90話 相談 Stepping Aside 【青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
そこからしばらく、全体練習では連弾が続いた。

はじめは鍵盤を叩き間違えていたユウスケ先輩も、次第に慣れてきたようだ。
それはそれで良いのだが、ただでさえ人数の少ないテノールが一人欠ける。
ミツヤは今まで以上に声を張らなければならなかった。
結果的には、それも良い練習になったと言える。

練習が終わると、ミツヤはユウスケ先輩を探した。
文化祭での受賞報告のあとに披露する曲について、相談しておきたかったのだ。
校舎の外に出ると、ユウスケ先輩は校庭の方を見ていた。
近づいていくと、さっきまでは見えなかったが、
隣にはレイ先輩がいて、楽しそうに話している後ろ姿が見えた。

何の話をしているのかはわからない
が、――レイ先輩の笑い声は聞こえてくる。
二人の距離は近く、レイ先輩の笑顔は、練習中よりもずっと柔らかかった。

「まあ……何も今日言わなくてもいいか……」
ミツヤはそっと向きを変えた。

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千住まいか🐇|AIイラスト&マーケティングさんのプロンプトを参照して作成しました。

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