ダンジョン第45階層【実録】『魔女の涙と魂の同盟!絶望の東都校で放つ絶対的構造破壊の布告』
前回の物語はこちら👇️👇️👇️
01:エターナル・カース・スパイラル〈永遠の呪縛連鎖〉
魔女(女性リーダー)である増田がなぜためらったのか…。
俺には痛いほどよくわかった。
何の罪もない信徒(生徒)まで巻き込み、この悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)の底なし沼へと吸い込まれていく恐ろしい構造。
優秀な信徒(生徒)ほど、その泥の奥深くへと引きずり込まれていくのだ。

遠隔修練(通信教育)で優秀な成績を収める者や修練の行路(通学)へと通う資金や時間がない者が「実際には仕事がないのではないか」と疑いかける。
抱き始めた絶妙なタイミングで、赤ペン先生としての仕事を依頼する。
戦慄的……………………!!
文句を言ってこない信徒(生徒)や、通学の高額な開眼の供物(受講料)を払えない者に関しては、そのまま泣き寝入りさせる。
そして、通学へと切り替えた信徒(生徒)の中で特に優秀な者。
ここにいる魔導女師(女性講師)の候補として、最低の報酬(基本給)で雇い入れるのだ。

魔導指導学校(資格学校)にとっては、新たな人材獲得のコストを完全にゼロに抑えたまま、優秀な信徒(生徒)を自陣に迎え入れることができる。
どのような状態であっても、信徒(生徒)が真剣に人生を変えようとすればするほど、蟻地獄のように深く沈んでいく。
まさに、 エターナル・カース・スパイラル〈永遠の呪縛連鎖(搾取の構造)〉 というべき巨大な負のシステムが、ここには存在していた。
破滅的……………………!!
もしかしたら、大魔女(現場責任者)は前からこの事実を知っていたのかもしれない。

だが、自分では決して手を汚したくない。
そのために、俺を臨時的な魔導指導団団長(教務主任)として派遣する。
この汚れ役を押し付けているのではないか。

東都校の刷新は既定路線であった可能性。
本部はこれを知りながら黙認。
もしくは利用してきたのではないか。
遠隔詠唱(電話営業)において、仕事斡旋の仕組みを構築する。
営業の際の齟齬を減らす都合の良いツールとして悪用していたのではないか。
俺の脳内で、ドロドロとした混乱が激しく錯綜する。
02:トゥルー・アンロック〈真実の心解錠〉
増田は下を向きながら、重苦しい沈黙を続けている。

もしかしたら、増田もすでにこの真実を話すことによって、長年の重荷から楽になりたかったのではないだろうか。
増田も、もともとはこの学校の元信徒(生徒)である。
10年もの間、魔導女師(女性講師)として教壇に立ち続けていれば、数え切れないほどの信徒(生徒)たちをこの地獄へと道連れにしてきた過去があるはずだ。
その罪悪感は、想像を絶するものだったに違いない。
他の魔導女師(女性講師)たちも同様だろう。
プリズン・ブレイクルーム(暗黒の休憩室)で見せた彼女たちの生気を失った浮かない顔。
この絶望的な構造を知ればすべて説明がつく。
残酷的…………………………!!
俺は増田に静かに問いかけた。
「これからここは変わらなければならない」
「あなたはそのために、何が必要だと思いますか」
息詰まるような沈黙が続く。
極度の緊張感から、俺は無意識に存在しない前髪をかきあげようとする痛々しいルーティンに走った。
汗で滑った手が勢い余って己の眉間を強打し、目から火花が散って涙目で必死に激痛を堪える。

『おい、おっさん!』
『無い前髪をかきあげて自らの眉間を粉砕するとか、ただの顔面崩壊だ ワン!』
『一人で勝手に視界を暗転させて、完全に密室の空気を凍結させてる ワン!』
魔犬ツンの冷酷無比な言語刃が俺の心臓を抉(えぐ)る!
痛恨的……………………!!
俺は眉間の激痛に耐えながら我に返る。
質問の角度を変えた。
「質問を変えます」
「あなたは今後、どう変わりたいですか」
増田は、急に聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で、ボソボソと言葉を発し始めた。
俺は一つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!
「発動せよ……!」
トゥルー・アンロック〈真実の心解錠(本音の引き出し)〉 ッ!!
俺は威圧感を消した。
急に優しい声音を作って語りかける。
「ゆっくりでいいので、あなたの本当の思いを伝えてもらえますか」
03:ソウル・アライアンス・パクト〈魂の同盟誓約〉
増田の口から、せき止めていたダムが決壊するように言葉が溢れ出した。
コンフェッション(本音の解放)の瞬間である。
「私も……もうこんなことはしたくない」

