133話 蚊 A Mosquito at My Ear 【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
夜の間に、行けるところまで行こう。
藪を抜け、雑木林の中をかき分けるようにして、山を登っていく。
一応道はあるのだが、ほとんど獣道のような道で、歩きにくい。
草や木の枝にいちいちぶつかる。

しかも、蚊がいる。
かゆい・・・・
あちこち赤くはれている。
我慢ができず掻いているからだ。
あるとすれば、ドクダミ、ヨモギ、アロエあたりだったらしい。
が、あいにくこの辺にはない。

わざわざ暗い夜を選んで逃走中なわけだから、パシパシと叩けない。
木の枝に、ところどころ小さい白い布が巻いてある。
年老いた漁師 久作が言っていた通りだ。
白い布のある道を進めと言っていたはずだ。

「葛尾まで行きゃ、追手も来らん。」
葛尾がどのあたりなのかは、この山の中ではわからない。
草の間を抜けるのだ、足のあちこちに切り傷がある。
笹の葉か何かにこすっている。

清成が足を止めた。
小さな祠がある。
山の神社か何かだろう。

清成は、六代御前を振り返ってうなずいた。
動画 選挙 Video,Losing to Win は、
5/6 134話、選挙 Losing to Winにて掲載いたします。
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こあら@SeaArt.AIイラスト×プロンプト発信さんのプロンプトを参照して作成しました。
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