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秘密結社velvet編|エピソード薊(Azami) Vol.1 ~裏の顔~



カフェGrimの営業終了後—

静まり返った店内で、薊のスマホが鳴った。
受話口の向こうから静かな声が届く。


「ごきげんよう、始末屋さん」

「ひとつ片づけてほしい件があるの。お願いできるかしら?」




「…楔さん…内容は?」


「学園に張り付いているネズミ、始末してくれるかしら」


「学園ですか…ターゲットは?」


「記者よ、
色々と調べられて、あとあと面倒なことになるのも煩わしいわ」


「…記者?」


「まあ記者というだけでも厄介だけど、私の勘では彩と繋がっていて、彩の指示で何か裏でコソコソ動いている気がするの」


「彩? ああ、そちらの幹部の…」


「まあ今回は彩に対しての見せしめというところかしら」

「では、お願いね。薊…」



「…わかりました」




カフェGrimのオーナー兼店長の薊(アザミ)


彼女にはもう一つの顔がある—





楔の依頼で動く始末屋。

それが彼女の裏の顔…である。





つづく—



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