218話 太陽 Sun: Good Fortune Begins Now 【後期青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
以前に、杏子が夫の英男の占いをした回がある。
その時、占いの結果を書かなかった。
実は、書けなかったのである。

物語の途中なのにもかかわらず、結果が出てしまったからである。
これは、この物語の終盤に言いたい内容だった。
にもかかわらず、英男の運は既に開き始めてしまっていたのだ。
英男は、30年以上会社に勤め続けたにもかかわらず、
ほとんど出世しなかった。
娘も独立した以上、そんなことは関係がない・・・

けれど、本人としてはそうも言ってはいられない・・・・
何か、自分は無能だったのではないかと思ってしまう時もある・・・・
これから、自分に楽しいことなど残っていないに違いない・・・・
英男はそう思っている。

が、水晶玉にはそうは映っていない。
これから、人生が開ける。
英男は、これから今までは見せなかった才能が開花する。
杏子は、間違いないと思った。
それを言っても、英男は浮かない表情のままである。
「才能なんて・・・ない。」
間違いない、貴方はこれから人生が始まる。
これまでは、家族のため、子供のため、会社のために働いてきた。
ちゃんと、その役割は果たしたのだ。
「今度こそ、やりたいことをやったらいい。」
乗ってこない英男を見て、杏子はタロットカードを切り始めた。
黙って見ている英男の前に、カードを並べていく。

では・・・・カードをめくり始めた。
「大アルカナの女教皇です。」
「大アルカナの星です!」
「大アルカナの太陽!!」

舞い上がる杏子を不思議そうに英男が見ている。

「それって・・・なに?」

プロンプトを参照しました。

プロンプトを参照しました。
マガジンに掲載いただきありがとうございます。
次の話
前の話
YouTube_yukariyajp 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline
高評価、チャンネル登録をお願いいたします。
いいなと思ったら応援しよう!
ご覧いただきましてありがとうございます。少しずつ進めていけたらと考えております。よろしければ応援いただけると嬉しいです。