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R8総監「地方創生」はなぜ事前に押さえられたか — 白書連動分析のプロセスを全公開【無料】

こんな人のための記事です

  • 令和8年度の総監記述式「地方創生」を受験し、来年に向けて出題予想の仕組みを知りたい

  • 「的中」と聞くと眉に唾をつけたくなる。何が当たって何が外れたのか、事実を確認したい

  • R9受験に向けて、テーマ予想に頼らない備え方を設計したい

この記事でわかること

  • 6月1日公開の教材が本試験テーマ「地方創生」を事前収録していた経緯(日付つきの事実関係)

  • 国土交通白書と過去問出題の連動を使った分析手順

  • 外した予想の開示と、それでも機能した「二段構え」の設計思想


筆者は技術士 総合技術監理部門の合格者(元・地方自治体の土木職=発注者)です。令和8年7月19日の総監本試験で、記述式I-2は「地方創生」が出題されました。

この「地方創生」は、試験7週間前の6月1日に公開した教材「設問(3)国家施策バンク」で、将来課題11テーマの一つとして事前に収録していたテーマでした。国家施策6案(各600字)が、本試験の設問(3)「国として取るべき施策」にそのまま使える内容です。

ただし、先に正直に書きます。当てたものと外したものの両方があります。この記事では、その両方を日付つきで開示したうえで、どういう分析でここまで来たのかを全部公開します。


事実関係(タイムライン)

まず検証可能な事実だけを並べます。

  • 5月25日: 「R8予想問題集」を公開。記述式の主題予想として6テーマ(経済安全保障・資源循環・AI社会・気候変動適応・災害復旧・老朽化インフラ)を選定。地方創生はこの6テーマに入れていません

  • 6月1日: 「設問(3)国家施策バンク」を公開。将来課題11テーマ(人口減少・地方創生・東京一極集中・担い手不足・GX・気候変動適応・循環経済・インフラ老朽化・Society5.0・食料安保・経済安保・物流危機)に国家施策 計68案を収録

  • 7月19日(試験当日): 記述式I-2は「地方創生」。当日中に、全14の立場別 模範解答(無料PDF)と、全18アウトプット対応の設問(3)施策全集(無料)を公開

つまり、記述式の主題をピンポイントで当てる6テーマ予想からは地方創生は漏れ、設問(3)の引き出しとして備えた11テーマには入っていた——これが正確な事実関係です。

どう分析しているか — 白書連動の手順

総監記述式のテーマは、国土交通白書や政府の基本構想と連動する傾向があります。過去9年の出題を白書の重点テーマと突き合わせると、6〜7割の年で連動が確認できます。

直近では令和5年度がSWOT・組織戦略、令和6年度がカーボンニュートラル、令和7年度が少子高齢化でした。いずれも、その年の白書・政府文書の重点と重なります。

分析の手順は次の4ステップです。

  1. 白書・政府文書の重点章立てを抽出する(毎年6月頃の白書公表が起点)

  2. 総監の5管理に写像できるかを検定する(5管理のトレードオフを書けないテーマは出題されにくい)

  3. 過去5年の既出題を除外する(同じ主題の連続出題はまれ)

  4. 足元の時事性で重みづけする(法改正・大規模災害・国際情勢)

この手順で残った上位6テーマが、R8予想問題集の6テーマでした。

外した側の開示 — なぜ地方創生を6テーマに入れなかったか

地方創生が6テーマから漏れた理由も、手順どおりに説明できます。「地方創生2.0基本構想」は内閣官房・内閣府系の政府文書で、国土交通白書の重点章立てとの重なりが相対的に薄く、ステップ1の抽出で上位に来ませんでした。

これは白書連動という手法の構造的な限界です。主題のピンポイント予想は、9年やってきて6〜7割が天井——だからこそ、予想を「当てる」ことに全部を賭けない設計にしています。

それでも機能した理由 — 二段構えの設計

教材群は最初から二段構えで設計しています。

一段目は主題予想(6テーマ)。当たれば、フル論述の演習がそのまま本番のリハーサルになります。

二段目は設問(3)の引き出し(11テーマ)。設問(3)は「事業や組織の枠を超え、国として取るべき施策」を問う定型が続いており、主題が何であっても、国家施策のストックがあれば戦えます。ここは主題予想より広く網を張り、11テーマ・68案を用意していました。

R8はこの二段目が機能した年です。地方創生の国家施策6案(デジタル田園都市・コンパクト+ネットワーク・東京一極集中の是正・若者女性に選ばれる地域・広域連携・災害リスク分散)は、本試験の設問(3)にそのまま転写できる粒度で書いてあります。

さらに、答案の組み立てに使う「三層構造の型」は主題に依存しません。未予想テーマの地方創生でも、試験当日中に全14の立場別 模範解答を書き切れたのは、この型が主題非依存だからです。

R9に向けて — 分析は毎年更新する

白書は毎年6月頃に公表されます。R9も同じ手順で、白書公表後に主題予想と設問(3)テーマの見直しを行う予定です。

まずは無料で公開している教材から確認してください。

設問(3) 国家施策 全集(地方創生・全18アウトプット対応・無料)— 本試験対応の無料拡張版

R8 模範解答例(全14の立場・無料)— 三層構造の型の実演

将来課題11テーマの国家施策68案をストックしておきたい方は、今回機能した設問(3)国家施策バンクが近道です。

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