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故郷の広い空か、東京の仕事か。都会の息苦しさを中和する私なりの解決策

日曜日の朝。我が家では月初めに近所の神社へ行くのがルーティンになっており、今朝も朝イチで散歩に出かけた。

神前で手を合わせると、なんだか清々しい気持ちになる。しかし、現実は過酷だ。まだ朝の6時台なのにすでに外は暑く、体は重だるかった。帰り道、高い建物にぐるりと囲まれた道を歩いていると、何ともいえない閉塞感が胸にのしかかってきた。そして、思わず隣を歩く夫にこう言ってしまった。

「早く東京を離れたい」


故郷の広い空と、東京にいる唯一の理由

この前帰省した時に全身で感じた、故郷の広い空と、濃い緑の匂いが忘れられない。視界を遮るものがなく、空気がすっと通り抜けていくような場所に住みたいと、心底思う。

しかし、私には今、東京に「やりたい仕事」がある。ずっと続けるとは思っていないが、今この瞬間は辞めたくないと思っている仕事だ。東京を離れるということは、この仕事からも離れることを意味する。一方の夫はというと、実は東京という街が好きらしい。学びや情報のアクセスといった面で、大きなメリットを感じているようだ。私にとって、東京でやりたいことといえば「今の仕事」以外に何ひとつ見当たらない……。

都会の息苦しさを打破する「特効薬」

実は、こんな気分になるのは今回が初めてではない。過去にもしょっちゅう、この「東京を離れたい」という波を経験している。

そんな時、私には決まって実行する解決法がある。それは、「虎ノ門ヒルズか麻布台ヒルズに行く」ことだ。

休日の午前中、その辺りは人もそこまで多くなく、何より空間がゆったりと広く作られている。洗練された都会ならではの空気感を全身で味わうと、不思議なことに「こんな場所にすぐアクセスできるっていいな」と素直に感謝できるのだ。ビル群の閉塞感を、さらに巨大なビル群で中和するというのもおかしな話だが、これが私にとっては一番効く解決策なのである。ヒルズから帰ってくると、「東京にもっといたい」と思っているから、私の思考はかなり単純だ。

大切なのは「気の流れ」だった

こうして自分の心の波を振り返ってみて、ひとつ気づいたことがある。私にとって大切なのは、「空気感」や「気の流れ」なのだ。

故郷の自然豊かな風も、ヒルズの広々とした洗練された空間も、共通しているのは「空気が滞りなく、すっと通り抜けている」ということ。逆に、狭いビル群の隙間や満員電車は、気が淀み、滞っているからこそ苦しくなる。

目には見えないけれど、肌で確実に感じるもの。自分が心地よいと思える「空気感」や「気の流れ」を大切に選んでいくことが、これからの生き方のヒントになる気がしている。

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