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【不登校と昼夜逆転】ゲームばかりの我が子にどう接する?元教員の私がやめた「3つのNG対応」

元教員であり、現在は発達に特性のある方のための
福祉サービスを運営しているだんパパです。
そして何より、私自身が「発達障害を持つ息子の父」でもあります。

これまで1、2、3回と続けて、
発達障害と不登校というテーマで書いてきました。
(これまでの記事は最後にURLを貼っておきますね)

子どもが行き渋り、不登校になったとき、
多くの親御さんがぶつかるのが
「昼夜逆転」「ゲーム・スマホへの没頭」
という壁ではないでしょうか。

「学校を休んでいるのに、
 夜中までゲームをして昼間に起きる。
 このままでは社会復帰できなくなるのでは…」

そんな不安から、つい口うるさく注意してしまい、
親子関係がさらに悪化してしまう
ケースは珍しくありません。
(過去の私がそうだったように…)

今回は、家庭での過ごし方と
「親の対応」について、
私自身の失敗談も交えながらお話しします。



■ 昼夜逆転とゲーム没頭は「回復期」のサインかもしれない

発達障害やグレーゾーンの子どもが
不登校になった直後、
ひたすら眠り続ける時期を経て、
次第にゲームやYouTube動画に没頭し、
昼夜逆転の生活になることがよくあります。

親としては焦る状況ですが、
心理学や脳科学の視点から見ると、
これは
「心がエネルギーを回復しようとしているサイン」
である可能性が高いと言われています。

現実の学校生活は、
発達の特性を持つ子どもにとって
「予測不能な対人関係」や
「感覚過敏による苦痛」に満ちています。

一方で、ゲームの世界はルールが明確で、
自分のペースで進めることができ、
不快な音や光は自分で調整できます。

つまり、彼らにとって
ゲームは単なる遊びではなく、
傷ついた心を癒やし、
安全な世界で「できた!」という
自己肯定感(ドーパミン)を
補給するためのシェルター
として
機能している側面があるのです。

■ 元教員の私が失敗した「やってはいけないNG対応」

とはいえ、
私自身も最初からそう思えていたわけではありません。

ここで、元教員としてのプライドと
親としての焦りから、
私が息子にしてしまった「大失敗」をお話しします。

当時、昼夜逆転でゲームばかりする息子を見て、
私は「このままじゃダメ人間になる」と焦り、
以下のような対応をしてしまいました。

  • Wi-Fiのルーターを隠す、
    ゲーム機を取り上げる

  • 「明日は何時に起きるの?」と
    毎晩プレッシャーをかける

  • 「ゲームをするなら学校のプリントを1枚やりなさい」と
    条件をつける

結果はどうなったか。
息子は壁に穴を開け、
私との会話を完全に拒絶し、
部屋から出てこなくなってしまいました。

教員時代、
「生活習慣を整えること」が基本だと
信じていた私は、
「学校に行けない分、
 せめて家庭で規則正しくさせなければ」
と思い込んでいたのです。

しかし、エネルギーが枯渇している子どもから、
唯一の心の逃げ場を無理やり奪うことは、
回復を遅らせる逆効果になりやすいのだと、
身をもって痛感しました。

■ 家庭を「安全基地」にするための3つのステップ

では、昼夜逆転やゲーム没頭に対して、
親はどう接していくのが望ましいのでしょうか。
子どもが安心を取り戻すためのステップを3つにまとめました。

① まずは「理想の生活リズム」を一旦手放す

「朝起きて夜寝る」という常識を、
一時的に脇に置いてみてください。
昼夜逆転は、同級生が学校に行っている
日中の時間帯
(=自分だけ置いていかれているという
 罪悪感を感じる時間)
を避けるための、
無意識の自己防衛であることも多いようです。

まずは
「生きて、ご飯を食べているだけで花丸」
とハードルを下げてみましょう。

② ゲームを「否定」するのではなく「共有」する

「またゲームばっかりして」と言う代わりに、
「これ、どんなゲームなの?」
「ずいぶんレベルが上がったね」と、
子どもの世界に興味を持ってみてください。
ゲームを否定されないことで、
子どもは「親は自分の味方だ(ここは安全基地だ)」
と感じやすくなります。
会話の糸口が生まれれば、孤立を防ぐことができます。

③ エネルギーが溜まってきたら、一緒に「仕組み」を考える

少しずつ会話が増え、
表情が明るくなってきたら、
ルールの見直し時かもしれません。
ただし、親が一方的に決めるのではなく、
「夜遅くまでやると朝しんどそうだけど、
 どうしたらいいと思う?」
と本人に考えさせることが大切です。

ADHDの特性がある子なら
タイマーを視覚的に使う、
ASDの特性がある子なら
一日のスケジュール表を一緒に作るなど、

特性に合わせた「仕組みづくり」をサポートしてあげてください。

■ 最後に:親の自責は今日で手放そう

「私の育て方が甘かったから、
 こんな生活になってしまったのではないか」
そんな風にご自身を責めてしまう夜もあるかもしれません。

ですが、
どうか親御さんご自身のせいにするのはやめてください。

子どもが今、家でゲームをしながらでも過ごせているのは、
あなたがこれまで子どもを見捨てず、
居場所を守ってきたから
です。

焦らなくても大丈夫です。
家庭が本当の意味での「安全基地」になれば、
子どもは自分のタイミングで、
次のステップへと踏み出すエネルギーを蓄えていきます。


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