7話 顔色 Your Face… What’s Wrong 【青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
ある日、教室に入って驚いた。ナビオの顔色がひどく悪い。
「どうしたの!? ナビオ君!」
「……二日酔いかなあ」
「まだ高校生だよ!」

セオリは慌ててナビオの腕をつかみ、そのまま海辺へ連れていった。
海からの風が気持ちいい。
波の音が静かに寄せては返す。
ナビオの眼に力がない。

セオリはそっと彼の手を握った。
「ほら、落ち着いて。君の色、思い出させてあげる。ねえ…好きな色、教えて?」
聞いているのか聞いていないのか、反応が薄いがナビオの瞳に、かすかな赤が灯る。
それは、セオリの髪と同じ色だった。

「好きな“酒”ならビールだけど」
「もうっ!」
セオリが呆れたように笑うと、ナビオの顔にもようやく元気が戻ってきた。
二人は並んで海岸を歩き出す。
明るい陽の光に照らされて、ナビオは顔色をゆっくりと取り戻していった。
セオリは「さっきの場面、どうかな」と言って、スケッチブックを開いた。
そこには、まるで絵本のような柔らかい色合いの二人がいた。

「……絵本みたいじゃないか」
「これ、文化祭に出す?」
「やめてくれ!」
思わず声を上げたナビオは、耳まで赤かった。
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