親は子どもの名探偵!? 🔍迷探偵でも愛はあるのだ✨【エッセイ】
沼すぎる子育ての、気づき!
初めての子育ては何もわからず、沼にいた。
長女は特に2歳頃まで続いた夜泣き。
そしてその後のイヤイヤ期が凄まじく。
恐怖の「じ、ぶ、ん、で!」が今も脳内にこだまする。
次女は次女で我の強さに手を焼いて。
そしてものすごく動く子で。外で3秒、目と手を話すと居なくなる。
好奇心のかたまりだった。
運動への欲求は父母どちらにも似ていない。
階段という階段を見ると駆け上がる。
公園は遊具に目も暮れず端から端までひた走る。えっいない!
なんなのだろう。
理解もキャパも超えていて。
人にもたくさん話を聞いたし、育児本もよく読んだ。
育児本は活字が恋しかったせいもあり。
なぜかほかの文章は頭に入ってこなかった。
ネットではなく紙の本が心を温めてくれていた。
どんなヒントも「これで解決」という決定打にはならないものの、考えて考えて考えるなか、ひとつだけ腑に落ちたことがある。
「子育て」は、謎解きだ。
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昔から探偵が好きだった。
本もドラマもミステリメイン。
「なにがそんなに面白い?」と友達に聞かれても、「特別なジャンルじゃないと思うんだけどなぁ」と答えてしまう。だって人生は謎解きみたいなものじゃない?
どうすればこの仕事をうまくやれるのか。
なぜこれはこんなカタチをしているのか。
あの人があの時言った「・・・でも」の後には何があったのか。
考えれば考えるほど、人生って解きたい謎に溢れていると思うから。
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「俺らの仕事は素因数分解みたいなもんや」
とは『罪の声』(塩田武士 著)という社会派推理小説で、ある新聞記者が言っていた言葉だけどーー私はこの考えが大好きで。
「素数になるまで割り続けるのは並大抵のことやないけど、諦めたらあかん」とこの記者は続けるーー。
そうなのだ。
私のような平凡な人間の人生だって、「本質はなにか」を問う繰り返しの素因数分解みたいなものじゃないか。
そうだそうだ。
そうならば
子育ても謎解きみたいなものかもしれない
という視点がある日、空から降ってきた。
君って、迷宮だねぇ。
とつぶらな瞳をじっと見つめてみたりして。

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子どもは謎がてんこ盛り。
でもそれ以上に「君を知りたくてたまらない」というモチベーションが「探偵」を誕生させる。そう、
君を守り育てるために、探偵・爆誕。
ニンジンはダメなんだ?
でもハンバーグに入れると食べるんだねぇ(定番)。
オモチャさんをおうち(箱)に帰してあげるのはやらないけれど、靴下と靴を履くのは絶対に「じ、ぶ、ん、で!」なんだ(泣)。
「パパさんママさん、お子さんを観察するだけでなく『お子さんが見ているもの』を観察してください」――じゃあこの輪ゴムとビニール袋を探求してみようじゃないか。
アンパンマーーン、新しい顔よ!の場面でいつも泣くのはなぜだろう。
オシッコしたいんじゃなく実は構ってほしかっただけってホント?
なんでこの絵本ばかり?
ウサギさんが好きだから?
え、ママがいちばん楽しそうに読む本だから?
そういうことを大事にしてるとは知らなかったよ。
おしえてくれてありがとう。

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ある母親の体験談。
子どもが水泳教室に「行きたくない」と言い出した。
「じぶんで決めたんだから頑張りなさい」と励ましたけど、よくよ~く話を聞いたらプールに入る前のシャワーが怖かった。
ある子は保育園に行きたくないと泣きだした。
どうしたの? 先生もお友達も好きだよね・・・。
よくよ~く話を聞いたら、昨日寝る前ママに叱られてゴメンって言えなくてママと仲直りできてないから、今日はまだ離れたくないとなかなか言えずにいたのだった。
子どもって不思議だね。
けど我が家にもそんなことがいっぱいあった気がするよ。
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ここで「謎解き」と言えるかも分からない私なりの「気づき」をひとつ。
困ったり悩んだりしながらある時急に「わかった!」ことがある。
子どもって大きく分けて3つの要素で構成されているんじゃないか。
そのうちのどれが一番その子に強い影響を与えているかが「その子らしさ」として現れているのかも。
それは
「遺伝・環境・魂」の3つ。
「魂(たましい)」と言っても私は特別な信仰を持っていないし、スピリチュアルな物事に関しては「あることもあるだろう」程度の気持ち。
だからこの場合の「魂」は「理屈じゃないその人そのもの」みたいな意味として。
例えば我が家の長女は「遺伝と環境」の影響を強く受けている。
数字好きや理系的な思考は父親(夫)にそっくりで。
また私に似てのんびり屋でもあり、環境によって本好きになった。
ある意味でわかりやすいのが長女。
ところが次女は難解で。
顔は私に似ていても、思考や嗜好が父母どちらのム-ドも感じない。
本好きは私が用意した環境だけど、それ以外は「教えてないし身近でもなかったことに好きパワー全開(動物、工作、運動など)」なのが次女。
これは彼女だけの「魂」と受け取って。
その時から「こんな面白い魂が我が家に来てくれた」と思うようになれたのだ。
ようこそ私たちの家へ。
ウェルカム、マイ探偵事務所(まちがい)。
「誰に似た」とか「なぜ似てない」とか「きょうだいなのに」みたいなことを考えなくなってから、1人ひとりと向き合うのがラクになり。
これは私なりの謎解きで、正しいかどうかは問題じゃない。
名探偵は謎だけでなく心を解くものだから。(私の)心が救われればこれは「名推理」と言っていいのだろうね。

