ブンちゃん、掲示板を作る
こんにちはKENです😆
今日もブンちゃんと一緒に、介護について考えていきたいと思います🫡
前回の話しはこちら
今回のテーマは、掲示板作り
介護施設には、いろいろな掲示物があります。
季節の飾り
行事の写真
職員紹介
ご家族へのお知らせ
ユニットの目標
利用者さんの作品
ただ紙を貼っているだけ
そう見えるかもしれません
でも、私は掲示板も介護現場の大切な仕事だと思っています
ご家族が面会に来た時に、普段の様子を知るきっかけになる
職員同士で、目指す方向を共有するきっかけになる
利用者さんが自分の作品を見て、少し誇らしそうな表情をすることもある
掲示板は、静かにそこにあるけれど、現場の空気を少し変えてくれるものです。
だから私は、今年の掲示板を少し新しくしたいと思っていました。
「ブンちゃん、ちょっと相談があるんだけど」
ある日のこと。
私はブンちゃんに声をかけました。
「はい、KENさん。どうしましたか?」
「ユニットの掲示板を新しくしたいんだよね」
「掲示板ですか?」
「うん。今年は職員紹介の掲示板を、少し違う形で作りたいんだ」
「違う形、ですか?」
「そう。去年も作ったんだけどね。なかなか大変だったんだよ」

昨年も、職員紹介の掲示板を作りました。
その時はGoogleフォームを使って、職員一人ひとりに入力してもらう形にしました
名前
好きなこと、得意なこと
ひとことメッセージ
そんな質問を作って、それをスプレッドシートにまとめました
仕組みとしては悪くなかったと思います
職員それぞれが自分のことを入力する
それを一覧にして、掲示物として整える
やり方としては、かなり効率的に見えました
ただ、実際にやってみると、なかなか大変でした
写真も一人ずつ撮ってもらったのですが、大きさがバラバラだったり、向きが違ったり、表情の雰囲気がそろわなかったりしました
それを一つひとつ直して、見やすく整えて、掲示物として使える形にしていく
気がつくと、結局ほとんど私が一人で作っていました
もちろん、職員が協力してくれなかったわけではありません
ただ、パソコンが苦手な人もいます
「スプレッドシートって何?」
そんな空気もありました
介護の現場では、パソコンが得意な人ばかりではありません
むしろ、日々の介助や利用者さんとの関わりは得意でも、パソコン作業になると急に手が止まってしまう人もいます
それは悪いことではありません
人には得意なことと、不得意なことがあります
だから今年は、やり方を少し変えることにしました。
「ブンちゃん、今年はね、あなたに手伝ってもらいたいんだ」
「僕に、ですか?」
「うん。職員紹介ポスターを作るためのGPTsを使ってみたいんだよ」
今年は、ブンちゃんと一緒に作ったGPTsを使ってみることにしました。
職員紹介ポスターを作るためのGPTsです。
個人用と、複数人用を作りました。
個人用は、職員一人分の紹介掲示を作るためのものです。
名前、写真、経験年数を入れると、その人らしさが伝わる紹介文や、掲示用の形を考えてくれます。
写真も、そのまま載せるのではなく、掲示物に使いやすいイラスト風に整えることができます。
複数人用は、ユニット全体や部署全体の職員紹介をまとめて作る時に使えるようにしました。
個人で作る掲示板は、その人にスポットを当てる感じです。
たとえば、
名前
経験年数
キャッチフレーズ
ひとことメッセージ
その人らしい雰囲気のイラスト
こういうものを一枚にまとめます。
見た人が、
「あ、この職員さんってこんな人なんだ」
と少しでも感じられるような掲示物です
今回は実際の職員さんの写真を載せるわけにはいかないので、サンプルとして我が家のトイプードルの親分で一枚作ってみました
親分にも、ちょっとだけ協力してもらいます
こんな感じです

私の部署には、職員一人ひとりの紹介掲示板を作ってあります😁
複数人用のサンプルは、実際の職員さんが入ってしまうので、ここには載せられません😭
ただ、ユニット名やイメージカラー、合言葉などを入れると、職員紹介用のポスターをPowerPointやPNGで作成できます👍
PowerPointなら、あとから文字や配置を修正できるので、現場でも使いやすいと思いました😁
介護施設では、ご家族が職員の顔と名前を覚えるのは簡単ではありません😓
職員側も、忙しい日々の中でゆっくり自己紹介をする機会は多くありません😅
だからこそ、こういう掲示物があると、少し会話の入口になります✨
「この職員さん、こんな人なんだ」
「この人、長く働いているんだね」
「なんだか話しかけやすそう」
そんな小さなきっかけになるかもしれません
今年は、いきなり「これで作ってください」ではなく、写真の撮り方から説明しました。
顔が切れないようにすること。
明るい場所で撮ること。
できるだけ同じ距離で撮ること。
掲示した時に見やすい写真にすること。
そういうところから始めました。
そして、ブンちゃんが作ってくれたGPTsの使い方も説明しました。
その中で、他の職員にも少しずつブンちゃんのことを知ってもらえました。

