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渋川難波の件で「ダブスタだ」と言っている人たちに構造を説明させてください

渋川難波の不倫・退団問題が報じられてから、SNSで繰り返し見かける声があります。

「風林火山の勝又健志と二階堂亜樹はなぜ残れたんだ」「Mリーグはダブルスタンダードじゃないか」というやつです。

気持ちはわかります。わかるんですが——その怒りは、構造を理解していないところから来ていると私は思っています。

長くMリーグを見てきたファンとして、今日はこの「ダブスタ騒動」の本質を整理させてください。怒っている人を責めたいわけじゃないんです。ただ、事実を正確に見てほしいんです。

勝又健志と二階堂亜樹の件をおさらいします

まず前提を整理しましょう。ご存じでしょうか、風林火山の勝又健志と二階堂亜樹の不倫疑惑が週刊誌に報じられたのは2019年6月のことです。

FRIDAYが報じたこの件、当時の報道のベースは離婚成立後の写真と元夫・井出康平の証言でした。ホテルから二人が一緒に出てきた写真があったわけでも、LINEが流出したわけでもなかった。本人たちは否定し、二階堂亜樹はXでフライデーに対して「法的手続きを取ることを検討している」という強い言葉まで出しました。

画像引用:@16003200

結局、訴訟には至りませんでした。この強気な発言ができたのは、証拠がないという確信があったからではないかと私は思っています。

そして最終的に——チームもMリーグ機構も、何の処分も下しませんでした。

画像引用:@katumatakenji

さらに言うと、処分をしない理由の説明すら、一切なかった。

これが、私を含む多くのファンが消化不良を感じた部分です。あれだけ大々的に報じられたのに、チームからも機構からも「なぜ処分しないのか」という説明が全くなかった。ファンとしては「じゃああの報道は何だったんだ」というモヤモヤだけが残りました。

渋川難波の件との決定的な差

では今回の渋川難波の件は何が違ったのか。

ラブホテルから出てきた写真、流出したLINEの内容、そして本人の自供——この三つが揃っていました。

Smart FLASHに掲載されたLINEのやり取りは、否定しようがないものでした。勝又・二階堂の件との証拠の質と量が、まったく違う。渋川自身も早々に謝罪動画を出し、サクラナイツへの退団を申し入れ、契約解消となりました。

ここで一つ、重要なことを言わせてください。

Mリーグには「不倫をしたら処分する」という規定がそもそも存在しません。

これ、ダブスタを叫んでいる人たちが見落としているポイントです。Mリーグ機構が処分を下す、という構造自体がそもそもないんです。処分するとしたらチームの判断であって、Mリーグという組織の話ではない。
もちろん藤田さんはスキャンダルだけはやめてくれとМリーガーに言っていますが、Мリーグ機構として処分するという規定はない。

勝又・二階堂の時にMリーグ機構が動かなかったのは「身内に甘いから」ではなく、「規定がないから動けなかった」という側面が大きい。またチームとしても「証拠がないので動けなかった」と推測できます。今回の渋川の件でサクラナイツが退団という形を取ったのも、チームとしての判断であって、Mリーグ機構が処分したわけではないんです。

じゃあなぜ今回だけ退団になったのか

ここをちゃんと説明しないとフェアじゃないので書きます。

渋川難波が早々に謝罪して退団を申し入れた背景には、証拠が揃いすぎていて否定できなかったという現実があります。ラブホテルの写真、LINEの流出、直撃取材での「申し訳ない」という発言——これだけ揃った状態で否定を続ければ、さらにイメージが傷つく。早めに謝った方がダメージが少ないという判断があったと思います。

そしてサクラナイツ側も、証拠が揃っている以上、契約を継続するという選択肢は取れなかった。スポンサーの問題があるからです。不倫を容認しているチームにスポンサーがつくかという話は、ビジネスの論理として当然出てくる。

勝又・二階堂の件は「証拠がなかった」から処分の根拠が作れなかった。渋川の件は「証拠が揃った」からチームが動かざるを得なかった。

これはダブルスタンダードではなく、証拠の有無によって結果が変わっただけの話です。社会のルールとして、証拠がなければ処分できない。証拠があれば処分せざるを得ない。それだけのことです。

それでも残るモヤモヤの正体

ただ、一つだけ言わせてください。

「ダブスタじゃない」と頭では理解できても、勝又・二階堂の件への消化不良感は今も残っています。

何がモヤモヤするかというと、証拠がなくて処分できないこと自体ではなくて、「なぜ処分しないのか」という説明が一切なかったことです。

所属チームである風林火山からもMリーグ機構からも、ファンに向けた丁寧な説明が何もなかった。「報道について確認中です」みたいな一言すら出なかった。ファンは置いてけぼりにされた感覚が残った。

その消化不良がくすぶっていたところに今回の渋川の件が来て、「あの時と扱いが違う」という怒りが噴出した——それが「ダブスタ騒動」の正体だと思っています。

怒っている人たちの気持ちはわかります。ただその怒りの本当の向き先は「ダブルスタンダード」ではなく、「説明がなかったこと」へのモヤモヤだったんじゃないかと、私は思っています。

Mリーグに求めたいこと

今回の件を通じて、一つだけMリーグに言いたいことがあります。

規定がないから処分できない、というのは理解します。でも「なぜ動かないのか」をファンに説明する必要はあるんじゃないかということです。

勝又・二階堂の件の時に「報道は確認できていますが、現行規定では処分の根拠がないため対応いたしません」という一言があるだけで、ファンの受け止め方はだいぶ違ったはずです。

Mリーグは「クリーンな麻雀のイメージ」を掲げてきたリーグです。そのイメージを守るためにも、説明責任を果たすことがファンへの誠実さだと思います。

ダブスタと言われたくなければ、説明をする。それだけのことだと思うんですが、どうでしょうか。


この記事の内容はあくまで個人の見立てと感想です。事実関係については各公式発表および報道を参照しています。


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