明日から使える!爆発的な成長を促す質問力の3ステップ
どうも、足ひれ社長のヨシです!
「何でそんなことしたの?」
「何回言えばわかるの?」
こんな質問をしたことがありますか?
または、こんな質問を受けて、胸がギュッと締め付けられるような気持ちになったことは?
実は、この何気ない「質問」の仕方が、あなた自身や周りの人の可能性を閉ざしているかもしれないんです。
「教えてもできない」
「言っても聞かない」
「何度説明しても理解してくれない」
指導者や先輩、親や上司なら、一度はこんなフラストレーションを感じたことがあるでしょう。
でも、考えてみてください。
あなたが「教える」「伝える」「説明する」といった一方通行のコミュニケーションをしていたら、相手は永遠に「受け身」のままではないでしょうか?
私が1,000人以上の指導者に伝えてきた「質問の力」。その本質は、相手の中にある答えを引き出し、自発的な行動を促すことにあります。
日本人の特性かもしれませんが、多くの選手や学生が「受け身」の姿勢です。言われたことは真面目にやるけれど、自分から考え、試し、挑戦することが少ない。
でも、本当の成長は、自ら考え、行動するところから始まるんです。
前置きが長くなりましたが、今日は人とのコミュニケーションツールであり、自分自身をレベルアップさせる手段でもある「コーチング」において重要になる、「質問力」についてお話ししていきます。
指導をする機会がある人や、指導を受ける機会がある人、そして自分自身に対するセルフコーチングが苦手な人はぜひ最後まで読んで、明日から実践してみてください!
なぜ質問が重要なのか?
受け身の姿勢が成長を制限する
まず初めに、真面目に指導者や先輩の指示に従う選手でも、自発的に考え行動しなければ、成長には限界があります。場合によっては、ハッキリ言って成長しません。
コーチングとは、相手の自発的な行動を引き出すためのコミュニケーションツール。つまり、ゴールは「相手が自分で考え、行動できるようになること」です。
自発的に動ける人は、外部からの知識やアドバイスを単に実行するだけでなく、自分なりに咀嚼し、応用し、さらに深めていきます。その過程で何か大きな気づきを得たとき、爆発的な成長が起こるんです。
2種類の質問とその効果
質問には大きく分けて2種類あります。それぞれどちらがいい悪いというより、これらを場面や得たい効果によって意識的に使い分けることが基本になります。
1. クローズド・クエスチョン
👉「はい/いいえ」で答えられる質問です。
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「今日の練習は楽しかった?」
「フォームは良くなったと思う?」
「もっと頑張れる?」
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✅ メリット:答えやすい、話のきっかけになる
❌ デメリット:思考が広がらない、会話が続きにくい
2. オープン・クエスチョン
👉5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を使った、広がりのある質問です。
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「今日の練習でどんな発見があった?」
「そのフォームで泳いだ時、どんな感覚がある?」
「もっとタイムを伸ばすために、何ができると思う?」
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✅ メリット:思考を深める、自己分析を促す
❌ デメリット:答えるのに時間がかかる、緊張状態では負担になる
あなたは普段、どちらの質問をすることが多いでしょうか?また、自分の頭の中で自分に問いかけをするときはどうでしょうか?