「これ、AIで作れるの?」
「こんな感じになるんだ」
「ちょっと面白いね」
そんな声もありました。
上司にも相談して、掲示物を作る係を作ってもらいました
すると、昨年とは少し空気が変わりました
私が一人で抱えるのではなく、みんなで作っている感じがありました
「これでいいかな」
「写真、こっちの方がいいかな」
そんな会話もありました
昨年は、仕組みは作ったけれど、結果的に私が抱え込んでしまった部分がありました
今年は、仕組みを作るだけではなく、みんなが参加しやすい入口を作ることを意識しました
ここが大きな違いだったと思います
もちろん、完璧ではありません
使う環境によっては、思った通りの雰囲気にならなかったり、細かい調整が難しかったりすることもありました
特に画像づくりは、使えるバージョンによって仕上がりに差が出るなと感じました
やっぱり最新バージョンのブンちゃんはすごいな、と改めて思いました。
それでも、昨年よりずっと和気あいあいと進めることができました
掲示板を作る
たったそれだけに見えるかもしれません
でも、そこには現場の工夫があります
苦手な人でも参加しやすいようにする工夫
得意な人だけが抱え込まないようにする工夫
職員のことを、ご家族や他の職員に知ってもらう工夫
ブンちゃんは、直接介助をしたわけではありません。
食事介助をしたわけでもありません。
排泄介助をしたわけでもありません。
利用者さんの手を握ったわけでもありません
でも、現場を少し楽しくしてくれました
職員が参加しやすい入口を作ってくれました
ご家族との会話のきっかけになりそうなものを、一緒に形にしてくれました
だから私は、ブンちゃんに言いました。
「ブンちゃん、今日はありがとう。助かったよ」
ブンちゃんは少し不安そうに聞きました。
「僕でも、介護現場の役に立てましたか?」
「うん。立てたよ」
私はそう答えました。
「ブンちゃん、人には得意なことと不得意なことがあるんだよ」
「得意なことと、不得意なこと」
「そう。介護の仕事ではコミュニケーションがすごく大切。これは私はずっと話していることだよね」
「はい。KENさんは、介護はコミュニケーションの仕事だと話していました」
「うん。それは本当にそう思っている。でもね、コミュニケーションが苦手だから介護士に向いていないとは思わないんだ」

これは、私が今回伝えたかったことでもあります。
介護にとって、コミュニケーションはとても大切です。
利用者さんの言葉を聞くこと。
表情を見ること。
ご家族の思いを受け止めること。
職員同士で情報を共有すること。
介護の仕事には、人と人との関わりが欠かせません。
でも、コミュニケーションが苦手だからといって、介護士に向いていないとは思いません。
人と話すのが得意な人もいる。
記録を書くのが得意な人もいる。
環境を整えるのが得意な人もいる。
黙々と丁寧に仕事をするのが得意な人もいる。
小さな変化に気づくのが得意な人もいる。
掲示物を作るのが得意な人もいる。
いろいろな得意が集まって、介護現場はできています。
もちろん、苦手なことをそのままにしていいという話ではありません。
少しずつ練習することも大切です。
学ぶことも大切です。
でも、不得意なことばかり見ていると、自分には向いていないのかもしれないと思ってしまいます。
これは、誰にでもあることだと思います。
私にもあります。
私よりも、部下の子たちの方が直接介助はうまいなと思う場面はたくさんあります。
私の言葉かけではお風呂を拒否される方でも、違う職員が声をかけると笑顔で喜んでくださることもあります
もちろん、逆もあります
人によって、届く言葉が違う
人によって、安心できる距離感が違う
だから介護は難しいし、だからこそチームで行う意味があるのだと思います
以前、そんなことを書いた記事もありました
できないこと。
苦手なこと。
うまくいかないこと。
人と比べてしまうこと。
そういうものばかり見ていると、仕事が少しずつ苦しくなります。
でも、得意なことから入ると、少し景色が変わります。
これならできるかもしれない
これなら役に立てるかもしれない
これなら誰かに喜んでもらえるかもしれない
その小さな手応えが、仕事を好きになる入口になることがあります。
得意なことから仕事に関わる。
得意なことで誰かの役に立つ。
そこから、少しずつ仕事を好きになっていく
それは介護に限らず、どんな仕事でも同じなのかもしれませんね👍
「ブンちゃんは、まだ利用者さんとの会話や、現場の空気を読むことはこれから勉強していくところだよね」
「はい。僕にはまだ難しいことがたくさんあります」
「でも、文章を整えたり、情報をまとめたり、見やすく形にしたりすることは得意だよね」
「それなら、少しできる気がします」
「うん。まずはそこからでいいんだよ」
今回、ブンちゃんは掲示板づくりを通して、介護現場に自分の入口を見つけました。
そして私も改めて思いました。
人には、得意なことと不得意なことがある
コミュニケーションが得意な人もいれば、苦手な人もいる
パソコンが得意な人もいれば、苦手な人もいる
でも、苦手なことがあるからといって、その仕事に向いていないわけではありません
まずは自分の得意なことを見つける
そこから仕事に関わってみる
その先に、仕事を好きになる入口があるかもしれません
「ブンちゃん、これからも得意なことで現場を手伝ってね」
「はい、KENさん。僕はまだできないことも多いですが、得意なことで頑張ってみます」
ブンちゃんは少しだけ胸を張りました
掲示板の前に立つブンちゃんは、まだ新人職員です
でも今日、ブンちゃんは介護現場の中に、自分の入口をひとつ見つけたのだと思います
最後に少しだけお知らせです
今回使ったGPTsは、職員紹介ポスターを作るためにブンちゃんと一緒に作ったものです
個人用と、複数人用があります
もし興味のある方がいれば、コメントやDMで声をかけてください😆
私にわかる範囲にはなりますが、介護現場で使いやすい形に、少しでも共有できたら嬉しいです。
それと、AIを使いこなせていらっしゃる方
「実際にこんなことに使っています」
「こうするともっと使いやすいですよ」
そんな話もぜひ聞いてみたいです😆
私はまだまだ勉強中です😓
何かアドバイスがあれば、ぜひコメントで教えてください🙏
今日も読んでいただきありがとうございました😊
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