191話 第二岩屋 The Second Grotto —We Are Not Who We Were Yesterday【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
第二岩屋の奥にたどり着く。
センサーが付いた龍が、唸り声をあげる。
が、セオリが会いたい龍は、この像ではない。
静かなところまで離れて奥を見つめる。
しばらくすると、声がする。
「瀬織殿じゃな・・」
「お久しぶりじゃの」

龍が姿を見せた。
「あなたは?」
「昔、そなたの仲間じゃったクラオじゃ。」
「・・・さすがに、覚えとらんな・・」
「わざわざここに来たということは・・・・なにか、あったのだな?」

「・・・・・」

「まあ、言わずともよい・・・・だいたいわかっておる・・・」

「そなたらの喧嘩については何も言わん・・・」

「ただ、そなたに付きまとう、黒い西洋鎧の女・・・」

「誰か、わかっておるな?」

「・・・・・・」

「あの者もまた・・・・そなたの正体じゃが・・・」

「・・・・・・」

「そなたは、わしたちの仲間じゃった・・・・」

「・・・・・・」

「そなた次第なのじゃ・・・]

「この世を栄えさせるにせよ、滅ぼすにせよ・・・」

「そなたは、神じゃったのに、わざわざ人間に生まれようとした。」

「事実、今のそなたは人間じゃ」

「が、全ての力が失われてはおらぬ。」

「すべては、そなた次第じゃ」

「わざわざ人間に生まれようとしたのは、なぜじゃったのかな?」

「どうじゃ、これぐらいで良いかな?」

「いくらかのヒントにはなるのではないかな?・・・」

「ゆっくり考えてみることじゃ・・・」

「応援しておるぞ」

龍の姿は見えなくなった。

暗い、狭い岩屋の外に出たとき、セオリは思った。

これは生まれ変わりだ。

いま、生まれなおしたのだ。

私たちは、

昨日までの

私たちでは

ない。

動画 第二岩屋 Video:The Second Grotto —We Are Not Who We Were Yesterday【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
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