昨日・今日1日を振り返って考えてみてください️。
質問が人を変えた実例
「真面目な選手が代表選手へ」〜質問がもたらした劇的変化
私が指導をした、ある選手の話をします。
その選手は非常に真面目で頑張り屋さん。コーチに言われたことは必ずやり、どんなことにも前向きにチャレンジする選手でした。きっと誰がみても優秀で、真面目でいい子!と応援されるタイプの選手です。
でも、私からすると大きな問題がありました。それは、「言われたこと」に対する達成率は高くても、自分から工夫したり、分析したり、行動することはほとんどなかったこと。
そこで私は、その選手との会話で「指示」や「アドバイス」をできる限り避け、代わりに「質問」を増やしました。
「今の1本で、どの部分が一番うまくいったと思う?」
「それはなぜだと思う?」
「次の練習では、何を試してみたい?」
最初の頃は「えぇーと・・・なんだろう・・・?」と戸惑っていたんですが、次第に自分の頭で考える習慣がついてきました。そして、そのうち返答のスピードも上がり、質も変わっていきました。
「実は、今の泳ぎではこんなことを思っていました」
「その中で、ここが引っかかっていたんです」
「でも、こうしたらもっと良くなるかもしれないから、もう1本やってみてもいいですか?」
このように、自分が何者かを理解し、何がしたいのか、どうすれば良いのかを考えるようになりました。それによってモチベーションも高まり、自主練習でも創意工夫をするようになったんです。
その結果、記録は大きく伸び、ついには日本代表の座を勝ち取るまでに成長しました。真面目に頑張りつつも、徐々に伸び悩み始めた彼女が、何かブレイクスルーするかのような爆発的な成長が見られたのは、明らかにこの「考える力」が増してからでした。
指導者が声がけをする際は、一方的な指示命令ではなく、「今どんな感覚?」「水はどう感じる?」などと、相手の頭の中を覗き込みにいくかのように、質問を投げかけるようにすると、驚くほど上達が早くなることでしょう。
なぜなら、「答えは常に相手の中にある」からです。
指導者からの一方的な指示より、自分で考え、気づき、行動することで、本当の成長が生まれるんです。
これは自分が反省や振り返り、目標設定・計画立てをするときも同じです。ただ漠然と浮かんできた言葉を反省としてノートに書き残すのではなく、浮かんできた言葉に対して、自分で質問をして深掘りをしてみましょう。
そうすることで、自分でも気付いていなかった自分の考えや感覚の深いところが見つかるはずです!これがセルフコーチングに重要な作業なんです。この作業をすっ飛ばしている練習ノートを書いている人は、ここを一工夫するだけで、成長速度が爆発的に伸びることでしょう。
質問力を高める3つの原則
1. 無条件の肯定的関心
まずは内容の良し悪しは判断せず、相手の言葉をありのまま受け止める姿勢が大切です。
「でも」「いや」「そうじゃなくて」という言葉が癖になっていませんか?これらの言葉が浮かんできたら、一呼吸おいて飲み込むようにしましょう。
セルフコーチングの際も、どうしても自分の中での常識や善悪の物差しから逸脱するのって難しいですよね️。でも、もしかしたらそもそもあなたの中にある常識が少しずれていたり、過去に教えてもらっていた情報が実は間違って解釈していたのだとしたら、物差しがずれてしまっていることになります。
なので、深掘りしていく中で、自分の中で新しい考えや感覚が出てきたときには、それを否定するのではなく、「こんな考え方も意外とありなのかも?!」と一度肯定してあげる癖をつけましょう️。
本当の良し悪しはそれから実験、分析してから決めればいいんです。
2. 共感的理解
相手の立場に立って感情を理解しようとする姿勢です。
「そんなの気にしなくていい」「大したことないでしょ」ではなく、「それは大変だったね」「そう感じるのは自然なこと」と共感してみましょう。
それによって「きちんと私の痛みをわかってくれてるんだ。この人にならきちんと心を開いて、腹を割って本音を伝えられる。」と、より深掘りした話ができるようになり、より質の高いコミュニケーションが取れるはずです。
3. 自己一致
とはいえ、「じゃあとりあえず相手を全肯定して、寄り添ってるそぶりをみせればいいんでしょ?」というわけではありません。
自己一致とは、正直で誠実な態度を保つことです。建前(言葉)と本音(心)のズレは、相手にいつか必ず伝わります。
内心では納得していないのに「なるほどね〜」と言うのではなく、「その考えは初めて聞いたから、もう少し詳しく教えて欲しいな」と否定せずに正直に伝え、相手を理解する努力をしましょう。
セルフコーチングのための質問フレームワーク
質問の力は、自分自身に対しても効果を発揮します。心の中で自分に問いかけることで、自己成長を加速させることができます。
ここでは、さらにシチュエーション別に具体的な自分自身への質問例を考えてみました。練習として、いくつか目を閉じて、自分に問いかけてみてください。
毎日の振り返りに使える質問👇
「今日、最も満足していることは何?」
「今日のうまくいかなかったことから、何を学べる?」
「明日、少しでも改善できることはなんだろう?」
モチベーション維持に役立つ質問👇
「なぜこの目標を達成したいの?」
「理想の自分に近づくために、今日できる小さな一歩は?」
「過去に困難を乗り越えた時、どんな強みを発揮したっけ?」
心の整理に効く質問👇
「今の感情って、自分に何を教えてくれてるんだろう?」
「1年後、この問題はどれだけ重要だろう?」
「最悪の事態は何?そしてそれにどう対処できる?」
質問が効果を発揮しない3つの落とし穴
せっかく質問しても、効果が出ないケースがあります。その主な原因は・・・
1. タイミングの問題
相手が考える準備ができていない時に、深い質問をしても効果はありません。まずは信頼関係を築き、「今、質問に答えられる状態か」を確認しましょう。
2. 自分の答えを押し付ける質問
「○○した方がいいと思わない?」という誘導尋問になっていないか注意しましょう。本当にオープンな質問になっているか常に自問することが大切です。
3. 質問の洪水
質問攻めにすると、相手は圧迫感を感じます。
「なるほどね〜」
「それはいいね!」
「それは私も経験したことあるよ!本当にそうだよね!」
こんな感じで適度に相づちや肯定を交えながら、一つずつ、相手の反応を見ながら進めましょう。沈黙も大切な時間です。
明日から始める質問力の磨き方
「質問力」を磨くための日常実践法
私自身が実践している質問力向上の方法をお伝えします。
結論から言うと、量をこなすことが最重要です!
