ゆるめて響く 巡り支える5つのシステム 健やかさの周期、施術の賞味期限【氣の整体・科学的知見を交えて #出張整体】
ゆっくりとした押圧で血流を促し、
身体を深い休息へと導きます。
身体が落ち着き、頭は静まり、心は安らぐ。
この「心身の手入れ」が、代謝力と回復力を高めます。
長寿を生き抜くための、
上質な調律時間をあなたに…
そのひとときが、明日を健やかに歩むための
一助となりましたら幸いです。
健康管理士一般指導員・氣の整体師 直江義明
本稿は、人生の歳月を重ねられた方への
解放を深める『大人の手入れ』のご案内です
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前回記事
前回記事では、心身がゆるむときに生まれる「深い安心」について触れました。本稿は、その安心が身体の巡りとどのように結びついているのかを、科学的な視点から補足する続編となりますが、前回記事もお読みいただけますと、施術の全体像がはっきりと映し出されると思います。あわせてご覧いただけましたら幸いです。
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身体の巡りを支える5つのシステム
氣の整体と称した施術を続けて18年を過ぎました。これまでご縁をいただいたすべての方々のお蔭で、今の私がおります。心より感謝申し上げます。そして、これからお会いする皆さまにとっても本稿が静かなご縁となりましたら幸甚です。
なお、本稿は医療的な診断や治療を目的とするものではなく、18年の施術経験と、身体の仕組みに関する科学的知見をもとに、心身の巡りを私なりに紐解いた内容となります。
私の施術は強揉みではありません。知らず知らず溜まった澱みを濯ぐように、心地よく全身に押圧をかけ続け、心身のこわばりをほどき、そっと巡りを取り戻すことを目的としています。派手さはありませんが、身体の深いところにゆっくり働きかける施術です。
今回は、氣の観点はいったん脇に置き、「施術の効果はどのように現れるのか」「なぜ定期的な施術が身体の健やかさを支えるのか」この二つを、身体の5つのシステムの働きから考察いたしました。施術の賞味期限にも触れながら、日頃、私が意識している施術のポイント、身体の仕組みについて、皆さまと共有できましたら大変嬉しく思います。

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施術の第一歩
まず私の施術では、自分では触れにくい背中(背骨の両サイド)を丁寧に解すことから始まります。ここは、私たちの意志とは無関係に働く自律神経の重要なルート(交感神経幹)が走っています。
ふっと背中が緩み、無自覚だった力みが静かにほどけ、その変化がドミノ倒しのような好循環のスイッチとなります。そこから、身体を支える5つのシステムがそれぞれ本来の巡りを思い出し始めます。その後は、お身体の状態に合わせて施術を展開し、全身を丁寧にほぐして参ります。
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System1.血管・血流
身体を優しく刺激し、全身にそっと触れ続けると、心地よい摩擦を感知した血管内壁の内皮細胞は一酸化窒素を発生させます。ガス状分子である一酸化窒素の寿命・半減期は、数秒から数分と極めて短いものですが、分泌された瞬間に血液中の成分と結合して巡りのカプセル(S-ニトロソチオール)に姿を変え、全身の血管を広げる解放ドミノが始まります。
近年注目されている研究(千葉大学等の一酸化窒素動態研究)によると、この一酸化窒素による血管の柔軟性向上や拡張効果は、一般的に数日から約1週間維持されると言われています。血流改善は身体の潜在力を発揮するうえでとても重要であり、眠っている細血管や毛細血管を呼び起こすように施術を行います。
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System2.リンパ
リンパは体内の老廃物を回収する働きをしていますが、血液における心臓のような強力なポンプがないため、非常にゆっくりと流れています。施術において早い段階で背中をほぐすのは、自律神経を整え、横隔膜の緊張を和らげる為です。
横隔膜は、乳び槽のすぐ上に位置し、呼吸のたびに乳び槽を圧迫してリンパを胸管へ押し上げる「全身リンパ循環の主要なポンプ」として働きます。活動量が低下するとリンパの自然な流れが弱まり、再び古い水分や老廃物が再び滞り始めるのが、解剖生理学的におよそ1〜2週間の周期とされています。
