「南極大陸─極限でのリーダーシップ」~英語多読のための読書ガイド [ノンフィクション]~
本記事は、英語学習誌 🌸『多聴多読マガジン』🌸 の連載「多読のための読書ガイド」からスピンアウト掲載したものです。
多読のプロたちによるおすすめの良書(英語の本)を紹介しています。
ノンフィクション編 ~2025年04月号~
執筆:伊藤 晶子 (日本多読学会会員・公認会計士)
南極大陸─極限でのリーダーシップ
今月は、南極点を目指したスコット、アムンゼン、シャクルトンの3人の探検家の苦難の探検についての本をご紹介します。
1冊目は、イギリス海軍軍人スコットとノルウェーの探検家のアムンゼンの、史上初の南極点到達を目指す競争を描いたThe Coldest Place on Earthです。
スコット隊とアムンゼン隊は1910年夏に南極点を目指す探検に乗り出します。二つの隊の明暗を分けたのは何だったのか?
2冊目は、Shipwreck at the Bottom of the Worldです。
イギリスの探検家シャクルトンは、1914年、それまで誰も成し遂げていなかった南極点を経由して南極大陸を横断するという探検に乗り出します。
しかし、シャクルトン隊は凍り付いた海に閉じ込められ、遂には船を失います。
孤立無援の極限状態で、全隊員を生還させるためにシャクルトンはどのように判断し、行動したのか?
Shipwreck at the Bottom of the World の巻頭で引用された、極地探検家アプスレイの言葉が、この3人を見事に表しています。
“For scientific discovery, give me Scott; for speed and efficiency of travel, give me Amundsen; but when disaster strikes and all hope is gone, get down on your knees and pray for Shackleton.” Apsley Cherry-Garrard, polar explorer, 1922 (「科学的発見ならスコット、旅のスピードと効率性ならアムンゼン、しかし、災害に見舞われ、すべての望みが絶たれたときは、跪いてシャクルトンに祈りを捧げよ」)
(1) The Coldest Place on Earth (Oxford Bookworms Level 1)

出版社 Oxford University Press
総語数 5,500 語
YL 2.0-2.2
地球上でもっとも寒い場所である南極大陸。
1910年夏、イギリスのスコット隊とノルウェーのアムンゼン隊による南極点到達競争が始まった。
両隊を対比し南極点への道程を描く。
(2) Shipwreck at the Bottom of the World: The Extraordinary True Story of Shackleton and the Endurance

出版社 Knopf Books
総語数 34,562 語
YL 5.0-6.0
1914年、シャクルトン隊は南極探検中、氷の海に閉じ込められる。
氷の圧力で壊れ始めた船を捨ててから、シャクルトン隊は次々に苦難に襲われ、長く危険な旅を強いられる。
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