人間の多言語対応。察しない、同調しない世界でどう分かり合うのか。人間関係の選択肢を増やすヒント|ちかよりみち
えっ、私? みんなはどうするんだろう…。
自分の意見を求められているのに、反射的に周りを優先してしまったり
黙っている人がいると、何かあったのかと気になったり
場の空気を壊さないよう、言おうと思ったことをそっと飲み込んでいまったり。
私自身、こうしたことを長い間繰り返してきました。
子どもの頃から、相手の気持ちを想像して、空気を読んで、行動をする。それがごく当たり前とされる日本で育ちました。
周りを見渡しても、多少の差こそあれ、似たような感じだったので、より良い人間関係を築くには、それが自然なのだと思っていました。
しかし、海外に出て、多言語・多文化の環境で暮らし始めてから、私は少しずつ変わらざるを得ませんでした。
最初は戸惑いの連続でした。
日本で「言わなくても分かるはず」と思っていたことが、まったく伝わらないことがあったり
こちらが気を遣っても、相手は察してくれなかったり
同調もしなければ
空気も読まない。
正直なところ、最初はもうどうすればよいのかわからず、人との間に距離を感じたり、なんて冷たいんだろうと感じ、なんとも言えない孤独を感じたこともあります。
でも、暮らしていくうちに、少しずつ見えてきたことがありました。
彼らは、分かり合おうとしていないわけではなかったのです。
むしろ、その意思は私が思っていた以上に強かった。
ただ、そこに至る方法が、私の知っているものとは違っていただけでした。
そしてその違いは、単なる「文化の差」で片づけられるものではないと、思えるようになりました。
「人はどうやって、本当に分かり合えるのか」という問いそのものに、触れているような気がするのです。
5月末に始まったnoteのAI多言語対応をきっかけに、私は、AIと言語に関する記事を書いてきました。
AIは言語の壁を越える手助けをしてくれます。
では、人間はどうでしょうか。
言葉が違う。
文化が違う。
価値観も違う。
そんな相手と、私たちはどうやって分かり合っていくのでしょう。
今回は、AIではなく「人間の多言語対応」をテーマに、多言語・多文化環境で暮らしてきた私自身の話を織り交ぜつつ、考えてみたいと思います。
察しない。
同調しない。
それでも人は、分かり合えるのか。
そしてもし分かり合えるのだとしたら、その方法は、きっと私たちの人間関係の選択肢を増やしてくれるのではないかと思うのです。
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