120話 天狗 Tengu 【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
座禅を終えると、杏子は気づいた。
胸の奥が、驚くほど晴れやかになっている。
なるほど・・・これは確かに生気がよみがえるかもしれない。
背中を叩いてもらったのも効いたのだろう。
「悟りを開けるかもしれない」
そんな冗談めいたことを思いながら出口へ向かった。

そのとき、少し前を歩く女の子が、出口とは逆の方向へ進んでいくのが目に入った。
――あっちにも行けるのね。
杏子は、水路に沿って歩き出した。
小さな説明の看板には半僧坊と書いてある。
建長寺の霄貫道(おおぞらかんどう)老師が、
夢の中で白髪の老人に出会うという出来事があり
「私を関東の浄地に招けば、その地は永遠に栄える」と告げたという。
こうして建長寺裏山に半僧坊が祀られることになったという。

この山を登っていけば、半僧坊があるという。
かなり険しい階段だ、段の石が大きい。
しばらく登っていくと、石像があることに気づく。

「天狗様だ」
石像の天狗はかなりいる。
いるといっているのは、杏子には実際に天狗の姿でみえているからだ。

英男が言っていた。
「翼が動いたようにみえた」と
が、杏子には「翼も動いている」と見えているのだ
杏子は天狗様に手を合わせた。
天狗がちらりと杏子を見ている。

その横の階段を登っていった。

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こあら@SeaArt.AIイラスト×プロンプト発信さんのプロンプトを参照して作成しました。
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