夏のさわやか対談② 「あの子のにおいがやめられませんⅣ」
田山先生!
もう泣かないでくださいよ。
泣かないで~♪(by 舘ひろし)
だからあれほど見ちゃダメっていったのに・・・
ボクがトイレ入ってる間に、
ノートPC勝手に見ちゃうんだもん・・・
見出し画像から泣いてるから、
読みに来てくれたアナタもびっくりしてるかと思います。
いやね、どんなコメントが来てるのか、
田山先生が見たいって言ったのですが、
特に女性から『蒲団』に関しては、
時雄、すなわち花袋先生には、
複雑な感情や厳しいご意見があるようなので、
あまり見ないほうがいいですよって言ったのに。
田山先生
「ねこま先生のコメント欄や、
noteで、わしの『蒲団』を扱ってる記事や、
コメント欄をのぞいたら・・・
”キモイ!”がたくさん・・・
気持ち悪い!
ストーカー!
未練がましい!
変態!身勝手!
明治の文豪のわしに向かって、
令和を生きる女性たちの
槍のような言葉が、グサグサ刺さる!
ぶぇええええええ~~~ん!!!😭」

田山先生は、なにぶんにも
明治の男性でありますので、
ボクと違って変態と呼ばれることに
喜びを感じません。😂
先にラストを知ってる女性は特に
厳しいご意見かと思います。
世代問わず、女性読者からキモイを
いただいておりますが、
ご本人も読んでますからね、
オブラートに包んでくださいよ。😅
田山先生!
令和の世では、男は女性から、
「変態!」「キモイ!」って言われるのは、
褒め言葉みたいなもんなんですよ。
特にボクと田山先生のような、
変態紳士には、最高の褒め言葉じゃないですか、
喜ばないと。機嫌を直してくださいよ~~~。
田山
「ぶぇええええええ~~~ん!!😭😭😭」
田山先生が立ち直られるまで、
ボクがひとりでやっていきます・・・
さわやか対談の醍醐味は
なんといっても、
ボク、ねこま先生と
文豪の大先生とのかけあいでありまして、
そういった意味でも、
文豪不在になりますと困ってしまいます。
そこで女性のアナタにお願いがあります。🙏
田山先生が
コメントをお読みになりますので、
ウソでもいいですから
田山花袋先生に対する
ポジティブなコメントを、
ぜひお願いします。🙇
前回をまだ読んでないよってアナタは、
ぜひ、前回からお読みください。
また、ⅠからⅡまでのリンクも貼ってありますので、
初めてお読みくださるアナタは、ぜひⅠからどうぞ。
芳子さん(美知代さん)は
師である時雄(田山先生)の前で、
「この恋は、神に誓って神聖なものです!」
と、21歳の田中秀夫(永代静雄)との恋は、
誓って汚らわしいものではなくて、
ピュアなものなのよ!と涙ながらに訴えます。
一方で田舎の父親からは、こうお叱りを受けます。
「学生の身分で、コソコソと隠れて京都の嵯峨野で、
お泊り旅行しおって!その精神こそが汚れてるのや!😡」
愛弟子の芳子さんと芳子さんの父親との間で
板挟みになりながらも、そこは、
懐の深い師匠を演じなければなりません。
はなはだ不本意ではありますが、
芳子さんのために、神聖な恋の成就に
一役買う決心をする時雄なのでありました。
しかし、ツライ!ツラすぎてたまりません!!
考えてもごらんなさい、時雄としてみれば
そんな勇気もないけれど、あわよくば
密かに想いを寄せる芳子さんを、
3度目、4度目があれば
いつでもイケる!と、
そういうチャンスのある夢のような日々だったのに・・・
真っ暗なトンネルのような毎日の暮らしの中で
ただ歳月が過ぎて、ただ年老いていくしかない日々に、
トンネルの中で、ほんのりと明かりを灯す
横山芳子という天使が突然舞い降りて来て、
それまで白黒だった毎日が、
色とりどりのカラーな日々に変わっていったのです!
・・・ところが!!
ある日突然、彼氏が出来ました!
お泊りデートまでしました!
結婚もする予定です!!
そのあげく・・・
結婚の成立に尽力して欲しいと、
芳子さん本人から頼まれてしまった!
これはヒドい!あまりにもヒドイ!
