215話 波打際序曲 古代からの伝言 Shoreline Overture — A Message from Ancient Times【エジプト編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
シンゴが心配そうにユリアのところに来た。
セオリから、悪夢を見ているらしいという話を聞いたのだ。

なぜかエジプトの夢・・・
ユリアは、そのあらましをシンゴに話した。

シンガル王子とメルエンセト妃の間には、二人の王子と三人の姫が生まれている。
夫婦仲は悪くなかったと言ってよい。
メルエンセトは、ネフェルイウリアの実の妹だからよく似た美貌でもあった。

ある時、宮殿のテラスで二人っきりなった時、シンガルが言った。

「義姉上・・・」
――が、見つめていた目を海にそらして、苦悩の表情をした。

シンガルは、「義姉上・・・」と呼んでしまったことを後悔した。
この後には、頭に浮かぶセリフは繋げられない・・・・。
結局、シンガルが見染めてからずっと心に描いていたネフェルイウリアへの想いは、遂げられることはなかった。
この義弟が、自分に対して抱いている想いを、ネフェルイウリアはかなえることを遂にしなかった。

今、シンゴとユリアは二人っきりである。
自分を見つめるシンゴが海に目をそらして、苦悩の表情をした――
はっとした。
シンゴ、おまえまさか――
その後のセリフを待ち構えるユリアに、シンゴは言った。

「ユリア、俺はユリアのことを、前前前世から想っていたんだ!!」

その名台詞を聞いたユリアはにやりとした。
「甘いな・・・前前前世なんて、最近のことじゃないか」
一歩シンゴに近づいた。
「シンゴがユリアを見染めたのは、古代エジプト時代だっただろうが!!」
「へ?エジプト?」

そのシンゴの頬を、思いっきりつねった。
その目は涙でいっぱいになっていた。

愛は永遠とは、何か白々しい。
ネフェルイウリアがエジプト第18王朝の頃の人だったとするならば、
シンガル王子がネフェルイウリアを見染めてから、3500年以上経過している。

その想いをシンゴとユリアが成し遂げるのだとするならば、
愛は永遠と、
言えなくも
ない

波打際序曲 古代からの伝言 Shoreline Overture — A Message from Ancient Times【エジプト編】
オリジナル曲 波打際序曲 古代からの伝言
Shoreline Overture — A Message from Ancient Times

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こあら🌻@SeaArt×イラストプロンプト毎日発信さん
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