シャドーイング30日目——「スピーカーになる」という発見
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シャドーイングを始めて30日が経ちました。
7日目に「リダクションという発見」という記事を書きましたが、あれからさらに3週間あまり続けてきました。
まず正直な気持ちとして、よく続けたな、と自分を褒めてあげたいです。30日続いたという事実そのものが、今回いちばんの成果かもしれません。
15分のままで正解だった
7日目の時点では「いずれ少しずつ時間を伸ばしていこう」と考えていました。でも結局、1日あたりの時間は15分のまま変わっていません。負担が大きくなりすぎて続けられなくなるのを恐れたのと、現実問題としてそれ以上の時間を確保するのが難しかったというのが理由です。
最初は妥協のような気もしていました。でも30日終えてみると、この15分という制限こそが続けられた一番の理由だったと感じています。短いからこそ毎日机に向かえる。やりたくても止めるくらいがちょうどよかったのだと、今は前向きに受け止めています。
4日で1本のペース
使っているのは谷口恵子さんの『TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング 改訂2版』です。

課題は6本を終えて、いまは7本目に入っています。このメソッドでは1週間で1本を終えるのが目安とされていますが、私の場合は4日くらいで1本を仕上げられるようになってきました。テキストを見ずにシャドーイングができて、音声の2秒後くらいにすべてを言い切れる状態まで持っていく。それを目標にして、4日で1本のサイクルが定着してきました。
リダクションについては、正直まだ完璧に聞き取れるところまでは来ていません。でもそれでいいと思っています。そんなに簡単に身につくものではないはずですから。
変化を感じるのは、聞き取れなかったときの振り返り方です。1回目で聞き取れなかった箇所について、頭の中で「ここはきっとリダクションでつっかえたんだろう」と仮説を立てられるようになりました。その仮説を持って2回目を聞くと、だいぶ聞き取れる。7日目に「どこでリダクションが起きているか分からない」と書いていたことを思えば、確かな前進です。
「スピーカーになる」感覚
30日でいちばん大きかった気づきは、シャドーイングのコツのようなものがおぼろげに掴めてきたことです。
聞こえた英語をそのまま口に出す。言葉にすると単純なのに、これが意外と難しいのです。最初のうちは、聞こえた音そのものを発音しているというよりも、聞いた音をヒントにして、自分の頭に記憶している英文を呼び出しながら喋っている感覚が強くありました。口から出ているのは「聞こえた音」ではなく「覚えた内容」だったわけです。
ところが、そのフェーズを超える瞬間がやってきます。一生懸命に聞き取ることだけに集中していると、聞いた側から口が勝手に動いて、聞こえてきた音をそのまま自分の口で発音している。まるで自分が音をコピーして吐き出すスピーカーになったような感覚です。
その状態のときは、英語がとてもスムーズに、滑らかに口から出てきます。おそらく聞こえてくる音と、私が発している音がだいぶ近づいているのだと思います。この感覚に気づけたことはとても大きい。こういう時間を積み重ねていくことで、英語を話す回路ができていくんだろうな、という実感があります。
次は90日
15分を守りながら、今のペースで続けていこうと思います。次の節目は90日あたりでしょうか。そのとき「スピーカーになる」感覚がどれくらい安定しているのか、自分でも楽しみです。
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