「失敗とミスの違い」を活用した失敗を恐れない挑戦メンタルの作り方
どうも、足ひれ社長のヨシです!
「失敗を恐れずに挑戦しよう!」
一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか?
でも、現実はどうでしょう。 新しい技術に挑戦しようとすると、つい「危険だから」「まだ早い」と止めてしまう。 大事な試合前には「無理をしないで」「確実にいこう」とアドバイスされたり、教え子や後輩にしてしまう。
そんな経験、ありませんか?
私自身、指導者として多くの選手と向き合ってきました。世界選手権ファイナリストからパラリンピック選手、ジュニア代表選手から初心者選手まで、さまざまなレベルの選手たちを見てきて、ひとつの確信に至りました。
それは、「失敗」と「ミス」を混同してはいけない。挑戦から生まれる「失敗」を奨励し、準備不足による「ミス」を徹底的に防ぐ。これが真のチャレンジ精神を育てる指導の核心だ。
今日は、この似てるようでだいぶ違う、「失敗とミスの違い」について、具体的な指導経験を交えながらお話ししていきます。最後まで読んで、あなたも考え方をちょこっと変えてみてください!
多くの指導者が陥る「失敗回避」の罠
「失敗を恐れずに」と言いながら、実は指導者こそが選手の挑戦を妨げていることがあります。
なぜでしょうか?
それは、「失敗」と「ミス」を同じものとして扱ってしまうからです。
例えば、選手が新しい泳法に挑戦してタイムが落ちたとき。 「やっぱり元のフォームの方が良かった」と元に戻させる。
練習で思うような結果が出なかったとき。 「もっと基本に戻って練習しよう」と安全な練習メニューに変更する。
一見、合理的な判断に見えますが、実はこれが選手の成長を止めてしまうことがあるんです。
選手の皆さんもそんな経験ありませんか?
失敗とミスの本質的な違い
ここで、重要な区別をしましょう。
失敗とは何か?
新しい挑戦の結果として生まれる学びの材料
仮説を立てて検証した結果の一つ
次の挑戦に向けた貴重なデータ
ミスとは何か?
確認不足や油断による取り返しのつかない結果
事前に防げたはずの準備不足
基本的なルールや安全管理の怠り
例えば、研究の世界を見てみてください。 科学者は仮説を立てて実験し、予想と違う結果が出たとき、それを「失敗」とは呼びません。「新しい発見」と呼びます。
例えば、文具用品の「ポストイット」は、強力な接着剤を作ろうとして「失敗」した結果、弱い接着剤ができたことから生まれました。今では誰もが使ったことのある超便利グッズですよね。
これは「失敗」があったからこそ生まれた価値です。
一方で、実験器具の消毒を怠って汚染を起こすのは「ミス」です。 データの記録を忘れて実験をやり直すのは「ミス」です。
この違い、理解できるでしょうか?
実際の指導現場での体験:失敗を成長に変えた瞬間
私の指導経験で忘れられないエピソードがあります。
ジュニア代表の遠征中のことでした。ある選手が、レース以外の生活面で気を抜いてしまい、大きなトラブルを起こしてしまったんです。
その選手は責任を感じて、涙ながらに謝罪してきました。
「すみません、本当にすみません…」
確かに周りに迷惑をかけた行為でした。しかし、私はその選手を叱るよりも、まず一緒に考えることにしました。
「なぜこういうことが起きてしまったと思う?」
「今度同じような状況になったとき、どうしたらいいと思う?」
選手と向き合って話し合った結果、その選手の口から出てきた言葉は、
「もっと時間に余裕を持って行動したいです」
「自分に余裕を持って生活することが大切だと思います」
これは、まさに「失敗」から学んだ瞬間でした。
そしてここからが重要です。
この経験から、その選手は遠征中の行動や意識が変わりました。余裕を持って行動し、焦らないようにする癖がつきました。
すると、何が起こったと思いますか?
トラブルを二度と起こさなくなっただけでなく、その「余裕」が自分のレースにも影響したんです。
十分な準備時間を確保し、リラックスしてレースに臨めるようになった結果、泳ぎのタイムまで向上したんです。
この選手は、日常生活での「失敗」から、競技力向上につながる大切な学びを得たのです。
あなたも似たような経験、ありませんか? 仕事でミスをしたとき、そこから学んだことが後の成功につながった、という体験が。
ミスを防ぐ独自の仕組み:「妄想力」を使ったリスクマネジメント
一方で、ミスは徹底的に防がなければなりません。
「ミスが起きるのは大体確認不足と油断、つまりは準備不足」
これが私の考えです。
でも、わかります。現実問題として、やることが多くて十分な準備時間がない場合もありますよね?