世界5大悲劇、すなわち、シェイクスピアの
『ハムレット』、『オセロー』、『リア王』、
『マクベス』の4大悲劇に、
『ロミオとジュリエット』を加えた5大悲劇ですが・・・
『時雄(田山花袋)の悲劇』として、
これも加えて、世界6大悲劇と今日からは呼びたい!
ボクも今、他人事に思えなくて、
アナタには見えないけど、号泣しております。
届きますか?このツラさ、悲しさが!😭
思い起こせば、平成が幕を開けて間もない頃。
季節は3月です。ボクは中学生でした。
明日に卒業を控え、卒業式の予行演習をしていました。
当時、小学校の頃からの仲良しで、
密かに想いを寄せていた
同級生のある女性がいました。
名前を、
『みゆき』
と言いました。
わが群馬県の伊勢崎市が生んだ、
郷土の大漫画家、
あだち充先生の同名作品を思い出して、
キュンと胸が締め付けられたアナタは、
昭和世代確定でございますね。
伊勢崎市の図書館には、
あだち充先生の漫画コーナーがあります。
田山花袋先生の人気をしのぐ人気ぶりです。
卒業式前日の日に、
みゆきちゃんにボクは呼び出されました。
みゆきちゃんは、かわいい子で、
お胸が豊かな娘さんでした。
ふざけてよく腕を組んでくるので、
お胸が当たるんですよね。( *´艸`)
これは!!
ボクのことがきっと好きに違いない!😁
そう、つねづね思っておりました。
―― 苦節15年。
ようやく、ようやく、
彼女のいない
暗いトンネルを抜ける日が来たのです!
ありがとう!ありがとうございます!
長かったです。苦しかったです。
寂しかったです。
拍手喝采でお祝いでしてください。
どうぞ、遠慮なくボクに拍手を送ってください。
学校内の静かな場所ですよ。
待っているとみゆきちゃんが来ました。
恥ずかしそうに近くに来ると、
スッと手紙を渡してきました・・・
手紙で愛の告白とは、
なかなかやりますのぉ・・・
と恍惚(こうこつ)に浸(ひた)っていた
その時です!!
「これ、N君に渡してくれるかな。
ねこまくん、N君と付き合えるように、
手伝ってくれるかな・・・ねっ?💗」
・・・違う!!
こんなオチはいらんねん!!😡😡😡
N君というのは、
ボクの親友であります。
ああっ!
これほどの悲劇はありましょうや!
先ほどは、世界6大悲劇としましたが、
これも含めて、今後は世界7大悲劇とさせてください!
クソッ!!
こんな手紙ビリビリに破いてやりたい!😡
ふっと顔をあげると、
そこには、みゆきちゃんの笑顔がある ――
この笑顔を守りたい!(`・ω・´)ゞ
ビリビリに破くことができないのが、
坂本猫馬という漢(おとこ)の生き方なのです!
―― 仕方がありません。
親友のN君に事情を話しました。
あまり乗り気ではなかったようですが・・・
ここは大説得をしまして、
なんとか、みゆきちゃんのところへ行かせました。
そのあとは、若いふたりに任せて。
お邪魔虫は消え去るのみです。
アイシャルリターン ( I Shall Return )
ボクは、この恋愛をいう名の戦場に
必ず帰って来る!と誓い、
15歳の敗戦を迎えたのであります。

田山先生
「おおっ!これはわしと同じ匂いが。
泣いてる場合やないで!
ねこま先生、はよ本編へ!
・・・・今回は休み休み参加するわ。」
田山先生が回復されたご様子なので、
だいぶ脱線しましたが、😅
これも込みのさわやか対談です。
続けたいと思います。
―― オレが本気をだせば、いつだってできる!
時雄は、いつだって本気を出せば、
芳子さんを自分のもにして、
彼女と新しい人生をスタートできる!
