💁ギャン太郎が転んだ 1399
※ヘッダー画像は、違法オンラインギャンブル等防止キャンペーン(大阪府•大阪市)ポスター部分です
1/27(水)、「オンラインカジノに関する注意喚起」というタイトルのメールに気づいた。
「しめしめフィッシングメールのネタが寄ってきた」と思って開封してみたら、クレジットカード会社からの本気の注意喚起だった。






「治療を受ける」とか
「自助グループに参加する」とかも
刑罰に付け加えればいいと思う
大阪府と市は、IR(カジノを含む統合型リゾート)を誘致し2030年秋ごろ開業予定。
同時に、ギャンブル依存症対策のトップランナーをめざすというマッチポンプっぷり。
大阪府と市が1月21日にネットで公開した、違法オンラインギャンブル啓発用アニメ動画が、たったの1週間で配信停止になった。
今回はオンラインギャンブル依存症当事者と依存症専門医のことを書こうと思っていた(そのうち書く、多分)のだけど予定変更。
配信停止になった「ギャン太郎(←センスなさすぎ)」をご紹介。
ストーリーはこんな感じ。
高校生のギャン太郎は、「ラクして生きる人生見つけたかもしれん」と違法オンラインギャンブルに手を出す。
依存症に苦しむギャン太郎は、カウンセラーに相談しギャンブルをやめる。
ノーギャン太郎(ギャン太郎の良心)は、「本能に任せて動いていたら、自分が『鬼』になってしまったんや」
「自分の中の鬼に勝つこと。それがほんまの退治や」とギャン太郎に告げる。
2026.1.31朝日新聞地方面
啓発動画には、「偏見を広める」などの批判が相次ぎ、「ギャンブル依存症を考える会」「全国ギャンブル依存症家族の会」「ASK」「昭和医科大学病院常岡医師」などが問題点を指摘。

問題点•改善点などは以下の通り
⚫︎ラクして生きる人生見つけたかも➡︎依存症になる人は怠け者という誤った固定観念を強化
⚫︎依存症当事者を鬼(異質なもの、排除すべきもの)と表現➡︎自尊心を傷つけ孤立を深める
⚫︎自分の中の鬼に勝つこと。それがほんまの「退治」➡︎解決策が精神論•根性論になっており、依存症の人が悪いと責める印象
⚫︎カウンセラーに相談してギャンブルをやめる➡︎あっさり治ると誤解される
ギャンブルを断つまでの葛藤が表現されてない
やめること•やめ続けることが大変なのに現実が反映されてない
⚫︎業者任せにしない➡︎企画段階から、当事者•家族•専門家が関わる
⚫︎人を傷つけたり治療へのアクセスを遠ざける表現になっていないか、専門家に意見を仰ぐ

動画制作には6陣営が応募。
広報プロモーションや法律の専門家3人が、制作事業会社を選定。
選定後の精査には、依存症の専門家は含まれなかった。
啓発動画が、偏見や誤った認識を広めてどうするの?
必要でしょ、専門家?
素人でも解ることやん、アホやねえ。

オンラインギャンブルは、手元に現金がなくても現地に行かなくても、スマホがあれば手軽にできてしまう。
現金が減らなくても、ギャンブルの負けは借金。
ギャンブル依存症は、特別な人がなるのではなく誰もがなり得る病気であり、怠けではない。
依存症は、意志や根性論では克服できない。
病気だからこそ治療が可能。
依存症はオンラインギャンブルに限らない。
既存の公営ギャンブルだって、やめられない当事者や困ってる家族は多い。
多額の税金を注ぎ込み大規模な自然破壊をしてまで新しい賭博場をつくるなんて愚の骨頂なんじゃないの?
頭で解ってはいても、ギャンブルに嫌悪感を持つ私にも大いに偏見がある。
偏見があるからこそ、責めたり排斥したりしちゃいけないと思うし、「悪いのは人ではなくて病気」だと自分に言い聞かせてる。
2026.2.2.月
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