

キャリアを考えるうえで、数字だけでは測れない価値があります。
木下斉さんの「ジブン株式会社ビジネススクール」今月のテーマはスモールジャイアントということで、これまで2本のnoteを書きました。

スモールジャイアントとは、規模や数字だけではなく、自分にとっての本質的な価値を重視する考え方です。今回はスモールジャイアントの中でも、「数字は下がっても、やってよかったこと」について私の育休・転職経験についてシェアします。

事例① 育休を取ったことで「昇格タイミング」という数字は下がった

上で紹介した先日のnoteで、育休をとったことで同期と比べて昇格試験のタイミングが遅れてしまい、どす黒い感情を覚えたことを書きました。昇格試験自体は育休復帰から1年後に受験できたので、結果としてはそこまで『遅れた』感はありませんでした。が、同期との横並び幻想が崩れたことで、当時は焦りや葛藤もありました。とはいえ、育休は決してキャリアの上でネガティブなことだけではありませんでした。

得られた価値としては、育休で仕事を離れ、自分が本当に望む働き方やキャリアを見直す貴重な時間になったことです。具体的には育休中の人が主に参加する社外の勉強会に参加したことで、育休中の方とのつながりができたこと、また勉強会の内容もロジカルシンキングやクリティカルシンキングなど、育休復帰後の時間成約ある働きを大いに助けてくれる内容でした。

また、それらの○○シンキング系の考え方のおかげで皮肉にも(?)、現職に留まり続けるのが自分の望むキャリアなのだろうか、と考えるきっかけとなりました。色々な働き方をする人のブログなどインプットしつつ、自分なりに働き方を考えた結果、もう少し時間や場所の裁量を利かせた働き方や、スピード感のある仕事をしたいと考えるようになりました。

実際に転職したのは育休復帰から3年経ってからではありましたが、当時の仕事に必要以上にしがみつかず、柔軟に外へ目を向けられたのは育休が大きなきっかけでしたね。

事例② 転職で「年収」は下がったが、人生の自由度は上がった

上記で述べた転職では、9年勤めた研究職からIT系ベンチャーの経理・総務ポジションへの転職でした。今はまた別の会社にいますが、当時の転職で数字として下がったのは年収です。

年収が下がったことで、貯金が前ほど増えないなぁという妙な焦りはありましたが、得られた価値としてはフルリモート勤務による時間と場所の自由です。

もともとそこまで職場から遠方に住んでいたわけではないのですが、通勤やそれ関連のストレスも減りました。フルリモートというと子育てとの両立面を語られることが多く、もちろん我が子と物理的に近くにいる安心感もあります。個人的にはそれと同等以上に感じたのはキャリアへの効果です。我が家の場合は夫が転勤可能性のある仕事のため、『夫が転勤になったら私の仕事はどうなるんだろう』という研究職(出社)時代の地味なストレスからも解放されました。

スモール・ジャイアント的に考える「数字より大事なこと」

もちろん私も、外部から与えられたKPI(昇格、年収)に囚われたことはありましたが、個人的な経験としてはずっとそれを追っていると心が消耗するなぁということです。

スモール・ジャイアントの発想として、自分が本当に大事にしたい価値を軸に意思決定するという要素があります。

昇格が周囲より遅れたり、転職で年収が下がるなど、世間から重視される規模や数字は小さくなったとしても、自分の意思決定や軸の置き方次第で満足度や充実感は大きくできるのだと感じました。

私の場合は育休で働き方を内省するきっかけとなり、転職に目を向ける考えに至ったこと、また転職で自身のキャリア不安やそれによる精神的なストレスを軽減できたからです。

「数字が下がる」ことは、必ずしも失敗ではないことを育休や転職、そしてスモールジャイアントの考え方から改めて実感しています。

おわりに:自分にとっての価値を最優先に

私の育休と1回目の転職は、『数字』だけ見るとマイナスがあるのは否めません。とはいえ、自分の働き方に関する価値観やそれによるメンタルへの効果など長期的な効果に目を向けると、間違いなくプラスです。

今は3回目の転職を実は企てていますが、年収や知名度など必要以上に外部の数字に振り回されず、自分の軸で意思決定してスモール・ジャイアントな人生・キャリアを引き続き目指していけたらと思います。

それではまた!

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