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likaw
【綺想歌】祈りの子宮(ファトラジー短歌)
冬籠した
祈りの子宮を
風が叩き
凍える銀が
指笛を包む
揺籠を
アゲハで編むと
靄に解け
切り立つ鹿は
雨音の骨
黒檀が
蜂を起こし
夕立が
アリアの針で
香袋を喰む
青い傷が
真桑瓜を割る
玉虫色
泥の木琴が
バターを奏でた
図書館でダダやシュルレアリスムの画集を読んで、その哲学と不協和音みたいな異質感を作品に取り込んでみたかったのですが、どうでしょうか。
綺想歌について
「綺想歌」とは、美的なファトラジーの俳句や短歌のことです。
ファトラジーとは、中世フランスで流行ったナンセンスな詩で、日本では「がらくた詩」、「でたらめ詩」など訳されていたそうです。意味がよく分からなくて不思議で可笑しい詩・奇妙な発想の詩です。初代王天君様がファトラジーを「綺想詩」と超訳されました。
日本にも無心所著歌むしんしょぢゃくかと言われるファトラジーの和歌があります。#無心所著歌はナンセンスやギャグの方向性で、美的な綺想の俳句や短歌については、初代王天君様が「綺想歌」と名付けられました。
現在、#綺想歌の作品も募集しています。興味のある方は、ぜひ初代王天君様の記事を読まれてから、ご参加ください。
【わたりあめの短歌マガジン】