心の奥底で眠っていた本音はこれでした。
しかし、時すでに遅し。
キレイな女性というのは、
今も昔も競争率が激しいんです。
すぐにいかないと横からスッと
さらわれてしまうんです!😭
田山
「なんか実感こもってるな😓」
―― 嫉妬と後悔
今の時雄は、この2つの言葉に押し潰されそうでした。
手に入れられない恋ほど
あきらめるどころか、
逆に炎は燃え上がります。
と同時に、理解ある師を演じてる身としては、
芳子さんの結婚こそが、彼女のしあわせだと思うと、
そのジレンマに苦しめられ、気が狂いそうでした。
夕暮れに飲む酒の量は増して、
泥のように眠る時雄なのでした・・・
田山
「ワンチャンあると思ってたのに・・・😞」
ザァアアアアアア・・・・
翌日は日曜日でしたが、あいにくの雨。
しかも激しく降っていましたから、
余計に、時雄を憂鬱(ゆううつ)な気分にさせます。
本も読む気になれず、何か書く気も起きません。
季節は秋で肌寒くなっていました。
冷たくなったラタンチェアに座って、
外にある、けやきの古樹をぼんやり眺めてました。
けやきの古樹に雨の長い筋を見つめながら、
時雄は、今回の事件を通して自分の半生を振り返っていました。
―― オレの人生いつもこうだ。
文学の世界でも、現実社会でも、
一歩違うだけで
運命の外側に追いやられてしまう。
しあわせまであと一歩というところで、
必ず踏み外すような人生なんだ。
そういう風に、オレの人生は神が創ったんだ!
いつもあと少し、わずかなズレで、
オレの人生は狂わされてきたんだ。
―― クソッ!
田山
「思い出してしまって、
つらすぎて見てられんばい!🥺」
こういう時、イヤなことを
忘れさせてくれるのが酒です。
酒に酔った世界へ逃げ込むしかないのです。
時雄は、昼過ぎから酒ばかり飲んでいました・・・
1本また1本と、空になった徳利(とっくり)が増えていきます。
最初は、奥さんの悪口や酒の肴(さかな)がまずいなどと
文句を言っていたのですが、次第に文句さえ言わなくなり
ただひたすら、酒を浴びるように飲み続けるのでした。
「酒だ!酒が足りねえぞ!もっと持って来い!😡」
気の弱いお手伝いさんは、唖(あ)然としてしまいます。
寂しさを酒で紛らわす姿ほど、情けなくてみっともないです。
「おお~~!ウチの子はかわいいな~。
おいで、抱いてやろう。キスもしちゃうぞ!🥰」
5歳になる長男を、酔っ払いの気まぐれでしょうか。
突如、抱き上げたりキスをしたり、
子どもからしたら迷惑でしかないんですけど、
酒に酔った父親の愛情の押し売りが行われていおります。
「エエエエエ~~~~ン!!😭」
子どもも我慢の限界がきたのでしょうか。
急に大声で泣いてしまいました。
時雄
「なんで父親に向かって泣くんだ!
おいっ!お前の教育が悪いからだぞ。😡
オレが教育してやるから、
よーくみとけ!!」
”バシッ!バシッ!バシッ!”
これはいけません!
子どものお尻を時雄が乱打します!
「あなた!やめてください!」
奥さんが時雄のDVを諌(いさ)めます。
時雄
「うるせえっ!黙ってろ!😡」
親がDVをした家庭で育った人には、
お馴染みのやりとりがしばらく続きます。
田山先生
「ちょっとわしを映さないで。
また、コメント欄で叩かれちゃう。
時雄と花袋は、完全に同一じゃないからね。🙈」
それが本当かどうかは、
田山先生の奥さんと息子さん、
お手伝いさんもかな。
限られた人しか知りませんので、
真実はやぶの中・・・
―― 「自然主義文学」をご存知でしょうか?
「人間の醜い現実をありのままに描く」
ことを理想としております。
田山花袋先生も、島崎藤村も、
この自然主義文学を代表する人気作家でした。
ですので、普通の作家だと自分の醜い部分を
隠して作品を書くところでありますが、
自然主義文学作家の田山花袋先生としましては、
「父親失格」の場面も、ありのままに書いた
のではないかと推測ができますが、
明確な資料がないため、憶測に頼るしかありません。
田山
「ほっ・・・😅」
そうこうしてるうちに、
また酒ばかり黙々と飲み見続けます。
気持ちよくなったんでしょうか。
10年前くらいに流行した歌を、
歌い始めました・・・
奥さんと子どもたちは、
遠巻きに、いつもと違う醜い父親の姿を見ています。
子どもたちは、どんな想いで見ていたのでしょうか。
それに奥さんとすれば、自分の夫が、
19歳の若い女への叶わぬ片想いで壊れていく姿を、
どんな想いで見ていたのでしょうか。
田山
「だから、わしを映すなって!
反省してまーす。😏」
時雄は、うとうとでもしていたのでしょうか。
奥さんが、蒲団をかけてくれていました。
奥さん
「あら?あなた。
どこに行くんですか?」
蒲団をかぶったまま、すっと立ち上がった時雄。
どこかへ行こうとしています。
奥さんが慌てて後を追います。
奥さん
「どこへ?どこへいらっしゃるんですか?