施術においては、リンパの静かな巡りを支えるため、まずは背中の緊張を丁寧にほどき、横隔膜がのびやかに動ける状態を整えていきます。
乳び槽
お腹の奥(みぞおちの裏、背骨の近く)にある、下半身や腸から集まったリンパ液が一時的に溜まるリンパ最大の貯留タンクです。
胸管
人間の体で最も太いリンパ管。下半身および左上半身のリンパ液を集めて心臓へと戻す、体内下水道のような重要な役割を果たしています。
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System3.筋膜・筋肉・筋・腱
人の身体は、歳を重ねるごとに筋肉を包む筋膜や腱の水分は失われ、コラーゲン線維が癒着して、まるで引きちぎれそうな古い輪ゴムのように硬くなっていきます。
日本徒手療法医学会などの論文に証明されるように、優しく持続的な押圧で身体をほぐしてゆくと、ドロドロに固まっていたヒアルロン酸などの組織液が、サラサラの液状へと変化します。
しかし、組織学において、身体を動かさない状態が続くと、筋膜はわずか1週間で再び脱水と癒着を始め、組織の硬化が進んでしまいます。そして、元のガチガチな状態へ戻りきってしまうタイムリミットはおよそ2週間とされます。古い輪ゴムが再び乾ききる前、つまり2週間以内に新たな手入れを重ねることが、関節の可動域を守るための合理的な選択となります。
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System4.脳・神経
前回の記事で、私たちの脳にある島皮質という、内臓や身体のロードマップを描く特別なセンサーについて取り上げました。背中を優しくほぐす施術によって、皮膚にある神経(C触覚線維)は、心地よさを島皮質にダイレクトにその信号を送ります。
島皮質は、その心地よさを内受容感覚(身体の内側の感覚)として受け取り、自律神経のスイッチをリラックスモードへと切り替えます。島皮質が満たされると、私たちは初めて「私は今、ここにいて大丈夫だ」という深い安心感を味わうことができるのです。
しかし、ここで脳の生体恒常性(ホメオスタシス)という仕組みが立ち塞がります。長年凝り固まってきた身体は、島皮質に心地よさを届けても、脳は「古い(硬く緊張した)状態こそが日常である」と記憶しているため、わずか約3日〜1週間で元の緊張した状態へ引き戻そうとします。
島皮質が受け取った深い安心感が消えきる前、つまり、脳が硬く緊張した古い記憶を思い出す1〜2週間以内に、再び「心地よく緩み安心した感覚」を上書きすること。これが「この健やかさこそ本来の居場所なんだ」と、静かに脳が思い出していくための大切な周期と考えられます。
そして施術の最終盤では、眼窩(目の周り)にもそっと触れさせていただきます。お顔を走る三叉神経の緊張を静かにほどき、脳へ「もう大丈夫ですよ」という安心の合図を届けます。
島皮質
身体の内部の状態(痛みや心拍など)や五感などの感覚をキャッチし、それを感情(不安や喜びなど)や意思決定へと変換する脳の司令塔です。
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System5.脳脊髄液
全身の筋肉や筋膜がほぐれ、特に背中のこわばりが静かにほどけていくと、胸郭や骨盤の動きに余裕が出て姿勢が整いやすくなります。そして、それは気づきにくくとも、頭蓋から仙骨までを巡る脳脊髄液の流れを穏やかにサポートし始めます。
脳脊髄液は、脳と脊髄を静かに潤し、老廃物の排出や内側の環境を整える大切な巡りの水です。酸素や栄養は血液から届けられますが、脳脊髄液はその環境を清らかに保つ役割を担っています。施術の最終盤で頭部にそっと触れ、優しい圧をふっと手放すとき、その解放の瞬間が、脳脊髄液の流れに静かな広がりをもたらします。
しかし、日常の座り癖や重力の積み重ねによって、背骨や骨盤には再び微細な歪みや硬さが宿り始めます。その影響で脳脊髄液が巡りを弱めていくのが、生理学的なリズムとしておよそ2〜3週間とされています。頭の重だるさや自律神経の乱れを予防するためには、この周期を意識した施術間隔が効果的と考えております。
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+αの視点 加齢による回復力の遅れ
もう一つ、意識しておきたい明確な事実があります。 それは、歳を重ねるほど細胞が生まれ変わる周期(ターンオーバー)そのものが長くなるということです。
