206話 一夜瓢 One‑Night Gourd — I Must See That Girl 【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
瀬織様が天界に連れ戻されてしまった。
「あんたが付きまとったせいだ」
波男は、瀬織の姿が見えないことに取り乱した。

天界に連れ去られてしまったのだと知った
が、それを素直に受け入れられるような状態ではなくなっていた。
天狗に頼んで、一夜瓢のタネを植えた。

たった一晩で、天までつるを伸ばす、
つる植物(瓢箪の一種)だといわれている。
波男は、雲の上まで続くそのつるを一心に登った。
下を見ると目がくらむ、下は見ないと決めた。
天界にいる瀬織に逢いたい一心だ。

清成は無茶だと止めた。
が、最後は見送るしかなかった。
馬鹿な奴だと正直思う。
けれど、その馬鹿を見上げて、手に汗握って応援している・・・
涙が出てくる・・・・
馬鹿を応援する馬鹿がいる。

同じ馬鹿なら・・・・
登っている方がいいに決まっている。
無駄なことだ・・・・
でも、
やらないよりは、
いい
マガジンに掲載いただきありがとうございます。
次の話
前の話
YouTube_yukariyajp 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline
高評価、チャンネル登録をお願いいたします。
いいなと思ったら応援しよう!
ご覧いただきましてありがとうございます。少しずつ進めていけたらと考えております。よろしければ応援いただけると嬉しいです。