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無理して復職すると、どうなるのか

僕はこれまでに3度の休職と復職を経験してきました。その中で強く思うことがあります。

「まだ復職できる状態じゃないのに、無理して復職してしまう人を止めたい」

ということです。

休職中の焦りって、本当に強いんですよね。職場に迷惑をかけている気がしたり、お金のことが気になったり、社会から取り残されている感覚になったり、、、。

本当は療養する時間なのに、ぐるぐる考えてしまい休めない。

だからこそ、まだ体調が回復していないのに、「もう戻らないと、、、」「とりあえず行ってみよう」と復職してしまう人が多いです。

でも、実際には、その選択がいちばん自分を苦しめる結果になりやすいと感じています。


回復には、大きく3つのステージがある

休職後の回復の過程をざっくり3つにわけると

  1. 療養のステージ
    ベッドで横になって休むことが中心で、日中の活動はほとんどできない時期。心も体も回復途中で、まずは「休むこと」そのものが治療になる段階。

  2. 日常生活のステージ
    朝起きて、ご飯を食べて、買い物など短時間の外出ならなんとかできる。いわゆる仕事がない日常生活ならギリギリ成り立つ時期。ただ、疲れやすさや体調の波は残っていることが多い。

  3. 仕事のステージ
    体力や集中力が戻り、「復職後の勤務に耐えられる状態」になった段階。

多くの方は、2の仕事がない日常生活ならギリギリ成り立つ時期に復職を考えます。僕も2度復職に失敗しているので、気持ちはよく分かります。でも、この段階はまだ「働ける状態」とは違うんですよね。

骨折している足で、急にマラソンに出るようなもの

イメージしやすいように足の骨折に例えてみます。

  1. 療養ステージ:骨折してギプスで固定している、動けない時期。

  2. 日常生活ステージ:ギプスをつけたまま、松葉杖をついて、なんとか歩ける時期。

  3. 仕事ステージ:ギプスを外して、松葉杖なしで自由に動けるようになり、走る時期。

多くの人が復職しようとするタイミングは、「ギプスと松葉杖があって、ようやく歩けるようになった」段階です。その状態で「ギプスを外して走ります」は無茶ですよね。

まだ骨がくっついていない状態で走り出しても、良い方向には向かわないのは明らかです。今より良くなることはなく、なんなら現状維持すら難しく、どうしても負荷に押されて悪化してしまいます。

しかも仕事に復帰すると、休職中のように「しんどいから今日は休もう」と自由にはいきません。復職の翌日からは、仕事の日々が続いていきます。走り続けなければならない、いわば長いマラソンのようなものです。

これがうまくいかないのは、あなたが弱いからではありません。ギプスが必要な段階で走ろうとすれば、誰だって同じように悪化します。

「復職できる状態」ってどんな状態?

じゃあ、復職ってできるってどういう状態なのか?

以前まとめた「復職準備のチェックリスト」で、その目安を解説しています。よかったらお読みください。

再休職になると、何が起きるか?

無理な復職の多くは、残念ながら再休職につながりやすいです。そして、再休職になると、問題がたくさん出てきます。

ここから先は、脅すためではなく「先に知っておくことで、自分を守れる」という意味で書きます。

医療面
・治療をやり直す必要が出てくる
・再発を繰り返すほど、回復に時間がかかりやすくなる

心の面
・「またダメだった」という自信の喪失につながる
・働くこと自体が怖くなる

社会的な面
・職場との距離が広がったように感じる
・業務内容の変更が必要になる場合もある
(ここは会社によって大きく違うので断定はできません)

経済的な面
・傷病手当金の残り期間が少なくなっていく
・会社の休職制度の残り期間が少なくなっていく
・結果として、焦りや不安が強まりやすい

など。

こうして見ると分かるように、休職が増えるほど、社会復帰のハードルは少しずつ上がっていきます。だからこそ、復職は慎重に、しっかり準備して臨むことがとても大切です。

慎重であること、準備をすること、焦らないこと。

焦らなくていい。あなたのペースで戻ればいい

無理な復職が近道に見えるのは当然です。僕もそう思っていました。でも、回復にはどうしても時間が必要です。

休むときは休む。

焦らなくて大丈夫です。あなたにはあなたのペースがあります。そのペースを大切にしながら戻っていくほうが、結果的に一番早く、社会復帰できると僕は思っています。

僕自身が何度も遠回りしてしまったからこそ、同じように苦しむ人が少しでも減りますように。

今日はここまで!

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あつき@うつ病会社員 いつも応援ありがとうございます!