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初めての有料記事の販売報告と「エッセイ集」自費出版のお知らせ

最近、ただの「ライター」から脱皮し、「もの書きアーティスト」に生まれ変わろうとしている。
理由は2つ。
病気で思うようにライターの仕事ができなくなったこと。それと、時代の流れで昔のような(私がやりたい)ライターの仕事が減ってきたことだ。

贅沢な話だが、ライターの仕事は、待っていて向こうから依頼が来るもの、かつ自分が心からやりたいと思う案件だけを、体に負担のない量だけ受け、あとは体力が許す限り好きなものを書いて暮らしていこうと決めた。
商業的な部分よりアーティスト的な部分を増やして書いていく。
病気を理由に夫にも世間にも甘え、余生はのんびり書きたいものを書いて過ごすことにした。
いろいろ手放したらすごく楽になったし、新しいことを始めたら、また自分の中に小さな生命力が芽生えたのを感じた。

手始めに有料記事のエッセイを書いてみた。

販売目標は10人。
それくらい売れたら嬉しいなと思っていた。
読めば何らかの得や学びがあるノウハウ記事と違って、ただのエッセイなんてそんなに買ってもらえるものではないのはわかっていたから。
それでも4年以上noteをやっていたら、少しずつフォロワーさんも増えていったし、中には「Kaoriさんの書くものが好きです」と言ってくださる人もいるので、何人かは買ってくれるかなと思っていた。別にこれで食べていくわけでもないので、「ちょっとでも買って読んでもらえたら嬉しいな」という、それくらいのモチベーションだ。
「noteのまちを創作で盛り上げよう」という、勝手に始めた活動の一環でもあった。

この無欲な姿勢がよかったのか、思っていた以上に売れた。40人もの人にご購入いただけたのだ。それも販売から3日くらいで。
これは嬉しかった。
初めての有料記事だから、私へのサービス(?)というか、「どんなもんかいな」という興味もあったかもしれないが、どんな理由にしろ、「お金を出しても読みたい」と思ってもらえたことがありがたかった。

価格は120円にした。記事のあとがきにも価格設定について書いたのだが、「コンビニのコーヒー1杯」を買うくらいの気軽さで買えて、その1杯を飲んだくらいの満足感があればいいなと思ったからだ。
読んだ方からたくさんのコメントをいただけたのもよかった。noteのまちの人は本当にやさしい。

ちょっとだけ勝手に抜粋&紹介させてもらう。
(お名前は伏せていますので、ご了承いただければありがたいです。NGの場合はご連絡ください。削除します)

●記事を読んで、なんだかこれからの人生が楽しみになって来ました。そして、どうせ生きるなら生きることのネガとポジをしっかり味わって生きてやるぞ!なんて気分にもなってきました。

●家族っていろんな形があるんだ。と当たり前のことをあらためて考える記事でした。
(中略)
かおりさんの“ライターとして生きる強い覚悟”が、ここから来たのか、とその根底が見えた気がしました。(勝手に想像してしまいました)

●Kaoriさん、心温まる素敵な記事をありがとうございます。
姪っ子さんの感性と思いやりが素敵すぎて、Kaoriさんの文章も終始あたたかくて。
途中までほっこりと読ませていただいたのに、最後で涙がとまらなくなりました。

●読みながら涙していました。
幸せな家族団らん、ここまでの道のりはもうこの文章が書けたことで一区切り出来た、そんな感じがしました。優しい家族団らんでした。

コメントより一部抜粋

コメントを読み、記事にご満足いただけたようでホッとした。コメント以外にも「高評価」をたくさんいただけたし、良いスタートを切れたと思う。
(もし、これを読んで興味を持ったり、読んでみたくなったりしたら、ご購入いただけると嬉しいです。「有料記事があったなんて知らなかった」という方もぜひ♪)

有料記事は「気軽に読まれないこと」もメリットだと感じた。つまり、あまりおおっぴらにしたくない内容を書けるということ。秘密にしたい、とまで言うと言い過ぎだが、無料でホイホイ読まれたくないような内容。今回は今まで書けなかった家族の闇に少しだけ触れた。

有料記事は月に1本書いていく予定で、11月の内容もすでに決めている。今度もあまり無料では披露したくない、私の心の闇に触れる。
本当はこれまでにも文章化したかったことだ。書けば楽になるような気がして。でも、見知らぬ人にさらっと読まれたくはない内容だから、書いていなかった。私の大事な「心」の部分だから、お金を払っても読みたいと思ってくれる人にだけ大切に読んでもらいたい。
これからも有料記事は「秘密」や「闇」に触れるものが多くなるかもしれない。ただ、そんなのばかりでも面白くないだろうから、ノウハウまではいかなくても、ちょっとは役立つような内容だったり、長めの大作だったり、連載ものだったり、いろいろ飽きられないように工夫していこうと思う。
そういう企画を考えるのも楽しい!

