134話 選挙 Losing to Win 【青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
3年生が引退した後、次の部長を決めることになった。
候補者は、だいたい絞られている。
ソプラノのメグミ先輩

アルトのカオリ先輩

テノールのユウスケ先輩

指揮者のマリカ先輩だ

メグミ先輩とカオリ先輩は、早々とマリカ先輩支持を打ち出だした。
普通であれば、この時点で確定だ。
ソプラノとアルトが支持してしまえば、逆転はありえないからである。

ところが、マリカ先輩は自推することなく、ユウスケ先輩を推した。
異論はなく、あっさりとユウスケ部長が誕生した。

まあ、日頃のリーダーシップから見れば、ユウスケ先輩が最適だ。
片手伴奏のレイ先輩を、連弾で救った姿も好感を集めた理由だろう。
来年こそは、金賞を狙いに行くつもりなのだ。
一致団結は重要だった。
その意味で、マリカ先輩はなかなか良い選択をしたといえるだろう。
それでも、副部長は引き受けた。

ちらりとミツヤを見たマリカ先輩は、少し誇らしげにほほ笑んだ。

動画 選挙 Video,Losing to Win 波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
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