登山で学んだ「疲れない歩き方」|最短ルートより、止まらず進む人が強い理由
「近道のほうが速い」は、登山では嘘だった。
一歩の負担を減らすと、止まらず歩ける理由。
登山で気づいた「最短=効率」ではない理由
最短ルートで、何回止まりましたか。
登りで、それを知った。
目の前に、大きな段差がある。
まっすぐ登れば、たしかに最短だ。
けれど私は、少し横へそれる。
低い段差を探す。
足裏がぺたりと収まる場所。
体重を預けても、動かない場所。
そこに足を置く。
そうして踏み出す一歩は、軽い。
呼吸は乱れない。
足も止まらない。
同じリズムで、淡々と進める。
大きな一歩より、小さく続く一歩
まだ慣れていなかった頃。
目の前の段差を、そのまま越えにいった。
早く抜けたい。
少しでも前へ。
ぐいっと膝を引き上げ、勢いで体を持ち上げる。
越えられた。
でも、その一歩で呼吸が崩れた。
足が止まる。
進んでは、また立ち止まる。
さっき越えた段差よりも、
そのあとの時間のほうが、ずっと長かった。
あれで分かった。
最短は、いつも速いわけじゃない。
止まらない人は、速い人ではなく疲れない人
山では、「効率」が違う意味を持つ。
山でいう効率とは、最短距離を進むことではなかった。
どれだけ疲れずに歩き続けられるか。
そこに本当の効率がある。
最短を急いで何度も休むか。
少し遠回りでも、止まらず進むか。
どちらが遠くへ行けるかは、もう明らかだった。
息を切らして10分休むより、
ゆっくりでも歩き続けたほうが、結果として早く着くことがある。
山では、速さよりも「続けられる歩き方」が強い。
もし今、目の前の段差に立ちすくんでいるなら。
少しだけ横を見てほしい。
あなたを疲れさせない道が、別の場所にあるかもしれない。
遠回りに見える道が、
実は一番早く目的地へ近づく道なのかもしれない。
おわりに|山では、最短距離より歩き続ける力
最短で登ったはずなのに、なぜか何度も止まった。呼吸が崩れて、歩くリズムが消えた。それが、この気づきの始まりでした。
一歩が軽いと、止まらない。止まらないと、結果的に遠くまで行ける。山で覚えたこの感覚は、日常にもつながっている気がします。
無理に大きな一歩を出すより、自分が続けられる歩幅を知ること。それも、前へ進むための一つの方法なのだと思う。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
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