それから、2年前からずっとやりたいと言っていた「エッセイ集」もついに自費出版することにした!!
「やるやる」と言いながら先延ばしになっていて、やるやる詐欺になりかけていたが、今度は大丈夫だ。なぜなら、もう走り出したからだ。それも目的と締切があり、伴走者がいるから、実現することは間違いない。

何でもタイミングってあるよなぁと思う。何度も書いたことだけど、私は運がいいから、いつも「ここ!」というタイミングで救いの手が伸びてくる。
今回もそうで、「もの書きアーティスト」を目指し始め、有料記事を書き、そろそろエッセイ集の出版も実現させたいと思っていたら、へんいちさんのこんな記事に出会ったのだ。

簡単に言えば、来年1月の文学フリマ京都に出店し、へんいちさんが編集をして出版した<へんいち文庫>を出品・販売することにしたとのこと。そこで、「すでに出版している人はもちろん、これから出版を考えている人もこの機会に<へんいち文庫>から出版して、文フリに出品しませんか?今から急げばまだギリギリ間に合いますから!」という内容だ。

数日考えたし、夫にも相談した。そして、へんいちさんに編集のサポートをお願いすることに決めた。
夫にも「誰かのサポートがある方がいいと思うし、賛成」と言われた。
ただ、「その人で大丈夫なん?」と聞かれたが、「それは大丈夫」と即答した。
まだお会いしたことはなかったが、noteを始めた最初の頃からフォローしていて、ずっとへんいちさんのことは見てきた(読んできた)。
人柄も仕事ぶりも間違いない人だと、記事を読むだけでわかっていたし、私のように本を作りたい人の編集を個人で請け負って出版してきた実績もたくさんあるので安心だ。

早速、自分の作りたい本の内容とそのサポートをお願いしたいことをメールした。締切ギリギリだったが、快諾していただけた。
仕事ができる人って、メールを数回やりとりするだけでもそれがわかる。メールのやりとりだけで「任せられる」と思えた。すでに大船に乗った気分だ。

また、来年1月の京都文学フリマに出品するというプランに参加させてもらえることもポイントだった。
私には「気持ちの怠惰」はなくても、「体の不調による怠惰」はどうしてもあって、「しんどさ」に負けて動けなくなってしまうから。
「しんどいから動けない」「病気だから何もできない」とあきらめてきたが、どんなに不調でも仕事の締切は守れることに気づいたのだ。
ということは、締切を作って責任を持てば、怠惰は出ないということだ。しんどいのを我慢したり無理をしたりすることになるが、仕方ない。
体が悪いのにそこまでせんでも……、と思うかもしれないが、今の私はどこかで無理をしないと、一生本なんて作れない。この2年の間、「元気になってからやろう」と思っていたが、それを待っている間に体はどんどん悪くなっている。本の出版は遠ざかる一方だった。

だから、今だ、と思った。
アーティストになろうと気持ちが変わった瞬間からいろんなことが動き始めている。自分に必要なものがそばに集まってきている。それを感じているなら躊躇してはいけない。
誰でも生きていると、何度かリムジンが自分の前に停まることがあるという。大事なのはそのリムジンに乗り込む勇気を持つことだ。ためらっていたら、一瞬でリムジンは走り去ってしまう。
そういう直感みたいなものを、これまでもずっと大事にしてきた。それはいつも「当たり」で、何度かは奇跡のようなことも起きた。
またそれが来た、「今」なんだと思った。
そういう流れが来ているんだ。
どこかで無理をするなら、「今、無理をしよう」。
そう思った。

年内にエッセイ集を出版し、来年1月の文フリ京都に出品する。
目標ができた。ゴールが決まった。伴走してくれる人もいる。じゃあ、あとは走るだけだ。そうなると、私は強い。

昨日、へんいちさんにお会いした。
打ち合わせついでにランチをした。
「どこでも行きます」と申し出たが、「京都で仕事があるから」と、私の家の最寄駅で降りてくださった。体調を気遣ってのことだろう。そういうさりげない心遣いもありがたかった。
2時間以上お話したが、楽しくてあっという間だった。
noteでわかっていたけれど、やはり感じの良い、信頼できる人だった。
ライターの職業病で、ついエッセイ集とは関係ないことなどもいろいろ質問してしまったが、快く答えてくださった。
ライター魂を揺さぶるタイプの人だと思う。経験が豊富だから、掘れば掘っただけネタが出てくるのだ。この人の経験や知識をヒアリングして書いたら、すぐに2、3冊の本ができるな、と思った。
そういう人は話を聞いているだけで面白い。

そんな感じでリアルでの顔合わせと打ち合わせを終えて、また一歩進んだ。
お金をかけたくないのと在庫を抱えたくないのとでkindle出版にしようと思っていたが、表紙をハードカバーにしたいという気持ちを捨てられず、そこはまだ悩み中。(kindleはソフトカバーになる)
スポンサー(夫)に相談したら、お金は出してくれるというので、そこは甘えようと思う。ただ、このエッセイ集は「三部作」にする予定なのだ。1作目をハードカバーにしたら、あとに続く2作品も同じようにしなければならない。そんなにお金をかけていいのか、在庫はどうするかなど、もう少し考えないといけない。

まだ決まらないこともあるが、とりあえず年内刊行に向けて走り出した。
ちなみに、文フリの販売員としても参加させてもらう予定で、それもすごく楽しみだ。
文フリ、行ってみたかったんだよ~。
初めての参加で、さらに自分の初書籍を出品できるなんて最高!
<へんいち文庫>の他のクリエイターの方にお会いできるのも楽しみだし。
そんな宣伝も含め、本の内容と進捗については、もう少し進んでから改めて記事にしようと思う。

とりあえず、今日は「ようやく本作りを始めたよ」というご報告。
以前、本を作りたいと記事にしたら、「待ってます!」「楽しみにしています!」「予約します!」というお声もいただいていたから、「やるやる詐欺」にならなくてよかったと、ひと安心。
これから1ヶ月が勝負だ。今月は取材の仕事も4本入っているから大変だけど、今は楽しくて仕方がない。
やっぱり「ちょっと無理をしている」くらいの時間が、一番好きなのかな。こういう人間が病気になるのだと思うけど、きっと人生最後の「無理をする期間」になると思うから、後悔しないようにやり遂げるんだ。


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