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探偵さん、このあとどうしますか?
我が家の子育てはまだ中継点。
でもちょっと振り返ると、次女は10歳を過ぎたあたりからいっそう「ひとりの人間」としての色が濃くなった。
イヤなものはイヤ、やりたいことはやりたい。私は私。
もちろんまだまだ子どもらしい可愛さも残しつつ、複雑に入り組んだ君の世界がそこにある。
長女は中学生になったあたりから、内面に日常的に介入する時期は過ぎたのだーーと親として急に悟った。むむむむむ。
スマホを見ていることもある。
友達と出かけることもある。
学校でどんなことに悩んでいるか、いちいち親に話したりはもうしない。
あっそうか。
君たちは私に〝君たちを理解するためのヒントや手がかり〟を日常的にはもう与えてくれない。
そんな年になったんだねぇ。
ただ悔いはない。
一緒に本を読んできた。
君がどの時期にどんな本が好きで、どんな話にどんな気持ちを抱いていたかーーたくさんたくさん聞いてきて。
親とはまるで違う人間がその時すでに姿を現していたのはわかってる。
君が1人の人間になっていくのを、ストップモーションのように私は見ていた。
好きな本を手にする君の手や瞳の色まで。
ありありと思い出せるから。
これからもこの記憶をひとつの有力な手がかりとして君たちを探求していくのでしょう、私は。
スマホを持つと急に君というパズルを解くためのピースが足りなくなる気がするからね。
迷宮入りが増えたら寂しいなぁと思って見つめてる。
この問題も悩ましい。
いま小さな子を育てているパパさんママさん。
スマホを持つまでが親探偵・第1章の勝負かも。
ささやかなアドバイスとして祈りを込めて。
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名探偵に憧れてきた。
親になってわかったことは、
親は子どもの名探偵にーーいつの間にかなっている
ということだ。
こうかな。あぁかな。
状況はめまぐるしく変わり、解決できる日はなかなか来ない。
そしてたぶん親も間違え、時々はーーいやきっと日常的に「迷探偵」になることだろう。
どうせへんてこりんな推理を披露するに決まっているのだ(私の場合)。
それでもわかってほしい。愛はある。
悲しい時、困っている時、いちばんに助けに行って、君の名探偵になってあげたいと心底願っているのだよ。ねぇ、ワトソン君。
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「お子さんのこと、わかりましたか?
お母さん、このあと、どうしますか?」
――みなさんを広間に集めてください。
とはなかなかいかない。
それでも君がいる限り、
親は子どもの名探偵。
私はこの稼業をまだやめるつもりはない。
今年も「我が子(迷)探偵事務所」の看板を掲げるとしようか。
ーーさて🕵♀
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
子育て中の方も、そうでない方もーーあなたに日々、穏やかで優しい時間が訪れますように、祈っています✨
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2026年2月、ついに始まりますね『名探偵プリキュア!』💞
聞いた時はびっくり! でもやっぱり名探偵は特別なコンテンツじゃないと思います🔍あなたも私も、目の前の子どももみんな名探偵🕵♀
〝知りたい〟と思う気持ちを抱きしめて育んでいきたいですね✨
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↓↓↓以下は余談です


家事育児をしながら毎日こっそり泣いていました。
近所に実家もなく夫は激務でワンオペで。
でも読んで向き合って考えて考えることが支えになった気がします

亡くなった姉は自分の生き方すべてを自分で決める「超・魂」の人でした。
「長女の頑固さは育て方のせいかも」と苦しんでいた母にその考えを伝えると少し救われたようでした。だってお姉ちゃん子どもの時からああだったでしょ。「親」とは、授かった子の個性に振り回されながら愛する方法を探り続ける「名&迷探偵」なのかもしれませんね✨
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🔳『名探偵プリキュア!』について初めて聞いた時に書いた記事です。番組に関する新しい情報などはありません(笑)↓↓↓
🔳よろしければ、こんなのも書いています↓↓↓
・本好きな子に導く「優しい仕掛け」というマガジンを書いてますー10歳まで紙の本で育てた結果ー
・子どもが手を伸ばしたくなる本棚の秘密ーーそこには5つの何がある?
・本好きな子に導く「優しい仕掛け」(マガジン)
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・分けあいたい、ミステリの面白さ!(マガジン)
・「出会えてよかった映画」を語る(マガジン)
・【実話】余命ゼロの姉、スローな調停で子に会えず、無念死(マガジン)
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