214話 使節 Envoy — The Beginning of a Firm Alliance 【エジプト編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
ティルサ王国にアメンラー王国からの使節が訪れたのは、その4か月後のことだ。
ここで、ティルサ王国はアメンラー王国との絆をより強めることになったのだ。
ケムル王国に大勝利した最大の功績をたたえるため、トトメス王は積極的に動いた。
まずは、ネフェルイウリアに相談し、王太后:ネフェルセトを説得した。
メルエンセト王女をシンガル王子に嫁がせる算段を早くも取り付けた。

メルエンセト王女は、ネフェルイウリアの実の妹で、母は王太后である。
その申し出を、シンガル王子はありがたく受諾の宣言をしている。

ここから、この二国は永い間この固い同盟関係を維持していくのだから、
このことは大切な縁談だったのだ。
大げさなほど喜んで見せたシンガル王子だったが、
「妻ではなく、義姉上になってしまうのだな・・・」

残念そうに壁をにらんだ。

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