そんなときに私が実践している方法があります。
まず、ミスを2つに分類します。
取り返しのつかないミス:例えば、選手の安全に関わる、大会出場に影響する等
仕方ないミス:多少の不便はあるが、なんとかなる
取り返しのつかないミスについては、どんなに忙しくても最優先で対策を行います。
一方、仕方ないミスについては、時間があれば準備し、なければリカバリー策を想定しておきます。
そして、ここが重要なのですが、どちらのタイプのミスに対しても、「妄想力」を使います!
「もしこのミスが起きたら、次の瞬間どうするか?」
「さらにそれがうまくいかなかったら、その次はどうするか?」
例えば、遠征先でのケース。
もし選手が体調を崩したら?
→ 近くの病院を事前に調べておく
→ 連絡先を複数確保しておく
→ 薬の準備をしておく
もし病院が見つからなかったら?
→ 現地のキーパーソンを押さえておき、連絡する
→ 大使館に相談する
→ 最悪の場合の帰国手順を確認しておく
もし帰国できなかったら?
→ 現地での長期滞在の準備
→ 保険会社との連絡手順
→ 家族への連絡体制
こうやって、「妄想」を重ねることで、実際にミスが起きても慌てずに対応できるんです。しかも、ここで「最悪のパターン」や「究極」を一度想定しておくと、大概のことが起きても焦らずビビらず対応できます。
これは、スポーツ指導に限らず、仕事でも子育てでも使えるテクニックです。私の持論ですが、スポーツでも仕事でも、「最悪、死ぬことはない」と思えば、ほとんどのことは冷静に対応できることは結構あります。
あなたも、何かトラブルが起きたとき、「あの時こうしておけば良かった」と思った経験はありませんか?
実践すべき3つのステップ
ここまでの話をまとめて、明日から実践できる具体的な方法をお伝えします。
Step 1:失敗とミスの明確な分類
まず、起こりうる事象を分類してみてください。
挑戦領域(失敗を奨励)
新しい技術への挑戦
今までより速いペースでの練習
大胆な戦略の実践
安全管理領域(ミスを防止)
基本的な安全確認
体調管理
道具の準備や確認
この分類ができると、自分の意識や、コーチであれば選手への声かけも変わります。
挑戦領域では、「どんどん試してみよう」「うまくいかなくても学びになる」、安全管理領域では、「しっかり確認しよう」「準備を怠らないように」という感じです。
Step 2:「妄想力」を使った事前準備
想定しておくべきリスクをリストアップしてみましょう。
取り返しのつかないミス
選手の怪我
大会出場権の失効
重大なルール違反
仕方ないミス
道具の忘れ物
軽微なスケジュール変更
不可抗力による練習の中止
それぞれについて、「もしこうなったら?」「さらにこうなったら?」と妄想を膨らませて、対応策を考えておきます。
Step 3:日常と競技の連携
先ほどお話しした選手の例のように、日常生活での「余裕」が競技にも影響することを伝えましょう。
時間管理の重要性
心の余裕が技術向上につながること
生活習慣・人間力が競技パフォーマンスに直結すること
挨拶によって新しい世界が切り開かれること
これを理解した選手は、競技だけでなく、人生全体で成長していきます。
読者の皆さんへの問いかけ
ここまで読んでいただいて、いかがでしたか?
あなたは「失敗」と「ミス」を区別できているでしょうか?
スポーツの場面だけでなくても、学校や職場や家庭で同じような場面に遭遇することがあるはずです。
自分はもちろん、後輩や部下や子どもの「挑戦」を応援しつつ、「基本的なミス」は防ぐ。 このバランスが取れると、周りの人たちの成長を支えられるリーダーになれます。
「妄想力」を使ったリスクマネジメントも、日常生活でぜひ試してみてください。
最後に、私が聞いて良いなと思った言葉をお伝えします。
「失敗は成功の母、準備は成功の父」
挑戦から生まれる失敗を恐れず、準備不足によるミスを防ぐ。 この両方ができたとき、本当のチャレンジ精神が育まれるのです。
あなたの指導や日常生活での経験で、似たようなエピソードはありますか? また、「妄想力」を使ったリスクマネジメントを試してみた感想があれば、ぜひコメントで教えてください。
みなさんの体験や気づきを共有することで、より多くの人の成長につながると思います。
ということで、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この内容が「なるほど!」と思えたら「スキ❤️」と「フォロー✅」、「シェア♻️」で応援していただけると嬉しいです。
それでは、また次回お会いしましょう!
またね〜
フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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