ロゴの構造 コアを包む二つのC
ラップ・モデルを形にしたシンボル
これまでの記事では、カスタマークラウドのブランド哲学や行動原理について紹介してきました。
ブランドガイドラインでは、これらの思想が
ロゴの形そのものにも反映されていると説明されています。
今回のシンボルは、カスタマークラウドの事業構造である
ラップ・モデルを一つの造形として整理したものです。
中心にあるコア
シンボルの中心には、白い円があります。
この円は、顧客のコアを表しています。
ブランドガイドラインでは、コアとは
国家の主権
企業の創業精神
歴史や文化
といった、守られるべき領域として説明されています。
この領域は、外部から変更されるものではありません。
そのためシンボルでは、
何にも染まらない白が使用されています。
コアは常に白で表現され、
どの表現でも変化しない要素として扱われます。
コアを包む二つのC
中心のコアを左右から包むように配置されているのが、二つのCの形です。
このCは、社名である
Customer Cloud
の頭文字でもあります。
同時に、顧客のコアを守る存在としてのカスタマークラウドを象徴しています。
ブランドガイドラインでは、この二つのCにそれぞれ役割が与えられています。
左側のCは黒で表現され、常に変化しません。
これはブランドの基盤となる存在を示しています。
一方で右側のCは、文脈に応じて色が変化します。
コーポレート表現ではダークグレー、事業ドメインごとの表現ではそれぞれのドメインカラーが使用されます。
この構造によって、
不変と可変の関係が表現されています。
外側のラップ
二つのCが形成する外周の形は、
ブランドガイドラインでは
ラップ(Wrap)
として説明されています。
ラップとは、コアを直接変更するのではなく、
外側から包み込みながら価値を拡張していく層です。
カスタマークラウドの事業は、このラップの上で展開されます。
つまり
コアを守る
外側から支える
新しい価値を重ねる
という構造が、シンボルの形として整理されています。
三つの層
このシンボルは、三つの層で構成されています。
第一層
中心の白い円
顧客のコア
第二層
二つのC
Customer Cloudの役割
第三層
外周
ラップとしての保護境界
この三層構造によって、ブランドガイドラインで説明されている
ラップ・モデルの構造が視覚的に表現されています。
複数の意味を持つシンボル
ブランドガイドラインでは、このシンボルは
複数の視点から解釈できる構造になっていると説明されています。
例えば経営の視点では
左側のCは
Valuation(資産価値)
右側のCは
Speed(実行速度)
を意味します。
また社名の視点では
左側のCが
Customer
右側のCが
Cloud
を示しています。
どの視点で見ても共通しているのは、
コアを壊さず、包み込み、豊かにする
という原理です。
次の記事では、ロゴタイプや色彩体系など、
ブランドの視覚設計について紹介します。