結局量かよ!となってしまいますが、やはりコーチングは十人十色なので、マニュアルでどうにもなりません。でも、たくさんの人と話していくうちに、どんな質問をすると相手が考えやすいか、相手に考えて欲しいことを考えてもらえるかを感じ取れるようになっていきます。
指導現場では、忙しさからついティーチング中心になりがちです。そこで意識的に、伝えたいことがあってもあえて質問形式にして、相手から答えを引き出す練習をしてみましょう。
例えば、相手に口にして欲しいキーワードを言ってもらうための練習として、「今日の練習は○○時までだよね?」と言うのではなく、「今日の練習って何時までだっけ?」と質問して、相手の口から「○○時」というキーワードを引き出すという超簡単な質問から練習してみてもOKだと思います。
また、実際の指導の場面になったら、自分が話すことを一旦我慢し、相手の意見をまず聞くことを意識してください。反論や割り込みをせず、積極的に傾聴する練習をすると、相手の本当の考えや意識を知ることができ、より効果的な質問ができるようになるでしょう。
明日から試せる3ステップ実践法
Step 1:意識的に「待つ」
すぐにアドバイスや否定を口にしそうになったら、一呼吸置きましょう。相手の言葉が途切れても、すぐに話さず、次の言葉を少し待ってみる習慣をつけましょう。相手にボールを渡し続けるのが極意です。
Step 2:「問い返す」習慣をつける
「具体的には?」「それって、実際どんな感じ?」「もう少し詳しく教えて?」など、相手の言葉を深掘りする癖をつけましょう。
相手も99%の確率で、自分の考えがまとまっていません。段階的に深掘りすることで、相手を自己分析のプロセスでサポートできます。
また、セルフコーチングにおいても、自分が初めに出した考えはまだ未完成のものです。そこからどんどん深掘りをして、本当に自分が考えていることは何かを深掘りする癖をつけましょう。
Step 3:「確認」を忘れない
「つまり、今言ってくれたのは○○ということ?」と、理解を確認し共有することで、認識のズレを防ぎましょう。
質問で深掘りしてたくさんの情報を引き出したら、今まで出てきた材料を一旦整理する時間も大切です。
私たちは同じことをさしているとしても、言い方やニュアンスに必ずズレがあります。そのズレを認識するためにも、この確認作業は共通認識のために非常に重要になります。
最後に
質問の力を身につけることは、コミュニケーションの質を高めるだけでなく、自分自身の思考の質も向上させます。
私たちの社会では、「教える」「伝える」「指示する」ことに価値が置かれがちですが、実は「問いかける」質問力こそが、人の可能性を最大限に引き出す鍵なのです!
明日からの会話に、意識的な「問いかけ」を取り入れてみてください。その小さな変化が、あなた自身や周りの人々の人生に大きな影響を与えるかもしれません。
また、人に問いかけたり、深掘りができるようになると、自然に自分自身にもそれができるようになります。そうすることで、常に思慮深く、質の高い思考ができる人になれるでしょう!
ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました。
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またね〜
フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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