「普通に、教える仕事がしたいんです」
その震える声。
長年蓄積された罪悪感と苦悩に塗れた心からの本音だったと俺は確かに感じた。
致命的…………………………!!
「そのために、どうしたらいいと思いますか」
俺が促すと増田は顔を上げた。
決意を秘めた瞳で答えた。
「赤ペン先生の依頼は、もうやめるべき時だと思います」
「在宅の仕事があるという奉納の招陣(営業)もやめるべきだと思います」
その答えを聞き、俺は深く頷いた。

奇跡的………………………!!
俺は二つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!
「発動せよ……! 」
ソウル・アライアンス・パクト〈魂の同盟誓約(協力の要請)〉 ッ!!
「ありがとうございます」
「私も、全く同じ意見です」
「そのために、一緒に協力してもらえませんか」
「他の魔導女師(女性講師)たちにも、このことを伝えていきましょうよ」
俺は言葉に熱を込めて続ける。
「私は皆さんのこの切実な思いを、必ず諸領域の総督(統括部長)へ進言します」
「そして、この東都校が再び信徒(生徒)に心から信頼される環境へと生まれ変わるのです」
増田の目に、微かな光が宿った。
俺は早速、増田に他の魔導女師(女性講師)たちを控え室に呼ぶように指示を出した。
数分後______
集まった魔導女師(女性講師)たちは、何が起こるのか全く状況を掴めずに不安げな表情を浮かべていた。
増田は疲れ切った顔で先ほどまで静かに涙を流していた。
その目は赤く腫れ上がっている。
04:アブソリュート・システム・ブレイク〈絶対的構造破壊〉
重苦しい空気が漂う中。
俺は集まった魔導女師(女性講師)たちに向かった。
静かに。
しかし力強く語りかけた。
俺は三つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!
「いでよ……! 」
アブソリュート・システム・ブレイク〈絶対的構造破壊(悪習の廃止宣言)〉 ッ!!
「皆さん、よく聞いてください」
「今後、真理との照合(採点)の作業は、廃止する方向で調整します」
「赤ペン先生たちへの依頼仕事も、段階的に徐々に減らしていきます」
驚愕的………………………!!
魔導女師(女性講師)たちの間に、動揺の波が広がった。
俺は構わず続ける。
「あなた達には、本来の『教える』という質の向上に集中していただきます」
「信徒(生徒)と真っ直ぐに向き合い、心から信頼される人間関係を構築してください」
「そのために何が必要か。これからは、魔導女師(女性講師)同士で真剣に話し合って考えてください」
その言葉に、一人の魔導女師(女性講師)が震える声で質問してきた。

「なんで……」
「急にこんなことになったんですか」
俺は彼女たちの目を真っ直ぐに見据え、真実を告げた。
「それは、この搾取の仕組みが、すでに完全に破綻しているからです」
「これ以上、何も知らない被害者としての信徒(生徒)を増やさないために、私が決断をしました」
決断的………………………!!
魔導女師(女性講師)たちは、急激な状況の変化に戸惑う。

言葉を失っていた。
長年彼女たちを縛り付けていた呪い。
今、音を立てて崩れ去ろうとしているのだ。
しかし、この東都校を浄化する。
真の修練の場へと生まれ変わらせる。
巨大で確かな第一歩は、ここから始まるのだ。
これまで長きに渡って東都校を覆っていた深い闇。
泥臭い対話によってついに切り裂かれた。
絶望の底で足掻き続けた俺の物理刃(アナログスキル)は、確実に魔女(女性リーダー)の心を解きほぐしたのだ。
だが、この巨大な悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)を完全に取り払うためには、まだ越えるべき壁がある。
俺の次なる戦いは、どこへ向かうのか。
いざ、次なる階層へ。
狂気的…!
【次回予告:ダンジョン第46階層】
ついに大魔女の絶対不可侵領域が没落貴族を完全に飲み込む!
次々と暴かれる不都合な真実と、帳簿に隠された底なしの闇!
言い逃れを許さない氷の刃が黒金の息の根を止める時、冷酷無比な「究極の二択」が突きつけられる!
扉の向こうで戦慄する俺が見た、大魔女の狂気的な合理主義とは!?
泥臭い物理刃を握りしめ、すべての搾取をぶっ壊す闘志を燃やせ!
次なる死闘が今、幕を開ける!
次階層を見逃すな!
最後までお付き合いありがとうございます。
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【迷宮の深淵へようこそ】
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理不尽な魔境でMPを削られ、絶望の淵にいるならば、今すぐ「フォロー」ボタンを押し、私と共に泥臭く這い上がる同志となれ。
共鳴の「スキ」が、次なる階層の扉を開く鍵となる。
覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。
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