123話 帝国 The Empire on Which the Sun Never Sets 【イベリア編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
夕日の海岸をコノハと二人で歩いている。

イサベルの結婚、王位継承を実現した後のことである。
あの時、ゼノビオとルコノフは挙式の話をしていた。
あの中世のイスパニアで、この二人が結婚することになったのかどうかまではわからない。

イサベル1世とフェルナンド5世が、カスティリャ王国とアラゴン王国を合同し、イスパニア王国(現在のスペインの原型)としたのは、1479年のことである。
イサベル1世は、フェルナンド5世と共同統治として、実際にイスパニアを発展させた。
グラナダ陥落、ナスル朝イスラム滅亡により、
イスパニア統一、レコンキスタが実現したのは1492年のことである。

お詳しい方だと、この年号にピンとくる。
コロンブスの新大陸発見は、同じ1492年なのである。
しかも、イタリアの人であるこのコロンブスを支援したのは、
まさにこのイサベル1世なのである。
この後、新大陸などへの進出により、イスパニアは陽の沈まない世界帝国になることを想う時、イサベル1世と、フェルナンド5世の存在の大きさを想うのである。

その実現に、裏方として貢献したという満足感を、ゼノビオとルコノフは共有している。

それがもし、前前世なのか、前前前世なのか分からない、
過去世のコノハだったとするならば
その共有する過去世を思い出していたとしても不思議ではない。

海の方を向いて、夕日の海を見ているナビオの近くにコノハが立っている。
「セオリがいることはわかっている・・・」

「でも、」
「セオリじゃなければいけない理由はあるの?」
ナビオは、少し横を向いて顔をしかめた。
が、急に体の向きを変えたナビオは、荒っぽく引き寄せると、

コノハを後ろから抱きしめた。
動画 新王 Isabel, the New King 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
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