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道迷い回避術-道が消えたとき、山が教えてくれる「どっちへ行くか」より大事なこと

見通しが悪くなるほど、慎重さが必要になる

山を歩いていると、ときどき「道らしきもの」が消える。
踏み跡が薄れ、分岐も曖昧で、地図に載っている線が急に頼りなくなる。

そんな場面で必要になるのが、ルートファイティングだ。
正しい道を探す、というよりも、安全に通れる場所を見極めて進む技術

地図は大事だ。
でも、地図にはすべてが書いてあるわけじゃない。

足元に残る踏み跡。
不自然に折れた枝。
古い目印テープ。
斜面の角度、尾根の形、風の抜け方。
コンパスが示す方角と、いま立っている標高。

山は、黙っているけれど、手がかりはちゃんと置いてある。
それを拾えるかどうかは、こちら次第だ。

人が歩かないほど荒れていて見分けが難しくなる

現場で問われるのは、
「どっちへ行くか」よりも、
「どこが無理なく、安全に通れるか」

少し怪しい。
なんとなく嫌な感じがする。
その感覚は、案外、的確だったりする。

だから立ち止まる。
進まない選択をする。
それも立派な判断だ。

いわゆる“野生の感”は、
勘や勢いで生まれるものじゃない。
知識と経験が、静かに積み重なって、あとから形になる。

たくさん歩いて、
たくさん迷って、
たくさん考えた人ほど、
「おかしい」に早く気づく。

質は、量から生まれる。
これは山でも、たぶん人生でも同じだ。

何も考えず、ただ“道”を歩いていないか?
地図の線だけをなぞって、山を見ていないことはないか?

道がない場所に立たされたとき、
こちらの姿勢が、そのまま試される。

山は、進ませてくれない。
でも、考える力は、確実に育ててくれる。


🏔️ 次の山行で試してみませんか?
ルートファインディングは、特別な山だけの技術ではありません。
普段歩く登山道でも、意識次第で練習できます。

次回の山行でできる3つの練習:

  1. 分岐点で立ち止まり、正しい道の根拠を3つ探す

  2. 踏み跡・目印テープ・テープ跡を意識的に観察する

  3. 「もし道標がなかったら?」と想像しながら歩く

小さな積み重ねが、いざという時の判断力になります。
あなたは次の山で、何を意識してみますか?


作者プロフィールはこちら

▶良ければ、過去作にもどうぞ。山を歩きながら少しずつ変わっていった感覚を、別の旅でも書いています⤵

#登山初心者 #登山技術 #登山スキル #登山の楽しみ方 #山の歩き方

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