夜明け前の暗闇があったから、掲げた手の温かさを知った
気がついたら、ずっと、夜の中にいました。
周りのみんなが眩しい太陽の下を歩いているように見えて、
自分だけが冷たい月明かりの下に取り残されている。
そんな気がしていたのです。
「自分には、燃えるような情熱なんてない」
「このまま、誰にも気づかれずに消えていくのかな」
自分の可能性を信じられないまま、
ただ過ぎていく時間を眺めることしかできませんでした。
傷つくのが怖くて、何もしないことを選んでいたのです。
けれど、ある時気づいたのです。
暗闇は、決して絶望ではない。
それは、次に訪れる光の眩しさを知るための、準備期間なのだと。
私は、重い腰を上げて、街を見下ろす丘へ登りました。
まだ空気は冷たく、街は眠りの中。
それでも、私は両手を高く掲げました。
まだ見ぬ太陽に向かって、
「私は、ここにある」と証明するように。
その瞬間。

東の空がパッと裂けて、朝日の光が私の全身を貫きました。
冷え切っていた手のひらが、奇跡のように温かい。
その温もりに触れたとき、
掲げた手元から、小さな、でも確実な光の粒子が広がっていくのが見えました。
情熱は、外から与えられるものじゃない。
「変わりたい」と願って、冷たい夜空に手を伸ばした、
自分自身の内側から生まれるものだったのです。
暗闇を恐れないで。掲げたその手こそが、あなただけの未来を照らすスイッチだから。
もし今、あなたがまだ夜の中にいると感じているなら。
どうか、諦めないでください。
その暗闇が深ければ深いほど、次に訪れる朝日は、
想像もつかないほど眩しく、温かいはずです。
まずは、ほんの少し、手を伸ばしてみませんか?
あなたの情熱のスイッチは、もうすぐそこまで来ています。
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