若い頃であれば、少々無理をして疲れた身体でも、約28日周期とされる高い代謝力によって自ら修復し、早い段階で良い状態を保つことができます。しかし、シニア・グランドシニア世代の細胞は代謝周期が40〜60日と大変ゆっくりで、古い細胞を長く使わざるを得ない状態へと変化しています。
この古い細胞は水分を失いやすく、硬くなりやすく、疲労の影響を受けやすくあります。だからこそ、たとえ古い細胞を長く使わざるを得ないとしても、その本来の力を発揮できるよう、以下の環境(5つのシステム)を整えゆくことが肝要となります。
血流が巡り、酸素と栄養が届く環境
リンパが流れ、老廃物が滞らない環境
筋膜が柔らかく、動きが滑らかな環境
神経が過緊張から解放されている環境
脳脊髄液が静かに巡り、中枢が整う環境
これまでご説明して参りました通り、5つのシステムは、どれも1〜3週間で施術前の硬さや滞りに戻りやすい性質にあります。つまり、5つのシステムの不調は、ゆっくりとしたターンオーバーの身体にとって、その回復力を大きく弱める追加要因となるのです。
それ故、シニア・グランドシニア世代においては、古い細胞を長く使わざるを得ないなか、意識して5つのシステムの手入れを続ける重要性を思うのです。これが「定期的に施術を重ねる」理由であり、静かに健やかさを守り続けるための大切な選択だと感じております。
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結び
身体のこわばりがほどけ
巡りが静かに整いはじめると
私たちの心もまた
ゆっくりと解放へ向かいます
痛みや重だるさという身体の声が静まると
心は初めて
「私は今、ここにいて大丈夫だ」と
深い安心を思い出すことができます
身体の解放は、心の解放の入口です
その入口をそっと開き続けるために
定期的な手入れが静かに寄り添ってくれると
私はそう信じております
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申し訳ございませんが、画像では電話番号を伏せております。
ご連絡は apuchan345 ( ) gmail.com までお願い申し上げます。
迷惑メール防止のため、( ) を @ に変えて送信してください。
施術中や移動中はお返事が遅れることもございますが、
一通ずつ丁寧に拝読し、折り返しご連絡させていただきます。
お伺い可能な地域は関東とその近県となります。
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揉みほぐすだけでは届かない心身の奥深い巡り、そして心地よさと解放。滞りを解き、本来の健やかさを呼び覚ます「大人の手入れ」を目指します。30年を超える氣の施術経験と健康管理士の知見、東洋思想の思索を背景に、おひとりおひとりの「生涯、歩みを共にする心身」に静かに寄り添います。
歳を重ねるほど、自力の手入れに加えて「ゆだねる手入れ」の重要性は増してきます。その変化を受け入れ、心身を他者に委ねる時間もまた、健やかな長寿を生き抜くための大切な養生となります。日々の健やかさを支える、定期的な「心身の調律」をおすすめしています。
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※ 氣の整体は良質なリラクゼーションであり、
心身の回復力向上を目的としています。
疾患へのアプローチは医療機関で行っていただき、
健康維持の習慣としてご利用ください。
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大切な方へのご案内
「最近、身体が重い」とおっしゃるご家族様に、この「ゆだねる手入れ」を一つの選択肢にして頂けましたら幸いです。住み慣れた場所で、ご移動の負担なく、心身に静かな休息をお届けいたします。
直江義明 拝
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参考資料
理化学研究所「生体内の一酸化窒素動態:NOの産生、授受、消去システムの構造機能解析」城生体金属科学研究室(2014年頃)[PDF]
『高齢者の不動に伴う組織変化に対する徒手療法の介入周期についての考察』, 奈良県理学療法学, Vol. 18.[PDF]
Cleveland Clinic 『Lymphatic Drainage Massage(リンパ生理学とその手技効果に関する医学解説)』[Web]
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