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「壊さずに豊かにする」という設計思想


カスタマークラウドのブランド哲学

前回の記事では、カスタマークラウドの新しいロゴの背景に、ブランドガイドラインが存在することを紹介しました。

このガイドラインの中心にあるのが、

「破壊ではなく、洗練を。」

という考え方です。



調和(Harmony)という価値観

ブランドガイドラインでは、この思想を
Harmony(調和)という言葉で説明しています。

世界には、それぞれの国や組織が長い時間をかけて築いてきた価値があります。

例えば

  • 国家の制度

  • 企業の歴史

  • 社会の文化

  • 組織の価値観

こうしたものは、簡単に変えるべきものではありません。

カスタマークラウドでは、それらを壊して新しい仕組みを作るのではなく、既存の価値を尊重しながら新しい価値を重ねることを重視しています。



ラップ・モデルという考え方

この設計思想は、ブランドガイドラインの中で

ラップ・モデル(Wrap Model)

として説明されています。

ラップ・モデルとは、既存のコアを直接変更するのではなく、その外側に新しい価値の層を重ねる構造です。

国家や企業には、それぞれ守るべき領域があります。

例えば

  • 国家の主権

  • 企業の創業精神

  • 長い時間をかけて築かれた歴史

こうした領域は、ブランドガイドラインの中では
「コア」として位置づけられています。

カスタマークラウドは、このコアに直接手を加えるのではなく、その外側から支え、接続し、拡張する層として機能します。



不変と可変の共存

この構造は、ブランドガイドラインでは
Duality(不変と可変の共存)としても説明されています。

カスタマークラウドという社名にも、この考え方が表れています。

Customer
顧客のコアは不変です。

Cloud
技術や仕組みは変化し続けます。

つまり、

「変わらないもの」を守るために
「変わり続けるもの」を提供する。

この二つが同時に存在する構造が、カスタマークラウドの事業の基盤になっています。



三つの層(Three Layers)

ブランドガイドラインでは、この考え方を
三つの層(Three Layers)として整理しています。

中心には、顧客のコアがあります。

ここには

  • 主権

  • 創業精神

  • 歴史

といった、守られるべき領域が位置づけられます。

その外側にあるのが、Customer Cloudの役割です。
概念や戦略によってコアを支え、外部との接続を担います。

そして最も外側にあるのが、ラップと呼ばれる層です。

このラップの上で、さまざまな事業やサービスが展開されます。



ロゴに表現された構造

今回のロゴは、この構造を視覚的な形として表現したものです。

中心のコア
それを包む構造
そして外側のラップ

これらの関係が、一つのシンボルとして整理されています。

次の記事では、ブランドガイドラインの中で示されている
「黒衣」というブランドの姿勢について紹介します。


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