ねえ?・・・聞いてるの?あなた!」
奥さんの声なんか聞こえないかのように、
蒲団をかぶった時雄は、どんどん歩いています。
奥さん
「寝ぼけちゃいけません!
そこはトイレですよ!
蒲団を持ち込まないでください!!」
トイレに入ろうとする寸前で、
スッと奥さんが蒲団を引いたので、
蒲団は汚れずに奥さんの手に残りました。
”ジョボジョボジョボ”
酔っ払いの時雄が、
無事に漏らさずにおしっこを追えました・・・
”バタン!”
奥さん
「あなた!!」
おしっこを終えた時雄が、
そのままトイレに倒れ込んでしまいました。
奥さん
「ねえっ、あなた!
汚いから起きて、ほらっ!起きて!」
奥さんが時雄の身体を揺さぶりますが、
時雄は起きません。
かといって、眠っているわけではなく、
大きく目を開いたまま、
どこかから外の様子でも見えるのでしょうか。
じっと、いつ止むのかも知らない
激しく振る雨を見つめていました・・・
田山
「はぁ~・・・切ない恋心。
花袋・・・思い出して涙がでちゃう。
―― だって、文豪だもん。🥺」
と言ったところで、
区切りがいいので、
今回はね、ここまでにしたいと思います。
田山
「ポジティブコメントまっとるぞい。🤭」
8月になりましたが、
暑い日や不安なことが続きますね。
アナタは、大丈夫ですか。
実は、グンマーのねこま先生の住んでるあたりでは、
8月に入っても、セミの声がしないんですよね。
空梅雨だったり、暑すぎると羽化に失敗してとか、
そういう話もありますね。
まあ、暑すぎると鳴かないらしいですが。
アナタのお住まいの地域は、セミ鳴いてますか?
よかったら、ねこま先生に教えてくださいね。
それでは、今回も最後まで
お読みくださり
本当にありがとうございました。
また次回、続きを書くか、
他の作品か決めていないのですが、
何か書きましたら、お読みくださると幸いです。
いつもお読みくださるアナタ。
どうか、8月もお元気でお過ごしくださいね。🙏
―― さようなら!

※前回に引き続き、当然のことながら、
田山花袋先生が、お書きになられたりなど、
史実通りのものもありますが、
それ以外の、本作における田山花袋先生のコメントは、
ボクの創作です。
田山花袋先生のファンの方、
大変多いかと思いますが、
お許しいただけたらなと思います。🐯
※このお話は、三才ブックス刊『文豪 憂鬱な癖』
(朝霧カフカ監修)を参考にしています。
前回に引き続き、ありがとうございました。
深く感謝いたします。
※本作品は、青空文庫収録『蒲団』(田山花袋)を参考にしています。
作品の背景理解のため、同作の一部内容を参照しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

以前にもご紹介させていただきました、
この『蒲団』のシリーズを始める
きっかけの記事を書かれた、
銀河のハルカさん
が、その記事にボクが書いたコメントや、
このシリーズをお読みくださったことで
感じたことなどを記事にしてくださいました。
ハルカさんはね、
中年男子の心理を手に取るように
わかる女性なので、
毎回、ドキドキしながら
お話させていただいています。( *´艸`)
ぜひ、アナタもお読みくださいね!
前回、公開後にも書いたのですが、
ボクの大切なnote友であります、
蒼あおさん
が、このシリーズを読んでくださり、
その後、ステキな物語を創作されました。
蒲団で言うなら、芳子視点、
そして新たに、奥さん視点の物語を
執筆されましたので、
ここにご紹介させていただきます。
ぜひ、お読みくださいね!
蒼あおさんは、
女性の細かい仕草や心理描写が、
とてもお上手で素晴らしいんです。
特にね、現代の女性もお上手なのですが、
ボクが感じてるのは、
明治や大正など、戦前の女性、
つまり、もう現代では見かけないような
女性を描かせたら、ホント天下一品です!
ぜひ!まだ未体験の方は、
蒼文学に触れてくださいね。🐯
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懐かしいやら、マニアックな内容やらですが、
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大変、嬉しく感激です!
頂いたサポートは、あなた様にまた、楽しんで頂ける
記事を書くことで、お礼をしたいと思います。
よろしくお願いします。