学園潜入捜査編|エピソード蔦(Tsuta) Vol.3 ~あなたね、記者さん~
「今回の学園の汚職疑惑ですけど…ガセですね」
「けっこう深く潜って調べたけど決定打には欠けますね…というか、何も出ませんでした」
「ええ、はい、わかりました…」

「次の取材、もっとこう…南国とか北国とかで緩そうなやつ無いですかね?」
「まあ、とりあえず今日は家に帰ります。明日の朝、社に顔出しますね…」
蔦はタバコの煙を静かに吐き、電話を切った。
それでも蔦の頭から離れない—
『秘密結社velvet』
本来なら、まず関わることのない名前…
思考が途切れたその瞬間—
蔦は背後に気配を感じた

自分の身体に何か突きつけられている感触…
振り向けない、まるで身体が凍りついたように…
「あなたね、記者さん」

つづく—
あわせて読みたいエピソード
