159話 山伏 Yamabushi: A Lone Wolf 【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
出してきた白い着物を着て、祠に落ちていたほら貝を下げると、清成は山伏に見える。

月のない夜の森を三人は歩いた。
明朝出ればよいといったにもかかわらず、夜中に祠を出た。
山伏は、ジョウシュンと名乗った。
なんとなく言葉でわかったが、このあたりの人ではなさそうだ。
山伏は、過去を語らなかったが、清成にはなんとなくわかった。
東国の言葉ではあるが、京にもいたと思わせる。
おそらく、義経に従ってきたものの一人だろう・・・
ジョウシュン、つまり、ツネハル・・・・・
常春は、足が速い。
走っていないにもかかわらず、置いて行かれた。

だいぶ間が空いていることに気が付いた常春は、後ろを振り向いた。
しまった。と思った
森の木の後ろに、狼がいる・・・・
狼は、必ず群れでいるわけではない。
一匹狼がいる。
群れではないため、獲物は取りにくい
つまり、空腹である可能性が高い・・・・

常春は、ほら貝を手に取った。
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