推しの子第三期を観終えて…兄妹の愛おしさに悶えた春の夜
昨晩、サッカーを横目で見ながら推しの子三期の最終回を観ておりました。
「なんか一時間あるぞ?」
と思いつつ。

それがもうこの表情で伝わってきますね
第35話 それが始まり
さりなの母・天童寺まりなと思いがけず再会したアクア。彼に突きつけられた残酷な現実とは…。そして激務の合間を縫って演技の猛練習に励むルビーは、徐々に追い詰められていく──
(dアニメストアより引用)
尺がいつもの倍、2話ぶんあったのですがそれこそあっという間でした。要は放送開始が少し遅かったぶんの帳尻合わせだったんですね。内容を見ても明確に前半後半の区切りがあり、「ああ、ここから実質36話か」と認識していました。
考えてもみればこの作品、一期の1話が4話ぶんありましたしね。推しの子あるあるとでも言いましょうか。
実質上のクライマックス、いや最終回

歳を取ると涙もろくなる、というのをまた痛感してしまいました。真夜中に鼻水をズビズビ拭くはめになったんですから(笑)。
ついにアクアとルビーが、互いの前世を知り打ち明け合う瞬間が来たんですね。仕事、生き方によるすれ違い。母親への想い。追い詰められていき前世の苦しみまでフラッシュバックするルビー。本当はとっくに解り合えていてもよかったこの兄妹が真実に辿り着くまで、これだけのお膳立てが必要だったんですね。いつかは来ると思いながらも、いざ来たらやっぱり涙腺を破壊されてしまいました。さりなちゃんの家庭環境もさることながら、ようやく射した光が眩し過ぎた。



元気なら芸能界に入れたと思います

この「叶わなかった夢」が伝えてきます


酷い、という人も居れば解る、という人も
私はと言いますと…

もうこれしかありません。自分の子が抱えたものから逃げ出すような親は幸せになる資格はない
この三期、どころかこれまでで一番の盛り上がりだったのではないでしょうか。前世からの、再会シーン。




ルビーに復讐はやめろ、と言いながらお前はどうなんだとアクアに突っ込みたくなる場面でもありましたが、アイの転生者に会えている訳でもないのでそりゃあアクアは止まりませんよね。ルビーの復讐は自分の存在で止めることが出来るけども。どこまで行ってもやはり悲劇なのだなと思わされた、感動の裏に悲しみが張り付いた名場面でございました。
本当に、ここが最終回でもいいんじゃないかと思えたくらいです。少なくとも前回、二期のラストから始まったルビー闇堕ちのストーリーはここで完結したわけですから。あと「推しの子」というタイトルになっている転生ものの要素もここで綺麗に消化できていますよね。未解決のこともあるとは言っても。ルビー、良かったね…これだけで胸が満たされる思いでした。

というか、このままピンクになってしまいそうな勢いでしたね
そして、この作品の良い所は緩急の付け方が上手いところです。シリアスの後には程よく緩めてくれるので視聴しやすさがあるんです、作品の重さの割に。

やだよ、と言いながらジュースを飲みやすい位置にするアクア、こぉのシスコンが

コンニャロ、もっとやれ!とニヤつきが止まらない場面ですね

ハッキリ定義を知らないですが、これが「メスの顔」ってやつでしょうか

現実にもそんな女性タレント、いましたから案外リアルでもあります

かなちゃん、柵一本折ってませんか

ほんまそれ

ツノと口の形でわかるから面白い
「そうそう、こういうのが観たかった」って感じの事務所シーンでした。本当に、ここで終わってくれてたら幸せだったのにね…と思わざるを得ません。私は原作未読勢ですが、一昨年完結の暁に物議を醸したことは知っています。その時は
「ああ、そういう締め方だったのね。でも今の時代だと拒絶反応が出る人が多いってことか」
という感じのドライな受け止め方をしていたんですが…今回、この三期最終回を観てしまうと、原作の結末が燃えた理由も解る気がします。
星野兄妹、二人で幸せになって欲しいと心から思いましたから。
最終章たる四期が決定しておりますが、ここはアニメによる改変が望まれるところですね。
「都会」の幻影
今回の最終回、後半はミヤコさんパートといった感じで、過去話と夫婦復縁?が描かれました。彼女の経歴もまた、闇と隣り合わせだったんですね。

華やかな世界に憧れ一度は夢破れるも、壱護さんによって新たな道を見つけた


私の持論でもある「女性のほうが男性より強い」を体現しているような夫婦です

苦労させてくれた旦那をアゴで使う快感、最高でしょうね(笑)
前回書いた感想記事で、「キャラを引き離すことで話が進んでいる」と評しましたが、ここに来てキャラ達を結びつける方向に転換しているんですよね。そしてそれが、終わりの時が近い事も予感させます。
私も地方から都会に出てきた人間なのでミヤコさんと境遇はまるで違いますが心情は理解できる部分がありました。つくづく、魅力的なキャラクターが多い作品です。で、あるがゆえに観ていて痛みもまた強かったり。
ともかく、最終回というよりは一旦休憩、という感じですね。
四期が始まるまでの間に、作品の記憶は薄れるかもしれませんが再開の折にはまた濃いものを見せてくれるんだろうなと期待して待ちたいと思います。
とりあえず、三期における関連記事を貼っておきます。
この作品とももう3年の付き合いなんですね。
私は二期、三期と近年のアニメにじれったさを感じている派ですが、この時間が思い入れを育てているフシもあるのかな、と感じたりもします。

