『失敗は成功のもと』は本当?挑戦する勇気を見つける秘訣
どうも、足ひれ社長のヨシです!
「失敗は成功のもと」
よく聞く言葉ですよね。でも、なんだか腑に落ちない...そう感じたことはありませんか?
私はこういったキレイごとに惹かれることも多いのですが、基本は斜に構えているひねくれ者です。(笑)
「失敗しちゃダメ」
「失敗は恥ずかしい」
「失敗したら怒られる」
あなたも子どもの頃から、知らず知らずのうちにそんな思い込みが刷り込まれていませんか?
でも、ちょっと待ってください。
そもそも「失敗」って本当に悪いことなんだろうか?
実は、多くの人が「失敗」と「ミス」を混同していることに気づきました。この2つは、まったく異なるものなんです。
今日は、その決定的な違いについて簡単にお話ししますので、最後まで読んでみてあなたの意見を聞かせてください。
失敗とミス、その決定的な違い
「失敗」と「ミス」。
一見似ているようで、実は大きく異なります。
「ミス」は、避けられたはずの間違い。
不注意による過ち。
考えが浅かったことによるトラブル。
例えば...
集合時間を間違える
練習のやり方を間違える
大会のエントリーを忘れる
準備物を持ってくるのを忘れる
同じ過ちをやらかす
こういった「ミス」は、確認や注意を怠ったことで起きる、避けられたはずのもの。
一方「失敗」は、挑戦の結果として起こる、学びのある経験。
例えば...
新しい泳法に挑戦して、記録が出なかった
これまでと違うレース展開を試し、途中で失速した
新しいトレーニング方法を取り入れたが、できなかった
好きな子に告白したが、フラれた
気になる募集に応募してみたが、落ちてしまった
「ミス」は繰り返してはいけないもの。
でも「失敗」は、むしろ必要な経験なんです。
代表落ちという"失敗"から学んだこと
私自身、競技でもそれ以外にも、数々の失敗をしまくってきました。
その中でも、最も印象に残っている「失敗」があります。
それは、学生最後の日本選手権。3年連続で日本代表の絶対的な地位を確立していた私が、まさかの代表落ち。優勝どころか3位に沈み、それまで持っていた日本記録も破られてしまったのです…。
閉会式での代表選手発表。
プールサイドに並ぶ選手たちを、観客席の片隅から平然を装いながら眺めていた時の気持ちは、今でも忘れられません。
それまで「日本代表」という肩書きが当たり前だった自分。その慢心が、この結果を招いたことは明らかでした。
でも、その後、この「失敗」が、私に大切なことを教えてくれました。
自分の練習への向き合い方。
モチベーションの保ち方。
そして何より、「当たり前」と思っていたことへの感謝。
その学びを胸に、根性を叩き直し、同じ年に日本記録を奪還。見事な復活を遂げることができたんです。
失敗を恐れないために
「でも、失敗するのは怖い...」
そう思う人も多いはず。その気持ち、痛いほどわかります。
勇気を出して挑戦した結果、やっぱりうまくいかなくて失敗してしまった経験がある方は尚更ですよね。
でも、ちょっと考え方を変えてみませんか?
挑戦を「テスト」あるいは「実験」だと思ってみるんです。
テストや実験って、結果が悪かったら「ダメだった」で終わりますか?
そうではないですよね。
「ここが弱点だったんだ」
「次はここをこうしたら良さそう」
「こんな方法もいけそうだ」
「これは意外といけてたんだ」
こんな感じで、新しい発見のチャンスとして捉えられるはず。
失敗も同じなんです。
それは成功への材料。
次のステップのためのヒント。
だからこそ「失敗は成功のもと」なんです。
「成長マインドセット」って知ってますか?
「失敗を恐れるな」
よく聞く言葉ですよね。でも、どうやったら失敗を恐れなくなるのか、具体的な方法を教えてくれる人は少ないと思います。
実は、この「失敗を恐れない心の作り方」について、すごく面白い研究があるんです。
社会心理学、発達心理学を専門としている、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック先生という方が、たくさんの学生や選手を観察して発見した「成長マインドセット(Growth Mindset)」という考え方です。
簡単に言うと、人には2種類の「頭の使い方」があるという話。
1つ目は「固定マインドセット(Fixed Mindset)」という頭の使い方。
「自分には向いてない」とすぐ思っちゃう
「失敗したら恥ずかしい」と心配する
「もともと才能がない」と決めつける
2つ目が先ほど出てきた「成長マインドセット」という使い方。
「まだ慣れてないだけ」と考える
「失敗も練習のうち」と思える
「頑張ればできるようになる」と信じる
どっちが楽しそうですか?
