163円突破──さぁ!!ここからはチキンレース
ドル円が、ついに163円台へ乗せてきました(7/21 23:54)
20時の記事を書いた時点では、
162.65円まで押し目をつけて反発した場面でしたが、
その後も買いの勢いは衰えず、163円を突破しています。
私が以前から書いてきた「163円進出ルール」が、
ようやく現実の相場になってきました。
ただ、163円を超えてしまったからには、
ここから先の展開と、トレードをどうするかが問題になります。
ロングか
ショートか
それとも、スルーか
【追記】ポンド売りもドル円を押し上げたのか
163円突破の背景には、円売りだけでなく、
ポンドドルの下落を通じたドル買いも影響していると考えられます。
ポンドドル(GBP/USD)が下落している状態は、
ポンドが売られ、その反対側で米ドルが買われていることを意味します。
ドル円は「米ドルと日本円」の組み合わせです。
そのため、マーケット全体で米ドルを買う動きが強まれば、
円側に大きな材料がなくても、ドル円には上昇圧力がかかります。
通貨の組み合わせから見ても、この関係は確認できます。
USD/JPY = GBP/JPY ÷ GBP/USD
ポンド円が大きく下落せず、横ばいに近い状態を保っているなかで、
分母となるポンドドルが下落すれば、
計算上はドル円が上昇しやすくなります。
つまり今回の163円突破は、単純な円売りだけではなく、
ポンド売りを通じて発生したドル買いも重なった可能性があります。

さらに、地政学リスクや原油高を背景とした有事のドル買い、
日本にとって負担となる原油高を意識した円売りが同時に進めば、
ドル円には二方向から上昇圧力がかかります。
ドルが買われ、円が売られる。
その二つが重なった結果として、ドル円は163円台まで押し上げられたと見ることができそうです。
ただし、ポンドドルの下落だけでドル円上昇のすべてを説明できるわけではありません。
ポンド円の動きや米金利、原油、地政学リスクも含め、複数の材料が重なった結果として観測しておきたいところです。
163円という大きな節目を達成したことで、
利益確定売りが入り、一度押し戻される可能性は十分にあります。
その一方で、ショート勢の損切りによる踏み上げが発生し、
さらに上へ走る展開も考えられます。
そして、ここまで円安が進めば、
当局による「果断な対応」が本当に来ても、おかしくない局面です。
順当に見るならば、
押し目を作りながら163円台を維持できるようであれば、
マーケットはさらに上を意識し始めるでしょう。
ただし、ここから先は、上がれば追いかけたくなり、
下がれば売りたくなる局面です。
まさに、163円突破後のチキンレースが始まったと言えそうです。
山頂へ着いた者は 空を見上げる
転ぶ者は 足元しか見えない
まずは163円という景色を受け入れ、その先を冷静に見ていきたいですね。

#FX
#ドル円
#為替
#163円
#チキンレース
#トレーダー心理
#テクニカル分析
#マーケット
#ドル円戦略
#ブラック目醒ラボ
いいなと思ったら応援しよう!
**市場の熱狂と崩壊、
人間の欲望と静かな思想。
ブラック目醒ラボでは、FX分析と思想哲学の観測記録を発信しています。
20年生きている老猫アポロンと共に、
今日も静かに観測を続けています。
いただいたチップは、創作・分析活動のために大切に使わせていただきます。**この記事は noteマネー にピックアップされました

