【その後】スナック社会科vol.12「『いつの日かガザが私たちを打ち負かすだろう-早尾貴紀対談集-』刊行記念 早尾さんと小田切さんにもっと嫌な話を聴く」
2025/08/28 更新
小田切さんと早尾さんの予定を追記、最下段
2025/08/15 更新
追記、下段
あっという間に終わってひと月近く経っていました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。その後も様々なことが起きていますが、パレスチナの国家承認への動きや、ネタニヤフのガザへの攻撃強化発言、高まる人道支援再開の要請、これらに対してお二人の話や当該書籍を読まれたあとではだいぶ見え方が変わったり、腑に落ちることもあったのではないでしょうか。私はそうです。
そして、この「もっと嫌な話を聴く」の前の、「嫌な話を聴く」の方で会場参加された皆さまに小田切さんから振る舞われたオリーブの塩漬けですが、そのオリーブを作っている農家ファエズさんのところに立ち退き命令が来たとのことです。あの味がシミシミでむちゃくちゃ美味しくてもりもり食べたオリーブです。

このファエズさんたち農場について、小田切さんの過去記事で取材したものがあるので是非お読みください。
■オスロ合意から30年 「土地なき民」になったパレスチナ人
(週間金曜日オンライン/2023.11.30)
また、ファエズさんの農場にかける信念については、これも小田切さんに教えてもらったこちらのイギリスの団体EAPPI UK & Irelandが運営しているホームページでも紹介されておりますので是非お読みください。
生きることは食べることでもありますが、人為的に飢餓状態が作られているガザと(本日までに餓死者は200人を超えました)、その手段を奪う西岸地区と、人が人であるためのものを根こそぎにぶっ壊しに来ています。それも計画的に。今朝はこの週末にネタニヤフ内閣で閣議決定されたガザ制圧(殲滅)計画の続報が続きましたが、その計画に合わせGHFが拠点を増やすとも下記に書かれています。
パレスチナの国家承認への動きについて、「オスロ合意の二国家解決をベースとする限り、国家承認に意味はないのではないか」「パレスチナの土地が不法に占領されている状態で承認することは現状の永遠の固定化にならないか」…疑問はボンボン出てきます。そして、そんな疑問から解決を強く望むも国家承認の署名やアクションへは躊躇されている方もいらっしゃるのではないかと思います。それもわかります。が、署名しました。
「国家」となることで、国際法上の縛りを効かせられるのではないか、ということに一縷の望みを賭けています。最近こちらの書籍を読んだのですが、
戦争犯罪とその裁判、ICC(国際刑事裁判所)の役割、その後の賠償など戦争における国際法について書かれたものなのですが、こちらも未だ終わらないロシアのウクライナ侵攻を事例に出して具体的に分かりやすく書かれていました。が、ロシアのウクライナ侵攻ではその国際法が適用されるものが、イスラエルのパレスチナへの不法占領やジェノサイドには全く適用されていないことが、読んでいてどんどんつらい気持ちになってきました。イスラエルの国際法違反はなぜ不問にされるのか。結局国際法も白人社会にしか適用されないのか。上記書籍にも1899年の国際法誕生について書かれているのですが、『いつガザ(略)』にあった林裕哲さんの発言と比較して読むと、「国際社会」の「秩序」をどのように作っていこうとしたのか分かるものになると思います。林さん発言部分については下記に記載しています。
今日は(時差的に明日?)国連安保理の緊急招集があるそうなので、もういい加減「国際社会」というものに絶望したくない思いでいっぱいです。【国家承認】についても書きたかったのですが、書ききれないので、また。
その後の小田切さん、早尾さんの予定やお仕事など以下記載します。
■ゴーストマガジンでの小田切拓さんの短期集中連載(一部有料)
先日も話題に出た日本政府主導のプロジェクト「平和と繁栄の回廊」について、より詳しく語られています。
■今月号の世界では早尾貴紀さんによるハミッド・ダバシ氏へのインタビューが掲載されています。
〈インタビュー〉パレスチナから目を離すな
ハミッド・ダバシ(コロンビア大学)、聞き手・解説=早尾貴紀(東京経済大学)
■早尾貴紀さんの講演会など
8/15(金)14:00〜、浜松市地域情報センターホール
【ガザ抹消は植民地主義の帰結である〜大国による中東分断、イスラエル支援と日本の関与〜」
(浜松・憲法9条の会主催)

8/30(土)16:00〜18:00、日野よりまし堂
【反復するジェノサイド〜パレスチナと日本、記憶と現在】
※終了後懇親会あり
9/5(金)19:00〜、大阪momobooks
【ハミッド・ダバシ著『イスラエル=アメリカの新植民地主義』刊行イベント 崩壊する世界に抗うために知る、新植民地主義とガザ】
早尾貴紀さん、藤原辰史さん
【ラジオ出演】大竹まことゴールデンラジオ!
8/18(木)番組中、14:30〜15:00頃の予定。
昨日今日、こちらは涼しく一息つけた感じですが、石川県の豪雨やまだまだ続く酷暑、国内外での気候変動による災害(もはや人災)、あっちもこっちも大変だと思いますが。どうぞ皆さまご安全に!
絶望している暇もありませんが、心身を守りつ生き延びましょうね。そして語ることをやめずに行きましょう!
2025/08/15 追記
小田切拓さんのゴーストマガジン短期集中連載が立て続けに更新されました。
そして、冒頭に記載しましたファエズさんの農園について、農園名義でプレスリリースとステイトメントが出ました。退去の日が迫っています。
【緊急声明:HAKORTINA農園を助けて】
イスラエル軍は、ヨルダン川西岸トゥルカルムのハコルトナ農場の破壊を命じた。これは、飢餓政策中のパレスチナの食糧主権に対する攻撃である。(略)私たちは、すべての国際パートナー、同盟組織、連帯運動に対し、この差し迫った犯罪に対して力強く声を上げ、8月27日のハコルティナ農場の解体命令が出る前に、農場を守るためにできる限りの緊急行動をとるよう呼びかけます。




下記、インスタの投稿に寄付先(go fund me)や、その他の支援の仕方がまとめられていますので、良かったらご協力をお願い致します。応援のいいねとシェアだけでも力になると思います。
「食糧主権」や「飢餓政策」なんて言葉を初めて知ったし、訳を調べたし。こんな言葉を発しなければ(発させなければ)いけないことが人類の失敗、というか近代から現代に発展して辿り着いたのがこんなことかよ、という気持ち。どうぞ宜しくお願い致します。
🇵🇸8/30(土)小田切拓さん・早尾貴紀さんがあちこちでお話されます。個人的には、小田切さんのダブルヘッダー2番目が、テーマと座組的に興味があります。
■小田切拓さん
・地平線報告会
「パレスチナの日常」
14:00~16:30 500円
於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール
・ひろがれピースミュージアムいたばし主催
「GAZAの現状に市民は何ができるか」
19:00〜21:00 zoom開催
■早尾貴紀さん
・よりまし堂開催
16:00〜会場参加のみ、終了後懇親会あり 1,500円残少
「反復するジェノサイド〜パレスチナと日本、記憶と現在」
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いつか乾杯しましょう!