どっちが成長できそうですか?
実際の例を見てみましょう。
①新しい課題に挑戦する時
【固定マインドセット】
「無理かも...」と尻込みして、結局やらない
【成長マインドセット】
「へたくそでも楽しい!」と思って、どんどん試してみる
②試合で負けた時
【固定マインドセット】
「やっぱり自分には才能がない」と落ち込む
【成長マインドセット】
「次は違うやり方を試してみよう」とアイデアを考える
③難しい課題に直面した時
【固定マインドセット】
「どうせ私にはできない」とすぐ諦める
【成長マインドセット】
「ちょっとずつでも前に進もう」と工夫する
驚くことに、この「頭の使い方・考え方の違い」だけで、その後の成長スピードが全然違ってくるんです。
私も選手時代、最初は失敗が怖くて、恥ずかしくて、仕方なかったです。
指導を始めた時も、間違ったことを言ってしまったらどうしよう…選手の調子を悪くしてしまったらどうしよう…そんな風に思うと、声もかけられませんでした。
「今日の失敗も、明日の成功のヒントかもしれない」
「下手なのは、まだ練習が足りないだけ」
「毎日ちょっとずつ良くなればいい」
「まだたくさん失敗できる時期だ」
そう考えられるようになると、不思議と挑戦が楽しくなってきました。
今では選手たちにも、いつもこう伝えています。
「まだまだ伸びしろだらけだね!」
「ナイストライ!その思い切りは素晴らしい!」
「今度は一緒にあれにチャレンジしてみよう!」
これは単なる励ましの言葉じゃありません。科学的な研究で効果が証明された、本当に大切な考え方なんです。
成長マインドセットを育てるコーチング
ここからは、指導者の方もすぐに使える、実践的なアドバイスをお伝えします。
「失敗してもいいよ」
口で言うのは簡単ですが、本当に相手が失敗を恐れずにチャレンジできる環境を作るのは、実はとても難しいです。
私も指導者として、ここは常に意識している部分ではあります。
以下、具体的な声がけのポイントをご紹介します。
①失敗とミスを分けて伝える
「新しいことにチャレンジできたね!」
「どんな発見があった?」
「次はどんなやり方を試してみたい?」
「ここはミスが続いてるから、次は確実に潰そう」
②プロセスを評価する
「よく考えたね!よくそんな工夫できたね!」
「諦めずに頑張ったね!」
「キツいのにしっかり踏ん張ったね!」
③失敗を学びに変える雰囲気作り
指導者自身が失敗談を話す
失敗事例を共有する時間を作る
「次はこうしよう」という前向きな話し合いを促す
大切なのは、これらを一貫して続けること。
たまーにだけ、急に「失敗していいよ」と言っても、普段の態度や言動で「とか言って、失敗したら絶対怒られるじゃん…」という印象を与えていては、相手は本当の意味でチャレンジできません。
また、選手一人一人の性格や特徴によって、アプローチを変えていく必要もあります。
例えば...
完璧主義な相手
⇒小さな目標から少しずつ、成功に気づかせてあげる言葉がけ消極的な相手
⇒個別の環境や、安全な環境で徐々にチャレンジ経験を与えていく自信がない相手
⇒小さな成功体験を積み重ね、自分もやればできるんだということに気付かせる
最後に、私が大切だと思う言葉を共有します。
「指導者の期待は、選手の限界を決めてしまう」
これは、他者からの期待を受けることで、その期待に沿った成果を出すことができるという「ピグマリオン効果」という考え方です。
選手の可能性を固定的に見てしまうと、その期待値が無意識のうちに選手の成長を制限してしまう。逆に、選手の可能性を信じ続けることで、予想以上の成長を引き出せる。
だからこそ、指導者である私たちこそ、まず「成長マインドセット」を持つことが大切なんです。
まとめ
失敗を恐れるあまり、新しいことにチャレンジできない。
そんな経験はありませんか?
でも、その「失敗」こそが、あなたを次のステージへと導くかもしれません。
失敗とミスは違います。
ミスは繰り返さないよう避けるべきですが、失敗は必要な過程。
選手として、指導者として、そして一人の人間として。
今日から、失敗を味方につけて、新しい挑戦を始めてみませんか?
きっと、今までと違う景色が見えてくるはずです。
ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう!
またね〜
フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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